ブログトップ

アマノジャクはこう考える

BS特集を見て

 午後10時からBS特集を見ました。「旧ユーゴ交響楽」という番組でした。タイトルだけ見ると音楽番組のようですが、音楽を通したドキュメンタリー番組でした。かつて激しい内戦を闘ったコソボ、セルビア、ボスニア・ヘルツェ
ゴビナの三国の演奏家たちが激戦地サラエボでロシアのショスタコービッチが作曲した戦争を表現した「室内管弦楽」を演奏するというものでした。演奏家たちそれぞれに重くのしかかっているのは「思い出したくもない忌まわしい記憶」でした。殺戮、暴行、飢餓etc・・・・コソボ人の女性演奏家は演奏旅行の途中セルビア人居留地を通ることさえ「恐怖体験」でした。セルビア人の女性演奏家はサラエボの図書館に見つけた「セルビア人犯罪者による攻撃」という文章を見て「思いやりがなさすぎる」とひとり宿泊所に戻りました。しかし、ボスニアの女性演奏家は銃弾、砲弾に脅えながら生活した旧住居に演奏家仲間を連れていって「きちんと過去をみつめて演奏しよう」と訴えます。「和解」などそう簡単に出来るものではないと思います。彼女らは10代の多感な時期に苛酷な事実と向きあいました。そして、共に演奏することを通して「国家、民族を超えたひとりの人間の結びつき」から過去の克服を図ろうとしていました。「絶望の中からの希望」そんな感想を持ちました。ひとつ嬉しかったのはその演奏家たちをとりまとめている若い指揮者が日本人であったことです。「平和」という言葉に重みを感じる日本人の姿をそこに見る時、「日本人も捨てたもんじゃない」そう思いました。いや、あの指揮者にとっては「日本人であること」はどうでもいいことなのかも知れません。しかし、その思想、行動の礎にあるのはきっとこの国の過去と向きあった経験だろうと思いました。先日の沖縄の番組と重ね合わせながら見ていました。
[PR]
by yksayyys | 2010-07-03 23:24 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31