NHKのプロフェッショナルを観ました。今回は、過労死問題で活躍する川人博弁護士が主役でした。「過労死」を社会問題としたのはこの人と言っていいのではないでしょうか。ずいぶん前からこの人は有名でした。NHK事案も電通事案も新国立競技場議案もすべてこの人の担当でした。私はこの人の行動を見ていて「水俣病の原田正純さんに似ているなあ」と思いました。被害者(患者)への寄り添い方、行政との対峙、戦いへの戦略・柔軟性など、共通点が多い気がしました。人間味あふれるところもそっくりでした。そう思っていたら番組の中で、川人さんが社会正義にめざめるきっかけとなったのは「公害」である旨が紹介されました。私はこの部分は重要だと思いました。私の小学校時代も、ニュースと言えば「公害」か「ベトナム戦争」でした。「暗いなあ」と目をそらそうとしながらも、公害の団体交渉における被害者による糾弾、ベトナムの戦場の惨劇は強烈に脳裏に焼き付いており、自分の社会を見る基本につながっているような気がしてなりません。きっと、原田さん、川人さんと共有できるものがあるのだと思います。しかし、権力は狡猾です。団体交渉なるものが白日のもとにさらされることはなくなりましたし、戦場の情報統制は「惨劇」を覆い隠すようになりました。
 そんな中、やはり川人弁護士はすごいと思いました。「どんな高い壁も乗り越える」という強い意志。「国家を相手に闘うための戦略」この2つに感銘しました。それを、基本ひとりでやっているところが個人的に「いいな」と思いました。ただ、「過労死」に向き合うだけあって、休日のひとときを大事にしているところもいいなと思いました。行きつけの喫茶店でコロンビア産のコーヒーを飲む時がとても幸せだと言っていました。「休む」ということの重要性を身をもって示しているようでした。
 川人さんは言いました。「裁判は勝っても、社会が変わらなければ・・・・・」過労死だけでなく、いじめ、ハンセン病・・・・多くの課題に共通する最大のテーマだと思いました。

[PR]
# by yksayyys | 2017-11-23 18:46 | 社会 | Comments(0)

労働安全推進委員会

 水曜日に職場の労働安全推進委員会が開かれました。管理職と学年主任、事務職員が出席しました。ほとんど、管理職と私のやりとりで終始しました。時間の割合でいくと私が7割質問・意見を述べ、管理職が3割それへの返答を行うという感じでした。管理職は、ストレスチェックや勤務実態調査をもとに「ちゃんとやってますよ」と言いたげでした。私は「いくら、調査を積み重ねても早く帰宅を促しても、ストレスのもとになるもの、残業の原因になっているものを取り除かなければ意味がない。」「市教委は『働き方改革』をどう具体化するつもりなのか」「研究公開への義務出会強制が現場の混乱をもたらしている。」「現状を改善せずに2学期制に移行するなどもってのほかである。」「S市の教育行政はパワハラ行政と揶揄されているがどう考えるか。」などの意見を伝えた。校長、教頭は誠意をもって答えたと思っている。が、問題はその先にいるK教育長である。組織的な取り組みが求められている。
[PR]
# by yksayyys | 2017-11-23 18:28 | 学校 | Comments(0)

100分で名著はラッセル

 NHKのEテレ「100分で名著」は現在、バートランド・ラッセルの「幸福論」を扱っています。高校2年生の時にこの「幸福論」を読みました。動機は不純なものでした。ある英語の参考書(原仙と呼ばれる定番)に「長文読解に最も引用されるのがラッセル」と書いてあって、「じゃあ、筋でも覚えておくといいかも」と思って購入して読みました。あと、イギリスの本を読んでいた時に「イギリスを代表する学者」としてトインビーとともに名前があがっていたのを覚えています。内容を覚えていないところを見ると、よく意味がわからなかったものと思われます。番組を見ていると「幸福は待っていても来ない。幸福をつかむために行動すること。」という事が言いたいようです。ラッセルはアインシュタインとともに「平和声明」を出すなど社会活動に積極的でしたし、私生活でも常識にとらわれる人ではありませんでした。「積極的人生」を求める人のために良い本なのかもしれません。
 裏番組の「プロフェッショナル 川人博」を気にしながら見ました。週末はそっちを見ようと思います。授業で使えそうなので・・・

