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アマノジャクはこう考える

西田哲学と京都学派

 NHKEテレの「日本人は何を考えてきたか」シリーズの「西田哲学と京都学派」を観ました。戦前戦中の学生の心をとらえた西田幾多郎の哲学、その弟子たちが時局の中でスターとなったいわゆる京都学派、どちらも私にとっては興味深いテーマでした。西田の哲学は難解に思えます。ただ、「何となくわかる」と思う時があります。「主体と客体」で割り切り、合理的に説明しようとする西洋哲学に対し「果たしてそれでいいのか」と思う人はかなりたくさんいると思います。それを「東洋的なものへのあこがれ」と断じて「オリエンタリズムへの崇拝」とするのも違うような気がします。ただ、歴史もっと具体的に言うと権力はそれを利用しようとします。それにどう向きあうかに知識人の真骨頂があると思います。ハイデッガーや京都学派のようにナチスや日本軍国主義に肩入れするのか、あるいは対峙するのか。もし、そういう歴史局面になければ純粋に理論面のみで評価された哲学者たちかもしれません。しかし、マルクスにしてもルソーにしてもあるいはサルトルにしても、時代と格闘する思想にはやはり迫力があります。良くも悪くもですが・・・・ただそれだけ捨て去られるのも早いのかもしれません。今、西田哲学、京都学派が見直されているのは純粋に哲学理論としてのようですが、それが翻訳されている外国でどう受容されているのかに興味があります。
 最後に、教育に身を置く立場として問題提起します。戦後、道徳教育に大きな影響を与えたのは高坂や高山ら京都学派でした。戦中イデオロギーの代表選手たちがどうして戦後の道徳教育の理論的支柱となったのか。それを単に「反動」とかたづけるのではない分析が必要なように思います。
 はあ、ちょっと疲れた!
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Commented by ぽんジュース at 2013-01-26 20:17 x
こんばんは。

本日,NIEセミナーの講師を勤めさせていただいたので話をしてきました。

そこで,たまたまワークショップ用に提供いただいたA社の新聞に先生の実践が大きく報道されていました。

そこで,これまでの経緯を交えて,先生の記事をみなさんに紹介することができました。
たまたまですけど,今日の記事だったのですね。
(でも人とのつながりはそういうものだと思います。)

簡単にですけど,本実践の持つ意味を紹介しました。優れた実践を先生方ににお話しできて良かったです。

巡り合わせとは本当に不思議だと感じました。
短筆ですけど,今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
Commented by yksayyys at 2013-01-27 11:10
ぽんジュースさんとはいつも思わぬシチュエーションでお会いすることが多いのですが、今回も面白い巡り合わせでしたね。実践を紹介していただいたとのこと。ありがとうございました。またお会いしましょう。
by yksayyys | 2013-01-25 20:33 | 社会 | Comments(2)