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アマノジャクはこう考える

「気骨の判決」から

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 NHKのドラマに「気骨の判決」というのがありました。戦前の翼賛選挙で行われた当局の選挙妨害について「選挙無効」の判決を下した裁判官吉田久の話でした。私はあのドラマを見て、違った角度から感慨を覚えました。それは「鹿児島の風土」でした。「選挙無効」を訴えたのは富吉栄二という鹿児島では有名な農民運動家でした。ただし、普通に選挙が行われても勝てなかったと思います。しかし、あの地域総ぐるみの「選挙妨害」にはあきれましたね。鹿児島らしいのは別にそれを「恥じていない」ということ。「それが国のため」であれば、法常識など吹っ飛んでしまう開き直り。実は、放映翌日の新聞に鹿児島に赴任したことのある財務監督署の役人のコメントが載っていました。「鹿児島は、行政にとても協力的で仕事がやりやすかった」!なるほど、そうだろうなと思いました。ドラマに戻りますが、我が子のために証言に協力した京野ことみ演じる女性が「村八分」にあって追い出されるシーンが出てきます。それを見て、「こういう人達のために法があるんだ」ということを実感しました。私たちが、10年以上前から多くの批判を受けながら「いじめ」「ハンセン病」「生徒指導」「水俣病」などの判決文の授業に取り組んできたのはまさに「人の傷みを知る」「弱い立場の者を守る」ためです。引き続き頑張ろうという決意を固めるきっかけになったような気がします。
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by yksayyys | 2009-08-22 09:24 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・
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