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アマノジャクはこう考える

朝ドラ「ひよっこ」を観る

 朝ドラは「あまちゃん」を途中からずっと観ていた。何せ宮藤官九郎の脚本が「面白かった」からだ。東日本大震災を扱っているにもかかわらず、明るかったし、小泉今日子、薬師丸ひろ子という同世代タレント起用も大きかった。能年玲奈の天然ぶりも良かった。その後朝ドラは観なくなった。朝ドラの時間帯はBSにしろ地デジにしろ通勤か勤務中の時間だし録画までして「観たい」とはあまり思わなかった。もともとチャンネル権はないし、夜はテレビを観る元気と暇がなかった。でも、夏休みに「ひよっこ」を観て面白いなと思った。東京オリンピックは私の誕生年。時代背景や生活感はよくわかる気がする。あと、ドラマ展開もキャストもなかなかいい。明るいトーンも観る気を起こす。「あまちゃん」の時と違うのは、私以外の家族が観ないこと。朝ひとりで笑いながら観ている。「面白いのに」と思いながら・・・ 
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# by yksayyys | 2017-08-24 09:35 | その他 | Comments(0)

佐藤卓己「総説 教育の実験をしてよいか」(岩波講座現代第8巻『学習する社会の明日』所収)を読む

「教育はもっとも実験室化してはならぬものでありながら、もっとも実験室化しやすいもの」(福田恆存)
岩波講座「現代」の第8巻「教育」を扱ったこの本の巻頭はこの保守思想家の言葉から始まる。福田は単なる「保守反動」ではなく「現実主義的ペシミズム」の思想家だと思う。だから時々「なるほど」と思わされることがある。戦後に「保守」「革新」と分かれた時に、福田は「革新」の中にも反知性主義を見抜いたと思われる。「革新」の中におけるマルクス主義の影響や冷戦の影を感じたのだろうと思う。ここで言う福田の実験室化はいわゆる視聴覚教育やデジタル教育などを指すものではなく「道徳教育」のことを言っている。そして、「教育の力で社会や人間を変えうるなどという妄想は抱かぬ方がいいのです。」と述べる。福田は、戦前の戦争教育も、戦後の「民主主義」「平和」の教育も、結局「徳育」に変わりないと断じる。そして、結局残るのは「知識の伝達と訓練」だと言う。教育現場に30年以上いる人間として、とても説得力のある言葉と思える。私は「徳育」も「体育」も「怪しい」と思っている。この論考の著者もそう思っている気配がある。このような講座が編まれる時の常套文句は「時代の転換期」という言葉である。しかし、黒板があって生徒の机と椅子があってという教室の様子はここ数十年ずっと変化がなかった。そうなっているのはそれなりの理由があると思うし、私も著者同様50年後もそういう教室であってほしいと思っている。
 「教育」が張り切るとあまり良いことはない気がする。「教育が大切」とのたまう人たちの表情、言説は「怖い」!もっと控えめに、福田がいうところの「子どもがそこにいれば勝手に育つ、そのような場所をどう用意しておくかが、大人の責務ではないのか。」という事を政治家や教育行政に携わる人たちは考えるべきではないだろうか。
 岩波講座も昔からするとずいぶん読みやすい文体になりましたね。そういう意図で書かれているのか、時代の変遷なのか・・・私には歓迎ですが・・・

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# by yksayyys | 2017-08-23 17:51 | 読書 | Comments(0)

民研集会には行けないけれど・・・

 今日・明日は民教連集会が行われる。残念ながら手術後の状況とあって参加することができない。というか17日の手術以後はほとんど自宅にこもりっきりである。車の運転ができないし、何より眼を保護するために「安静」を言われている。実は、17日以後髪を洗うこともできていない。洗うのは首から下だけである。しかもシャワー。
 先日、R大学のSさんにメールを送った。教職大学院で働くSさんに「アクティブ・ラーニング」と「主体的・対話的で深い学び」との関連性を聞きたかったからである。あれほど聞かされた「アクティブ・ラーニング」という言葉がピタッと止み、「主体的・対話的で深い学び」という言葉ばかり聞かされるようになった。その意味を聞いてみたかったのである。要するにこの2つの言葉は「並立」なのか「移行」なのか「分離」なのか「それ以外なのか」と聞いてみた。Sさんは添付ファイル付きで返事をくれた。ひとつひとつ丁寧に答えてくれた。文部科学省はそれを説明する公的文書を出していないようである。ただ、多くの情報から言えることは「アクティブラーニングという用語が一人歩きすることへの危惧」から生じたことのようである。「言語活動」が出てきた時も、それを通じて目指される資質・能力はさておき「とにかく言語活動」となったらしく、「アクティブラーニング」についてもすでにそうなってしまっている現状を文部科学省も憂えているようである。よくあることである、教育現場では・・・!「アクティブラーニング」が死語となれば私には大きな課題がひとつ目の前に立ちはだかってしまう。次期の中社研の研究主題のサブタイトルに使っているからである。だいぶ逡巡した挙げ句に使用を決めたのだが・・・
 Sさんは明日この民教連集会で講演をする。その辺もふくめて話を聞いてみたかったが、残念ながら出席は無理である。出席できない旨Sさんに伝えたところ、Sさんは明日使う講演のスライドをデータで送ってくれた。有り難いことである。こういう人たちに自分は支えられている。

