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アマノジャクはこう考える

薩摩藩の一揆

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 おとといネットで注文した本です。最近出版されました。広告で「加世田一揆」にふれてあるというので一も二もなく頼みました。「加世田一揆」というのは、薩摩藩内でおきた(実際には未遂)ごくごく珍しい一揆です。奄美群島ではちょこちょこあるんですけどね。「薩摩でほとんど一揆がないのはなぜか?」これは大きな疑問なのですが、最近この疑問に対して全く見解の違うふたつの意見を聞きました。ひとつは松尾さんの説。「そこまで追い込まれていなかったんじゃないでしょうか。米はなくてもいもとかあって食糧事情は悪くなかったはず。」というもの。大石慎三郎の「貧農史観を見直す」につながるような視点だと思います。対するのは向原さんの説。「人口4分の1の武士が日常的に農民を見張る状態の中で反乱などできない。」というもの。これまではこの説をよく聞いたような気がします。とにかく、注文した宮崎さんの本を読んで再度吟味しようと思います。私の最終の目的は「それでもなぜ加世田一揆はおきたか」を知ることです。
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Commented by at 2009-09-08 11:45 x
こんにちは。
鹿児島県内あちこちにある田の神、これをこっそり盗む「タノカンサァオットイ」という習慣があったそうです。その際「ちょっと旅にでもんで」などと置き手紙を置くのだそうです。これを知って、農民たちの暮らしも結構心に余裕があるなと感じました。
また、橘南渓の「西遊記」に、平野に恵まれたところは「上田のみして米穀豊かなりといへども、畑なく山なく、凶作には米をたすくべくものなくして、ひしと困窮に及ぶ」、薩摩・大隅などは山が多く、「田悪しとても畑よし、浦荒るといへども山豊かなり」「山海の利も又、大なり」と、豊凶の影響を受けにくく恵まれているとあります(『西遊記』巻之三)。


、米は食べられなかったかもしれないが、食には困っていなかったんだろうなと思った次第です。
Commented by yksayyys at 2009-09-11 01:08
貴重なご意見ありがとうございました。「田の神」の話!初めて聞きました。面白いですね。
by yksayyys | 2009-08-23 06:32 | 社会 | Comments(2)