草の根「靖国」

 今日の新聞の広告に週刊新潮、週刊文春の広告が載っていた。相変わらずの「中国、韓国叩き」が続いている。WBCにおけるイチローのハッスルぶりもすっかりそういう方向に利用されている。腹立たしいというよりは、気分が悪くなってくる。これを真に受けて「世論」が形成されて「安倍首相待望論」が出てくるのではないか。そんな不安からである。
 そういう土壌がこの国には十分にある。私の住んでいる地域の自治会の予算にはなぜか「護国神社の維持・管理費」という項目が含まれている。知り合いの自治会長経験者に聞いたところ、鹿児島県ではどこもそれが普通だという。ただ、「ちょっと考えることのできる」自治会長は、各戸「同意できる方は」という形で集金してまわるらしいが、うちの自治会は最初から項目として位置づけられている。まだ、実害は受けていないがこの集落は県内でも有名な「ウルトラ右翼」がおりその取り巻きがかなりいるらしい。私は、その家を知っているので子どもと散歩しながら外からのぞくことがあるが、日の丸と菊の御紋が家の内外のあちこちに見ることができる。地元新聞にもしょっちゅう右翼的言論を「元校長」の名前で投稿している。もちろん、祝祭日には大きな大きな日の丸が掲げられている。あんなに目立つ日の丸は、この家か陶芸家の沈寿官の家くらいである。ちなみに、護国神社も近所にあるので時々「監視」に出かけるが、草は伸び放題で参拝者もほとんど見かけない。町内から集めた維持・管理費はどう使われているのだろうか。いつか追及したいと思っているのだが複数の人から「今はまだ・・・」と説得されている。「火をつけるととことん燃え上がる保守的な土壌だから」とも言われた。家を造るとき、土地の所有者である自治体から家を造る条件として「自治会に加入すること」と言われた。任意であるはずの自治体加入を強制されることさえ不自然であるが、その「公的」組織の自治会が一宗教法人のために強制的に金銭を徴収するとは不可解千万である。私たちの中にいつのまにか入り込んでいる「草の根の靖国神社」と言うほかはない。ああ、気分が悪くなってきた。
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by yksayyys | 2006-04-01 21:42 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・


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