「ほっ」と。キャンペーン

ブログトップ

アマノジャクはこう考える

岩波講座3冊目

 順番に読み始めた岩波講座日本歴史の近現代シリーズが3冊目に入りました。頭痛、痛風と体調不良に邪魔されてはいますが、読むスピードはずいぶん早くなってきたような気がします。配列が政治史、社会経済史、外交史、教育史などどの巻もオーソドックスなものとなっているため歴史の流れがつかみやすくなっています。こういう学術専門書を読んだ感想としては実に品のない表現をしますが、近代日本の政府は特に朝鮮半島に対してはずいぶんひどいことをしているなというのが実感です。韓国併合を合法で対等な条約による併合と言う人がいますが、その歴史的経過を知れば「強権的、謀略的な暴力を背景にした」ものであるのは疑いのないものだと思います。小学校の歴史において教えるべき人物に陸奥宗光や小村寿太郎らがいますが、彼らを学習指導要領がどう教えろと言っているのかを知ると暗澹たる気持ちになってしまいます。あと、あれほど政府が自信を持って「我が国固有の領土」と言ってきかない尖閣や竹島も歴史的経過を知れば知るほど「ムムム」という感じになってしまいます。「歴史を国家に都合の良い物語にしてはならない」との思いはさらに強くなった気がします。

 そんな中でひとつだけ違和感のあった論文が地主制に関するものでした。日本の「家」制度を中心にした単独相続による地主制を、「信頼」にもとづく理想的な地主制であると賞賛しているような内容でした。門外漢なのでうまく反論できませんが、日本の地主制がそんなに「おめでたい」ものだったのかどうも信じがたいものがあります。

 第3巻は大正時代。目次には「大正デモクラシー」という言葉は見あたりませんでした。この時代の民衆運動、社会運動の位置づけもずいぶん変わってきたということでしょうか。夏季休業中に読み終わることができますでしょうか!まだまだ読みたい本がいっぱいあったんですけどね!
[PR]
by yksayyys | 2015-08-25 22:42 | 社会 | Comments(0)