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アマノジャクはこう考える

編集者と記者

 私が「論座」で楽しみにしている連載がある。雑誌の一番最後にある「わたしの戦後出版史」というインタビューものである。インタビューされているのは未来社の元編集者で現在影書房(季刊「前夜」を発行)の編集をしている松本昌次という人でインタビューしているのは講談社と小学館という大出版社の元編集者2人である。何が面白いかというと、とにかく出てくる「交流史」が面白い。未来社は「戦後思想」を得意とした出版社だと思うが、たった3人くらいでやっていたというのを聞いて驚く。でも、出版社ってそういうところが多いですよね。この松本さんは埴谷雄高と花田清輝の本が出したくて編集者になったと言う。私が今まで手にした本で「さっぱりわからなかった」本の著者がこの2人である。埴谷の「死霊」、花田の「復興期の精神」2つともいろいろな書物で名著にあげられていたので学生時代購入したのだが、試合開始直後の「大雨」といった感じであった。きっと「わかる人にはわかる手応えのある名著」なのであろう。私も文学部出身なのでそういう「編集」という仕事にあこがれていた。著名な作家や知識人と「本づくり」を話し合うなど「夢のような」仕事である。実際はいろいろ大変なのであろうが、端から見ているとかっこいい。学生時代の同窓にも1人編集者がいる。もういくつ会社を渡り歩いたかは忘れたが、とにかく今でも現役の編集者である。佐高信や有田芳生、水谷修、田中伸尚といった人たちと交流があり、彼のおかげで水谷さんと田中さんとは言葉を交わす機会を与えてもらった。彼もとてもいい仕事をしていると思う。学生時代はそんなに交流があったわけではないが、卒業後何かと連絡を取り合うようになった。「ジャーナリストの目」私は教師をやりながらそういう目を持っていたいと切に感じている。
 あと、「世界」で同じく学生時代の友人の動静を知った。「巨悪と闘っている」と感じた。彼は新聞記者。科学雑誌などに書きながら苦労して記者になった。学生時代のイメージと今の姿はあまり重ならないが、今は心から敬服している。
 そして、自分。彼らに何が語れるのか!?
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by yksayyys | 2006-05-11 00:15 | 社会 | Comments(0)