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アマノジャクはこう考える

体罰

 戸塚ヨットスクールの戸塚宏が刑務所から出てきました。テレビでの発言を聞いていると「体罰」への反省はないようです。あるのは「刑期を終えた」という事実だけなのでしょう。「体罰」は今でも教育現場にあります。現場にいる私が言うのだから間違いありません。新聞やテレビで報じられているのは氷山の一角にしかすぎません。ただ、以前に比べると大幅に減ったことは間違いありません。私の初任校では体罰は「ごく普通」でした。教員が40人以上いましたが、体罰をふるわなかった教員は「ひとりもいませんでした。」こういう私も3回生徒の頬を平手打ちしたことがありました。同僚の「叩け」という言葉にそのまましたがっていました。なさけない話です。しかし、2年目に生徒に「私は体罰はしない」と宣言してやめました。当たり前の事を「宣言する」という事も異常ですが、生徒からは「叩かない先生」と珍しがられました。体罰をやめた理由は明確でした。もちろん「人権」を意識したこともありましたが、何の「教育効果」もない事に気づいたからです。その当時の生徒は問題行動をして説諭しようとすると「早く叩いて。その方が早い。」と言っていました。つまり、「痛み」を感じることと「理解する」ことは全く別のことなのです。体罰をふるうとその場を収めることはできます。警察が発砲するのと同じです。ただ、それだけのことです。
 元の県教育長は著書の中で「本音を言うと私は体罰は肯定している。」と言っていた。「常識はずれ」の発言ではあるが私はあくまで在職中「ホンネを表に出さなかった」ことでまだマシだろうと思っている。今教育界でえらくなっている人たちから私は何人も叩かれた。その理由は「テストの点数が悪かった」「連帯責任」「理由もなく」この3つに限る。高校の時がもっともひどかった。もちろん、どの教師も嫌いだった。「体罰は愛情」これは嘘である。感情的になったからか、もともと暴力的であるかのどちらかである。
 戸塚宏がメディアに登場して「体罰肯定論」が復活するのは目に見える。そして、嫌なやつらが喜ぶ。何としても「体罰」だけは辞めさせないと・・一番の問題は「子供が暴力を肯定するようになること」である。ソフトバンクのズレータが暴行による退場から復帰した時「暴力反対」のプラカードが登場した。私は「健全」であると思っている。
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Commented by WB放送局 at 2006-05-02 23:02 x
 私も高校時代の体罰が最もひどく被害者の一人です。そして、その悔しさは十数年たってもいまだに消えません。だからこそ、「体罰はしない」と決めています。
Commented by yksayyys at 2006-05-03 22:36
Bさんの高校時代の話、前のブログでじっくり読ませていただきました。Bさんもそのようですが、どうも私高校の教員は信用できないんです。
Commented by yksayyys at 2006-05-03 22:42
あと、付け加えですが、私が知り合いの高校の教師から聞いた話です。その教師は体罰で教育委員会から指導を受けたそうですが、指導後別室に呼ばれ、お偉いさんに「気にせずにビシビシやって下さい」と言われたそうです。うれしそうに話していました。その話以来、その人との付き合いは終わりました。
by yksayyys | 2006-05-02 14:54 | 社会 | Comments(3)