NHK「遠い祖国へ」を見る

 撮りためてあった番組のひとつを見ました。ブラジル移民を素材としています。移住の始まりから苦しい移民生活を経て、戦後戦争に勝ったとする「勝ち組」と負けたとする「負け組」による壮絶な抗争を描いています。この「勝ち組」と「負け組」はかなり前にTBSの報道特集が取り上げていたのを覚えています。その時も相当な衝撃を受けたのですが、今回もその衝撃の強さにおいて変わりはありませんでした。「勝ち組」の人たちは今でも「負け組」とはつきあいたくないと言います。「負け組」の女性は、「勝ち組」によって暗殺された父のことを思い涙を浮かべます。地球の裏側で、情報が隔絶されていたがゆえの悲劇であり、遠いがゆえに戦後も収まる事のなかった偏狭な愛国主義のなせる業でした。しかし、よく考えてみるとこのブラジル移住こそは大日本帝国による無責任な国策から始まったのです。「勝ち組」の一人で「負け組」を暗殺したメンバーの一人が、ブラジルを訪れた現在の皇太子の姿を見て「見捨てられてなかった」と涙をためて喜ぶシーンがありました。いろいろな意味で複雑な思いにとらわれる私でした。
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by yksayyys | 2014-08-20 16:28 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・


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