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アマノジャクはこう考える

隼人文化研究会、さすがNさん!!

 今日の午後、黎明館に行ってきました。隼人文化研究会に参加するためです。報告は先月に続いてわれらがNさんでした。先月は、余技あるいは夜店と言える、でも楽しそうな「江戸時代の薩摩の町人学者」の報告でしたが、今日は本職、根拠地と言える「隼人」の研究でした。最近だされたご自身の著作に対する批判的研究を、謙虚に受けとめつつも反論を加えるという意義深いものでした。いやあ、前日の夜の11時半まで一緒に天文館で飲んでいたはずなのにその後こういう報告ができるとは、さすがNさんでした。報告を聞きながら私は、その内容よりもNさんの歴史にかける情熱と使命感のようなものに感銘を受けました。会場にはNさんの教え子も来ていましたが、きっとその生き方に共鳴した学生に違いありません。私も質問しましたが、実は答えはわかっている質問でした。というか以前学習会で教えてもらった内容だったからです。なぜ、それを聞いたかというと、会場につめかけている歴史研究者たちに「教育現場の人間もここにいますよ」ということを伝えたかったからです。歴史研究と歴史教育の「乖離」は昔から言われていることですが、鹿児島では特にそれが著しいと考えています。Nさんが中社研の会長になる前までは「(文部科学省主導の)教育の論理」が歴史の内容を規定していたように思います。しかし、Nさんが会長に就かれてからは、「実証的な歴史研究」の大切さがあらためて再確認されたように思います。歴史教育は、戦前を例に出すまでもなくイデオロギーの影響が入りやすい領域です。どの国でも「その時の権力が自らの正当性を誇示するための歴史」を教えようとすることは古今東西の、まさに「歴史の真実」です。Nさんはまさにその状況に対して「歴史を教えようとする者のデリカシー」というものを身をもって示されていると思います。ただ、それを若手教師たちがどれだけ受けとめているのかは私にはよくわかりません。でも、私はNさんが会長であることの幸運に心より感謝しています。ねえ、プクプクさん、そう思いますよね!!
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Commented by ska37o at 2012-06-10 19:54
まだまだ、ぼくは、勉強が足りませんね!話はかわりますが、新聞で鹿児島市が、明治150年記念事業としてなにやら始めているらしいのですが、これってどうなんでしょうね??
Commented by yksayyys at 2012-06-10 20:34
 そういう「謙虚さを持つ」人間が私にとって信頼できる人間です。「足らざるを知る」ことを忘れたら人間は堕落します。明治150年記念事業!おそらく盛り上げようとする人はたくさんいるでしょう。こういう時こそ「歴史の多面性」を語れる人間の出番です。一発かましてやるつもりで頑張りましょう!!
by yksayyys | 2012-06-10 19:21 | 社会 | Comments(2)