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アマノジャクはこう考える

ヘンリー・ウォーレス

 オリバー・ストーンの「もうひとつのアメリカ史」を観ていてある「選択」に興味を覚えました。病身のフランクリン・ルーズベルトは自身の後継者につながる副大統領候補に平和主義者で対ソ協調路線、原爆使用に消極的なヘンリー・ウォーレス商務長官をあてようとしていたようです。ところが、党内実力者による説得でハリー・トルーマンを副大統領候補に指名します。結果、ルーズベルトは病死し、トルーマンが後継者となり、対ソ強硬派、軍需産業出身者によって固められた政府は原爆投下、冷戦へと突っ走っていきます。その路線に抵抗したウォーレスは長官を辞任します。歴史に「もし」は禁物でしょうが、もしルーズベルトが自分の意思でウォーレスを指名していたとしたら歴史はどうなっていたのでしょうか。
 それ以外で興味深かったのは以下の2点でした。
① マッカーサー、アイゼンハワーを含めアメリカ軍の元帥のほとんどは対日戦に「原爆投下は不要」と考えていたこと。
② トルーマンが「原爆を使用しないと大勢の米軍兵士が死んでしまう」との説明の中で、コメントする年によってその死亡者数が増大していき、数百という数字が25万人、100万人とどんどん膨れあがっていったこと。つまり、科学的な根拠などなかったということ。
(オリバー・ストーンは番組作りが「うまい」!)
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by yksayyys | 2013-05-03 12:49 | 社会 | Comments(0)