K君の笑顔

 公開授業の後、一番嬉しかったことは、いろいろな先生方から「肯定的な評価」をもらったこともありますが、授業直後にK君が近づいてきて「先生、僕あのマソ像の家知ってるよ」と言ってくれたことでした。おとなしく、自分から話しかけることのないK君ですが、とても嬉しそうな表情でした。きっと、自分の身近な所にスポットが当たったことを素直に喜んだのではないかと思います。あと、文化祭の劇で好演してくれたH君も「先生、僕鮫島宗政の墓を知ってるよ」と教卓に近づいてきました。子ども達がそうやって、故郷の歴史に少しでも興味を持ってくれたことが何よりの私の喜びであり収穫でした。しかし、課題はあります。そこをプクプクさんは的確にとらえていました。さすがです。私もそう思っていましたから!それは「東アジアとのつながり」と言いながら「どれほど東アジアのことを伝えているか」ということでした。中学校の「世界史」はどう考えても「欧米史」に偏っています。いくらか東アジア史が扱われてはいますが、「殷、秦、漢・・・・」という国名暗記のレベルを超えるものではありません。じゃあ限られた時数の中「どこまでふれればいいのか」という問題にもつながります。どこかをふくらませれば、どこかが縮むわけですから。今回の授業ではいわゆる「郷土に目を向ける」という「行政も喜ぶ」郷土教育という観点からは成功だったと思います。しかし、「社会科という教科の中でどういう意味を持たせられるか」は今後の自分の課題であり、実践によって乗り越えていくべきものだと考えています。そして、それへの元気をもらったのはK君の笑顔であり昨夜のビールでした。
 しばらくは郷土資料集の原稿書きに集中します!
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Commented by ska37o at 2009-12-17 15:20
ぷくぷくさんの実践力と分析力にはいつも感心します。自分自身も東アジアの学習の記憶はほとんどありません。そういった意味では、中学校社会科指導要領で、地理的分野では3地区を教えればいいというのは暴挙だと思います。
by yksayyys | 2009-12-12 20:34 | 社会 | Comments(1)