[PR]
# by yksayyys | 2017-11-21 06:31 | 社会 | Comments(0)

 本日は薩摩川内市文化ホールで開かれた「明治維新150周年記念シンポジウム」に行ってきました。定員800名で「予約でいっぱい」と聞いていましたが、その通り大勢の参加者でした。知っている顔もいっぱいいました。勤務校の教頭も動員されたのか招待者席に座っていました。今回、楽しみにしていたのは落合弘樹、勝田政治という中央にいる歴史学者の講演でした。ちなみに勝田さんは明治維新学会の会長で、落合さんはその事務局長です。落合さんは西郷の、勝田さんは大久保の研究者です。落合さんは、だいたいの西郷の生涯を若干の考察を交えて話されました。征韓論の部分は「あとでシンポジウムの時に」と話されませんでした。勝田さんは、大久保研究者ですので西郷を持ち上げることはなく、だいたい私の考えている事に近い考え方だと思いました。それが聴けただけでも来た甲斐があったというものでした。
 シンポジウムは、それに黎明館の市村さん、集成館の松尾さん、志學館大学の原口さんという地元の代表的近世史家が加わり、第1回の時と同様に明治維新150周年推進室の吉満さんが司会をするという形態で進められました。時間配分もドンピシャリでしたのできっと細かい打ち合わせができていたのだろうと思いますが、それだけ司会の吉満さんは大変だっただろうなと思います。原口さんも今日は「PR大使」みたいではなく、きっちり歴史の細部にわたる話をされていていつになく面白かったです。松尾さんだけは、スライドを使って話されていましたので見る人には説得力があっただろうなと思います。あと、「なるほど」と思い妙に感心したのは、他のシンポジストが話している時にうんうんとうなずくのは原口さんだけで後の人たちは一度もうなずかなかったような気がしました。「そうかなあ」「本当かなあ」「違うんじゃないの」と思っている風で「さすが研究者」と感じました。最後は、お楽しみ抽選会でしたが、何も当たりませんでした。
 さあ、今日のシンポジウムの内容を文章に活かすかどうか!ゆっくり考えてみようと思います。

[PR]
# by yksayyys | 2017-11-19 21:56 | 社会 | Comments(0)

県大会終わる

 金曜日に中社研の県大会が終わりました。終わってみれば「いい県大会だった」と思います。懸案だった公開授業も、私にすれば「ずいぶん良くなった」と思いました。7月に授業者からはじめて授業案を聞かされた時は「え、どうして?」という感じでした。その後4回の研究会を経た後も「いったいどうなることか?」という状況に変わりはありませんでした。その後、私と中社研の重鎮Kさんとでいくらか相談に乗る形で本番を迎えました。導入から展開に至る過程がとても良かったです。研究委員のアドバイスを効果的に取り入れていました。それに、元気いっぱいの中2の生徒たちが応えていました。はつらつと活発な授業展開でした。後半は、授業研究で指摘されたように「グループ発表」となってしまい、「深まり」に欠けたかとは思いますが、全体的にはとても良かったと思いました。Sさんとても頑張りました。
 授業研究では厳しい意見が多く出されました。どれも的確で貴重な意見だったと思います。ただ、これまでの流れを知る私としては「拝聴しながら」も内心「Sさん頑張りましたよ」と言いたい気分でした。重鎮Kさんもそう思っていたようで、飲み会の席で私に「いや、よく頑張った。今日は授業研究では何も言わないつもりだった。」と言っていました。そういえば授業研究でKさん一言も発言しませんでしたが、私と同じ思いだったようです。
 講演も良かったです。帝国書院の地図帳の資料を提供しているというK大のF先生の講演でした。農業地理学が専門というFさん、現場での講師経験もあるとのことでした。パワーポイントに出される表や地図、グラフがとても貴重なもので目が離せない時間が続きました。講演自体は50分で終わりましたが、残り40分は質疑応答に終始しました。私も司会をしながらたくさんの質問をしました。これからぜひ中社研の活動に関わってほしいと思いました。Fさん、飲み会にも来られて多くを語ってくれました。良かったです。
 今回は昨年に続いてska370さんも参加してくれました。授業研究でも貴重な意見を述べていました。小学校からもうひとり参加されていましたし、私立中学からの参加も増えていました。こうやって広がっていけばいいなと思いました。
 困ったことが二つありました。人災と天災です。会場校の管理職とは最後までうまくいきませんでした。「どうしてそんな事を言うのかな。」と思いました。校長より教頭の対応にカチンと来ました。もう会うこともないでしょうが・・・もうひとつは、天候です。いやあ、寒かった。体育館だけによけいに冷え冷えとしました。大隅のM中での大会を思い起こすほどの寒さでした。
 飲み会も盛り上がりました。とりあえず、一区切りということでしょうか!自他ともにお疲れえ!!!!

