かわいそうな童話

 子どもに「読み聞かせ」をしていると当然数々の童話と出会うことになります。そのほとんどは自分が小さい頃にも親しんだものだともいえます。「シンデレラ」「桃太郎」・・・そんな中で私の記憶に残っている童話が「フランダースの犬」と「ごんぎつね」でした。理由は簡単で「終末があまりにもかわいそう」だということでした。たいがいの童話は「めでたしめでたし」で終わるのですが、この2つは「死」を最終章としていました。その後、フランダースの犬はヨーロッパらしく(フランドル地方でしょうからベルギーか?)「神に召されて」幸せになるんだと納得できるようになりましたが、「ごんぎつね」はやはり「かわいそう」だとしか思えませんでした。知り合いに「ごんぎつねの結末をどう思う?」と聞いたところ、「悪いことをすれば結局その報いを受けるということですよ。」とあっさり言われてしまいました。「そう言っちゃあ身も蓋もないよなあ。」と思いました。ゴンは、食料を兵十の家に運び込むことで十分に罪を償っていると思うのですが・・・どうして作者は兵十にゴンを撃たせてしまうのでしょう。私はいまだに引っかかっています。もしかしたら、そういうところが「名作」たる由縁なのでしょうか。
 うちの娘は「マッチ売りの少女」の薄幸がどうも理解できないようですが、その中でも「お父さんはどうしてマッチ売りの少女を家に入れてあげないの?」と聞いてきます。あの童話を読む限りお父さんは「単なる意地悪」にすぎないのですが、きっと娘は私から叱られている時に私にこの「薄情な父親」を重ねているのだろうと思います。うるうるした表情があの「少女」にそっくりですから。(笑)
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Commented by shin-pukupuku at 2006-05-27 19:08
違うのではないかな。娘さんは,自分の父はこんなに優しいのに,なぜ,マッチ売りの父親はこんなに冷たいのだろう・・と思っているんだと思いますよ。
by yksayyys | 2006-05-27 10:19 | 育児・家庭 | Comments(1)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・


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