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アマノジャクはこう考える

はだしのゲン2の感想から

 戦後史の学習のために先日「はだしのゲン2」を生徒に見せました。そして、感想を書いてもらいました。今回の感想にはとても注目すべき感想が1枚ありました。たいがいの感想は「原爆投下への怒り」「ゲンのたくましさ」に注目が集まるのですが、飛び抜けた読書家Kさんの感想には歴史を観る多角的な視点が含まれていました。まず「原爆投下したアメリカへの怒りだけが感じられるがはたしてそれだけでいのだろうか。」の文章です。「ポツダム宣言を無視して早期に降伏しなかった当時の日本の戦争指導者の事を忘れてはいけない。」という風に続きます。そして、「しかし、ゲンたちはそういう知識や情報をまだつかんでいなかっただろうからしょうがないのかも知れないが」と締められていました。歴史には多様で多角的な要素があります。ひとつの現象を提示された時に、様々な視点から分析する必要があります。それは映画やドラマを観る時にも必要だろうと思います。感情移入しながらも「ちょっと待てよ」と!!これまでそれは中学生には無理かなと思っていましたが、そうでない生徒もいました。それは間違いなくKさんの読書量に由来するものだろうと思います。文部科学省的な表現を使えば「知識の習得」から「知識の活用」へと高まっているのでしょう。
 「覚える」から「深める」へ!!社会科の学力の永遠の課題です!!
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by yksayyys | 2011-03-08 22:27 | 社会 | Comments(0)