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アマノジャクはこう考える

高作正博(琉球大学助教授)の講演「米軍再編+改憲論=破滅」を聞いて

 午前10時開演の講演会に30分前に着いてしまう。受付名簿に名前を書いた時に全体で5番目くらいであった。私の直前が南日本新聞の護憲派記者杉原洋さん。昨年は取材を断ってすみませんでした。取材を受けるのはいいのですが、顔写真が掲載されるのだけはどうも・・・
 次第に集まりだした聴衆は発表では250人とか。主催者発表は「多め」というのはよく聞く話であるが今日はそれぐらいはいたような気がするなあ。あの狭い会場がぎっしりで2階席もぎっしりでしたから。注文をつけるとすると「若い人が少ない」。憲法記念日というよりは大型連休初日ということで「どっかにすっ飛んで行った」若者が多かったのでしょう。
 さて、肝腎の講演ですが、「予想に反して」収穫の多い内容でした。講師は38歳。私よりも若い。だからであろうか、裏話や思い出話で沸かせるでもなく、レジュメの項目に沿って淡々と「実証的に」話を進めるやり方に私は「好感を持った。」教育基本法では松山大学の大内裕和助教授がブレイクしているが改憲ではこの人がブレイクしているようである。
 何が良かったかというと、今回の改憲を「日米の安全保障政策の観点を中心」として見るというそのシンプルさゆえであったと思う。歴史認識や経済界の要請など「総花的」になりやすい改憲論議であるが、どれもこれも平均して扱っていたのでは「薄っぺら」になりかねないこの問題をあえて琉球大学助教授ということもあって、「米軍再編」に絞った話がとてもわかりやすかった。ということでいつものようにポイントを箇条書きで・・・・

① 米軍再編は沖縄や日本の「負担軽減」のためにやっているのではない。米軍の「訓練機会の多様性の増大」という軍事的要請に応えてのものである。「都市での訓練」「平原での訓練」そういう要求に応えるべく移転先を沖縄以外に求めただけである。
② 普天間基地が結局県内移設に収まった理由は「今の政権担当者には沖縄問題への情熱がない。かつては野中広務などの実力者がいたが今はそういう人物も引退してしまい、すべては官僚に丸投げされるに至った。それが官僚の性質とあいまって現状維持となった。」ということのようである。小渕内閣、森内閣に比べていかに小泉が沖縄問題に関心がなくアメリカべったりであるかということである。
③ これまで米軍飛行場を地元が受け入れた理由は「軍民共有とすること」の条件からであったが、東京の横田基地が軍民共用となることをのぞいてすべてこの約束は反故になった。

 結局、アメリカとの軍事同盟の約束を果たすために憲法を改悪するという小泉の「アメリカべったり政策」が明らかになった講演であった。講師は最後に「民主主義と人権保障と地方自治がないがしろにされることで平和が脅かされる」と結論づけた。
 その通りと確信する。
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by yksayyys | 2006-05-03 22:24 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・