ブログトップ

アマノジャクはこう考える

小言に小言

 資料チェックの合間に朝刊を読んだ。土曜日は楽しい記事が多い。今日は藤原僖一の「時事小言」が掲載されていた。伝統ある東大国際政治学の研究者である。「イスラム国」「ウクライナ」「憲法改悪」という状況の中、何を書くのだろうと興味津々であった。が、結局次の言葉でしめくくられていた。
「実際に軍事介入を行うほかに効果を期待できる選択はない。しかも、軍事介入に訴えたところで紛争が終結に向かう展望は乏しい。戦争が必要でありながら、戦争が終わらない世界。解決策や処方箋を示すことなく突き放していえば、それが私たちの生きている時代である。」
 まさに絶望的表現ですね。ヨーロッパサッカーでは差別的言辞が横行しネオナチが反イスラム勢力を利用しているという記事もあった。差別を受け、戦火を逃げ惑い、誘拐され、殺される市民たち。「歴史から学ぶ」という人間の知恵はまた一瞬にして無力化してしまったということでしょうか。
「知性は暴力に勝てない」現実はあったにせよ、「知性が暴力に勝つ」気概は見せて欲しかった。

 
[PR]
by yksayyys | 2015-02-21 09:09 | 社会 | Comments(0)