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# by yksayyys | 2017-08-23 11:37 | 社会 | Comments(0)

原井一郎「苦い砂糖」(高城書房)を読む

 若い頃、奄美に3年間いました。その頃、奄美に対する差別の話をいっぱい聞きました。聞くだけではなく実感することもありました。その差別の出所はいつも「役所関係」だったと記憶しています。ただ、身近に熱心な郷土史家がいたにもかかわらず、私自身この問題に取り組んだとか教材化したとかいう事はありませんでした。「夏休みの友」に原稿を書いたのも、島を離れてからでした。 
 その奄美に対する差別が最もわかりやすいかたちで構造的に示されたのが「黒糖収奪」だろうと思います。それが、江戸時代にとどまらず、明治になってからも続いていたことを知る人はあまりいないだろうと思います。特に鹿児島本土の人間は知らないだろうと思います。奄美の人たちの中に西郷を「偉人」とみない人がかなりいることもこの問題が理由だと考えられます。しかし、この本に描かれているのはただ「酷い」という事だけではありません。この差別と闘った丸田南里をはじめとする人々の姿があります。その両方を見すえることが、「歴史」に学ぶことだろうと思います。

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# by yksayyys | 2017-08-23 09:58 | 読書 | Comments(0)

女王「ヴィクトリア」

 昨日から夏季休暇に入り「ゆっくり」しても良いのですが、手術後の不自由さもあり、何となく「鬱」の気分となっています。
NHKが深夜にイギリスの王侯貴族もののドラマを放映しています。こないだまで「ダウントン・アービー」をやってましたが、あれ結構好評だったようで何人もの人からそういう話を聞きました。その後、この「女王ヴィクトリア」が始まりました。言わずと知れた大英帝国の女王のドラマです。世界中にヴィクトリアの付く地名がありますが、すべてこの女王にちなんでおり大英帝国絶頂期の君主です。私生活では、最愛の夫アルバート死去後ずっと喪服で過ごしたことが知られています。とは言っても知っていることはその程度。もともとイギリス好きで「バッキンガム宮殿やウィンザー城の内部はどうなっているんだろう」の興味もあり、見始めたということです。第4回まで見た感想としては「女王ヴィクトリアの我が儘ぶり」ばかりが目に付きます。それだけ、実像に近づけた内容なのかもしれません。ただ、随所に社会問題がちりばめられています。前半ではよくチャーチスト運動が描かれていました。「選挙権を市民に」という運動ですが、王侯貴族の目には「身の程知らず」としか映っていないことがよくわかります。そして、今回はロンドンの貧民街が出てきました。貧困にあえぐ少年少女の様子が描かれ、そこを訪れたアルバートが心を動かされるというものでした。アルバートが首相のメルバーン卿に「ディケンズを読めば」と言うあたりは、大英帝国の光と影を意識したドラマ作りとなっていることが垣間見られます。次回は、いよいよヴィクトリアとアルバートの結婚ですが、イギリスの中には根深い「ドイツ不信」というものがあるのだそうです。EU離脱の「古層」となっているというのは言い過ぎでしょうか・・・・

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# by yksayyys | 2017-08-23 09:44 | 社会 | Comments(0)

西郷本がいっぱい出てくるけど・・・

 昨日、病院の帰りに列車の待ち時間を利用して駅ビルの書店に顔を出しました。度の入っていないゴーグルをかけていてはほとんど背表紙を確認する程度でした。ただ、郷土コーナーに行って驚きました。来年の大河ドラマを見込んだ西郷隆盛関連の本が相次いで出版されていました。最近刊では家近良樹さんがミネルヴァ書房から分厚い西郷本を出していました。ただ、最近多くの西郷本を読んだ感想として生意気な事を言わせてもらえば「別に新しい事が書かれているわけではない」ようです。どうやら史実はほぼ出尽くしているようで、タイトルだけは刺激的ですが、中身はどれも似たようなものだと思います。評伝ですからどうしてもそうなるんでしょうね。直虎だって真田だって、いっぱい本が出ていましたが、なるほど視聴率は別にして、「大河ドラマ」関連本はまだまだ需要があるということでしょうね。フムフム・・・・・
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# by yksayyys | 2017-08-20 15:19 | 社会 | Comments(0)

