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アマノジャクはこう考える

財閥解体

 昨日、何となくテレビのチャンネルをいじっていたらNHKの衛星放送で「財閥豪邸物語」というのをやっていました。建築にはちょっと興味がありましたのでそのまま見ていましたが、結構面白い内容でした。流れとしては、三井・三菱・住友・安田の4大財閥が財閥解体にどのように対処したかが比較されている内容でした。基本的にはGHQに通じていた安田財閥が率先して解体を行いその「安田プラン」を基本に残りの3つの財閥に解体するようGHQが命じます。最後まで抵抗したのが三菱財閥。「国策に沿って仕事をしたまでで、解体されるいわれはない。」と岩崎小弥太は応じません。そこに説得に言ったのが大蔵大臣の渋沢敬三でした。数年前に佐野真一「旅する巨人」「渋沢家三代」(面白かったですよ)で注目を浴びた渋沢栄一の息子です。渋沢、岩崎の会談で岩崎が最後に言います。「GHQの命令では解散しない。政府の命令だったらやむをえない。」・・最後の意地のようなものでした。
 この渋沢という人は、戦前援助を惜しまずその研究を支えた宮本常一の満州行きを止めてこう言います。「いずれ世界戦争になり日本は敗退する。今満州などに行って命を粗末にするな。」と・・・「日本は負ける」経済人の目にもそれはわかっていたことなのでしょう。また、渋沢は宮本に次のようにも言います。「日本の繁栄を支えたのは毎日コツコツと頑張ってきた名も無き民衆である。その姿を克明に記録するのは我々の大切な仕事である。」日本の民俗学研究をバックアップし、自身も民俗学者であった渋沢敬三の生涯は経済人としてはきわめて異色だと思われます。ちなみに、財閥の豪邸は「贅を尽くした」すごいものばかりでした。まあ、大金持ちは古今東西どこでもそうですが・・・ここ鹿児島だってみんなすごい豪邸です。「お金持ち」は!
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Commented by ska37o at 2006-05-29 19:04 x
財閥解体は,安田プランで行われたことや三菱財閥の抵抗など初めて知りました。
 今の日本の行方を,健在の経済人は,どのように先を読んでいるのでしょうか?まさか一人勝ちのある企業のように自分のグループだけなんて考えていないでしょうね?
Commented by ska37o at 2006-05-29 19:06 x
失礼!”健在”ではなく現在に訂正してください。
by yksayyys | 2006-05-27 08:59 | 社会 | Comments(2)