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アマノジャクはこう考える

Iさんの先生

 昨日会ったIさんは鹿児島大学法文学部の西村先生という方のもとで研究をしているということでした。「初めて聞く名前だけどどんな人だろう」とネットで調べたところ「戦没者慰霊のありかた」が研究分野だということでした。だからIさんの「特攻」と結びつくんですね。下にあるのはこの方の著書と朝日に載った赤澤史朗の書評です。こういう人が身近にいたんですね。いつか勉強させてもらいたいものです。

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「戦後日本と戦争死者慰霊」[著]西村明

■歴史的な見取り図を提示
 靖国神社問題とは何だろうと考えるとき、まず直面して呆然(ぼうぜん)とするのは、戦後日本人の戦没者「慰霊」追悼のあり方が、とても多様だということだ。戦没者の「慰霊」は、靖国神社だけにけっして集約されないのだ。それは宗教的な形を取るとも限らない。空襲や戦場の体験記は、しばしば空(むな)しく死んだ家族や戦友の供養として書かれるのである。そんな中で、靖国神社の占める位置を確定するためには、日本人による戦没者の「慰霊」のパターン全体の、見取り図のようなものが必要になる。本書の意義は宗教学の立場から、「慰霊」のあり方の歴史的な見取り図を提示したことにある。本書では中世からの系譜をたどり、近代に優勢となった国家的慰霊システムと、前近代以来の民衆的な無縁死没者供養の二つの対抗的なパターンで、日本人の戦没者「慰霊」を説明する仮説を立てている。
 本書で扱った長崎の原爆死没者「慰霊」のケース分析では、官が主催する祈念式典と民間の慰霊祭の二つは、昔からの対抗的な「慰霊」のパターンを継承したものだということが、丁寧に論証されている。靖国問題を考える上で、新生面を開く書物といえよう。
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Commented by totuki at 2009-03-24 23:41 x
 私は平和教育に関心があるのですが、靖国や慰霊については様々な考え方があり、自分自身では消化しきれません。
 今後も、そういったことやIさんとの関わりやについて教えてください
Commented by ska37o at 2009-03-25 11:48
慰霊のパターンでは,沖縄にある「平和の礎」は,特異な慰霊の方法なのでしょうか。鹿児島の場合は,護国神社の境内ってのがパターンですよね。
Commented by よしい at 2009-03-26 20:18 x
いい本紹介してくれました。早速買って読んでみます。
Commented by アマノジャク at 2009-03-27 12:20 x
私も注文しましたが配送の連絡がないので絶版の可能性もあります。元気してますか?今年あたり会おうか!同じ九州だし!
Commented by よしい at 2009-03-29 18:33 x
長崎県立図書館の蔵書検索したらありました。Lucky!
おかげさまで元気です
機会があったらぜひ会いたいね。
今住んでいるところは九州島の最西端付近だから
ちょっと鹿児島には遠いけど
旧友と会えるのならば千里の道も遠からずっていう気持ちですよ。
by yksayyys | 2009-03-24 18:37 | 社会 | Comments(5)