朝刊から

「古賀誠議員、靖国分祀を提案」
 この人は引退した野中広務とともに「戦争反対」「平和憲法擁護」を明確にしていた自民党議員である。イラク特措法の採決の時も棄権か退席かしたはずです。父親が南方で戦死し、母親が苦労して自分を育ててくれた。そういう体験が「自主憲法制定」を掲げる自民党の中でも「護憲」の主張につながっているのだろうと思います。そういう彼が遺族会長でいるのが不思議でたまらなかったのですが、こういう提案をしてくるのはよくわかるような気がします。それに対して安倍が「政治の争点にするな」と言っていますが、「ハト派は自分たちの立場に酔っている」と言うタカ派の安倍にしては分祀などもっての他なのでしょう。昔の自民党には宇都宮徳馬、三木武夫、後藤田正治などの平和主義的政治家が結構いた。従軍慰安婦問題を政府が認めたのも、宮沢内閣だったからであることは間違いない。それが私たちにも「ま、いっか自民党でも」と思わせてきた。が、今はそういう多様な自民党ではなくなってきた。やはり、小選挙区制はよくないのではないかと思う。
「陸軍毒ガス戦資料発見」
 「歴史の評価は歴史家に任せる」この発言は多くの人が口にしてきた。フランスのド・ゴールもそう言ったし、日本の竹下登でさえそう言った。その意味には「いつか自分の言っていることの正しさを証明してくれるはずだ」というものもあるだろうと思う。小泉が信長好きなのも「俺もああいう評価にならないかなあ」と思っている気配が濃厚である。そういう意味で歴史家の存在というのは重要である。戦争の事になるとすぐに「・・・・はなかった」という本が書店に並ぶ。南京虐殺、従軍慰安婦、強制連行等々私の嫌いな渡部昇一がまた最近そういう雰囲気にのってそういう類の本を書き出した。(これがまたよく売れる)が、新聞でコメントしていた粟屋憲太郎やかつての藤原彰、江口圭一、大江志乃夫、吉見克明あるいは山田朗などの仕事はそれだけに大きな意味を持つ。「歴史学を志すものは実証的でなければならない。」教師もこの言葉を忘れてはならない。
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by yksayyys | 2006-05-19 13:07 | 社会 | Comments(0)