[PR]
# by yksayyys | 2017-11-19 07:36 | 社会 | Comments(2)

今日は県大会

 今日は、中社研県大会です。今回は研究委員会つまり授業検討会が合計4回も開かれました。出席者も多く、はじめて予算をオーバーしました。意見もたくさん出ましたし、アイディアもいっぱい出ました。素材となった「茶の栽培」にみんな詳しくなりました。ここが私たち授業者以外の人間の「おいしいところ」です。授業者も相当悩んでいました。が、事前授業をして「分量の多さ」に気づきだいぶフレームを整理したようで昨日はすっきりした表情でしたので例年のように模擬授業をしてもらったりはしませんでした。今回はこのSさんを研究会に誘い込めたことで成功だと思っています。苦しんだのは、会場校との折衝です。世の中にはいろいろな人がいるものだと思いました。前日までトラブル続きでしたのでおそらく今日もいろいろあるだろうと思います。ともかく乗り切って、夜においしいお酒を飲みたいと思います。 
 ska370さんも来ます。楽しみです。入院とかもあって、いつもより仕事をしなかった私でした。

[PR]
# by yksayyys | 2017-11-17 06:58 | 社会 | Comments(0)

別れ

 Hさんの通夜に行ってきました。中社研県大会の会場準備を終えた後、鹿児島市内まで車を走らせてきました。葬祭場は、中高生でいっぱいでした。現職教員56歳。まだまだやりたい事はいっぱいあったことでしょう。入り口で次男坊に会いました。私にとっては教え子になります。「元気してた?」の問いかけに彼は「昨日でした。(棺の中の父を)見てあげて下さい。」と答えました。何と無駄のない簡潔で美しい言葉でしょう。私は促されるままHさんの棺に歩を進めました。遺影はずいぶん若い頃のものでした。同じ音楽仲間のつれあいさんが好きな写真なのでしょう。素敵な笑顔でした。棺の中のHさんは、思っていたよりふっくらとした姿でした。生前、私たちがよく見ていた顔でした。
 私は遺影の写真を見てから駐車場に戻るまでずっと泣いていました。香典代のお札を準備するために(1万円札を崩すために)買ったファミマのハンカチがびしょ濡れになりました。
 帰ってからつれあいさんの挨拶状を読みました。「常に手本となる存在」「理想的な父親」とありました。ピアノはショパンが好きだったということです。「緑の山河」「組合歌」以外の演奏も聴いておけば良かったと思いました。
 私を大事にしてくれたHさんさようなら。ずいぶんつらい闘病生活だったようです。「かの地でゆっくり休んで欲しい」つれあいさんがそう挨拶状に書いていました。
 告別式に出たかったのですが、明日は中社研県大会。不義理をお許し下さい。

[PR]
# by yksayyys | 2017-11-16 22:16 | 社会 | Comments(0)