現代思想「丸山真男生誕100年」(青土社)を読む

 ひとつのテーマに向かった読書・文献購読を続けているとさすがに疲れるものです。ということで、気分転換に3年前に買ったこの雑誌を読みました。ただ、気分転換という程気楽に読めるものではありません。思想雑誌ですので、哲学・倫理関係の執筆者が多くなかなか頭を使います。出だしの二人、長谷川宏、最首悟は有名ですね。どちらも学園紛争時代に東大にいて丸山とは対峙した側の人物です。だから、文章に「トゲ」があって面白いですね。次は、杉田敦のインタビュー。丸山の流れを組む政治学者だろうと思います。次が川本隆史と苅部直の対談。ロールズの専門家と丸山の評伝を岩波新書で書いた両人による対談です。「正義」を真ん中においた議論でした。第二章は丸山の「本店」と言われる日本政治思想史に関するいわゆる論考が並びます。「ナショナリズム論」「儒教論」「天皇論」と続きました。私が、丸山を好きな理由は、研究対象との距離、その思惟方法だろうと思います。本人は相当な「おしゃべり」と聞いていますが、研究スタイルはきっと違うのだろうと思います。あと、この人のお弟子さんたちが好きですね。藤田省三、松下圭一、神島二郎、石田雄・・・師匠との「ズレ」がとても興味深いです。「えらい研究者はえらい弟子を生む」そういう事だろうと思います。いろいろ師弟の葛藤はあったようですけど。研究者の世界というのはそういうもののようですが・・・
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# by yksayyys | 2017-08-20 12:18 | 読書 | Comments(0)

論文の出来

 昨夜、Um先生から先日書き上げた論文に対するコメントがメールで送られてきました。紀要論文の方は、いくつか註を加えることでOKが出ました。本文はそのままで良いということでホッとしています。あと、昨年ボツになった学会論文も見てもらいました。「再提出できるかどうか」ということです。Um先生は「内容には問題ない。」ということでした。ただ、提出する学会については検討してからということでした。とりあえず、安堵しています。Um先生には「(手術があるので)20日からは修正作業に入ることができます。」と伝えてありました。きっと、その日付を待つかのように昨夜メールを送ってくれたのでしょう。大変ありがたいことです。Um先生曰く「戦後補償問題を続けましょう」!望むところです。本の原稿と同時進行で次の論文にとりかかりたいと思います。素材はもう決まっています。
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# by yksayyys | 2017-08-20 12:00 | 社会 | Comments(0)

驚異の策動!!

 今日も眼科で検査・診察でした。順調だということです。
帰りに駅で組合仲間の教員に会いましたが、そこで驚くべき事を聞かされました。勤務校の所属する自治体が、「2学期制」「夏休み短縮」を考えているとのことでした。「思いつき」「やりたがり」の自治体いや教育長ですので大いにありえることです。もちろん、私は大反対です。他の学校で実施しているところはありますが、そこはすべて冷暖房完備の学校です。うちは冷暖房完備の教室なんてどこにもありません。子どもの環境、職員の労働など一顧だにしない「思いつき」「やりたがり」の発想です。それを聞いて一気に疲れてしまいました。

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# by yksayyys | 2017-08-19 15:59 | 学校 | Comments(2)

術後

 手術後、巨大な眼帯をしたまま指示通り「風呂にも入らず」「酒も飲まず」一晩過ごし、今朝病院に行って診察を受けてきました。受付を済ませるとすぐに看護師が巨大な眼帯を外してくれました。そして、替わりにゴーグルをかけることになりました.眼を保護するためで約1ヶ月かけ続けないといけないということでした。目薬をさす時以外は寝る時もゴーグルをかけろということです。ゴーグルをかけた姿をトイレの鏡で見ましたが、ただのチンピラにしか見えませんでした。診察はあっという間でした。10秒なかったと思います。私が、「眼がチカチカするんですけど」と訴えたところ、医師は「大丈夫です。じき治まります。切ったわけですから・・・・順調です。」と言われました。そのまま薬局に移動し、4種類の目薬を渡されました。1日に20回くらい目薬をさす必要があるようです。妻に「せっかく休みをとってるからどっか行こうか」と言いましたが、「だめよ安静にしないと」とたしなめられ、自宅で横になっているところです。そう、ゴーグルをかけたまま・・・・今のところ、術後に視力が回復したという実感はありません。まあ、医師が「順調」と言っていますので、しばらく待ちたいと思います。明日の朝も通院です。やれやれ・・・
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# by yksayyys | 2017-08-18 14:15 | 育児・家庭 | Comments(3)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・