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アマノジャクはこう考える

内田樹の指摘

 東京の友人から「売れっ子学者」内田樹の文章が送られてきた。こういう「時代の寵児」はブームの後から読むようにしていたが、これを機会に読んでみた。が、けっこういい事が書いてあった。というか、共感するところが多かった。その中にこういう文章があった。
「組織的な活動において最も重要なのは『協働する能力』である。」
 私はこれを読んですぐに思い出す教育学者がいた。尾木直樹である。以前、朝のラジオ番組で「日本の教師の最も優れているところは共同で実践するところである。それを評価制度で教師を分断していくのはこの良き伝統を破壊するものである。」と言っていた。私は内田氏も全く同じ事を述べていると考えた。「教育は組織的な活動である」というセリフは今まで管理職の決まり文句であった。教員研修でも繰り返し聞かされた。私のようなはねっかえり者への警句として使われるのが常であった。しかし、その私でさえ教育現場が「共同性」「協働性」にその多くを負っていることは認めざるを得ない。少なくとも「教育効果」をもたらすには「協働」が重要である。(「息苦しい」ことが多いことも事実であるが・・・)それを、「評価制度」「免許更新制」をはじめとする競争導入により教員を選別・序列化しようとしているのだから困ったものである。が、ここで忘れてならないのは、その教育政策の根拠となってきたのが「民間の活力はそれによって生まれた」という理屈であったということである。それを内田氏は、「民間」も含めた「労働政策」として「生きる希望」として否定している。この論、決して少数派ではないと考える。何でもオバマを転機とするのも面白くないが、良いことであれば即刻「チェンジ」してもらいたいものである。

 
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by yksayyys | 2009-01-25 02:35 | 社会 | Comments(0)