どうぞ、研究授業へ

 12月15日に研究授業をすることにしました。3年に1回義務づけられている研究授業でもあり、小中一貫教育の取り組みのひとつでもあります。したがって、校区内の小学校にも案内がまわります。
 授業は歴史的分野の「中世の日本」ですが、具体的には「〇〇の中世」です。〇〇には勤務校の地名が入ります。久しぶりに地域史の研究授業に取り組みます。「通史の知識を活用しながら地域史を学ぶ」という内容にするつもりです。内容はまだまだ未定ですが、これから1ヶ月準備に励みます。参観を希望する方はどうぞおいで下さい。「公開」することで自分に鞭をあてたいと思います。12月15日5時間目ですので14時15分授業開始です。対象は1年生。なかなかの「強者」ぞろいのクラスです。昨日、その事を同僚に話したら異口同音に「私だったらあのクラスはやめておきます。」とのことでした。担任は「ありがたいです。私は研究授業は別のクラスでしましたけど!」と笑っていました。こないだの高校の授業を観て思いました。「やりやすいクラスでやるのはやめよう。あえてやりにくいクラスで。」
 ちなみに12月15日は娘の誕生日です。5日は私の誕生日ですが、その日はPTAの授業参観です。パールハーバーの8日は、小中交流学習でまた文化祭での劇を披露することになっています。12月も忙しくなりそうです。

[PR]
# by yksayyys | 2017-11-16 04:07 | 学校 | Comments(3)

9人いない

 最近、勤務校では教職員の出張が多くて大変です。昨日は、8人が出張で1人が年休で9人いませんでした。病休による休職に対し、非常勤講師が来てはいますが、「授業だけ」ですので該当学年は大変です。昨日の午後は、2年部と3年部は1人ずつしかいませんでした。2クラスあるのに!さすがに気の毒で、他学年ではありましたが1時間自習監督を手伝いました。おかげで「空き時間」はなくなりましたが!
 原因は「行かなくてもよい出張が多すぎる」からです。おそらく教委から「この会に〇名出せ」と言われてその通り出すのだと思います。管理職も指導助言者等でいない事が多くなっています。こういう私も金曜日は中社研大会で1日休みますが・・・自習にはならないように振り替えてはあります。生徒達が落ち着かないのはそのような職員の体制に理由があるような気がします。「会あって甲斐なし」というところでしょうか。

[PR]
# by yksayyys | 2017-11-16 03:54 | 学校 | Comments(1)

友人の訃報

 頭がガンガンして寝付けないところに先ほど訃報が入りました。前の支部の支部長でかつて同僚でもあったHさんです。3月にガンが見つかり闘病中だったようです。全然知りませんでした。初任校で最後の1年間一緒でした。二人とも組合員でしたが、その頃は分会の方針に対する考え方の違いからあまり接触はありませんでした。私の方が分会主流派で彼は未組の若者たちとつきあっていました。彼の「降りかかる火の粉はふりはらうが、それ以外の活動に興味はない。」の発言に反発した覚えがあります。しかし、5校目にN支部にお世話になる頃は彼は書記長、支部長を務め組合の中心にズドーンと座っていました。まさに「誰かのために全力で」走り回っていました。以前との違和感を正直に伝えた事がありました。彼は「その通り。まさか自分が専従になるとは!」と答えました。その後は、お互いに信頼関係で結ばれていたと思います。N支部の文化部長として私も支部執行委員として一緒に働きました。それとは別に、彼の学校に彼の要請で2度呼ばれました。最初は職員研修の講師として、2度目は生徒・保護者への講演の講師として。2度ともタイトルは「いじめをなくすために」でした。私たちが取り組んでいた「いじめの授業」の文献・資料を読み込んで心から賛同してくれた数少ない人でした。当時は、批判が多かったので有り難く思ったものです。異動してからは接触が少なくなりましたが、県教研のアトラクションに脚本を提供したのが唯一の恩返しだったのでしょうか。私が脚本に書いたBGMの曲を楽譜に作りかえたと聞いています。そう、彼は音楽の教師でもありました。
 昨日の夕方息を引き取られたとKさんからショートメールがありました。HさんとKさんは名コンビでした。この2人は私の前任校B中で同僚だったはずです。まさにN支部を二人三脚で支えていました。Kさんの悲しみは如何ばかりかと・・・
 今日、中社研大会の会場準備に目途がたった時点で、お通夜に向かおうと思います。そういえば、Hさんの息子には社会科を教えました。バスケ大好き少年でした。Hさんはバスケ部保護者会長として息子を支えていました。やんちゃな息子の事を「あいつは俺に似て・・」と笑って話していたのを覚えています。
 ご冥福をお祈りいたします。ブログをご覧のみなさまもくれぐれもお体にはご自愛下さい。

[PR]
# by yksayyys | 2017-11-16 03:40 | 学校 | Comments(1)