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アマノジャクはこう考える

政府批判!?

 九州大会の研究協議の中で「政府批判になるのは・・・」と懸念するようなコメントが出ました。最近この手の意見が若手から出ることが多いような気がします。私は「政府批判なんてあたりまえじゃん。社会科なんだから。批判的思考力は社会科の基本!」と心の中でつぶやいていました。そこは佐賀のTさんが応答の中でうまくかわしていたと思います。そんなこと気にする人が増えてきているんでしょうね。
 その点については指導助言者のYさんが婉曲に説明してくれたと思います。「政府が上か主権者である国民が上か、それは自明のことかと思われます。」話の前後の脈絡から容易に結論が見える言い方でした。それと比べると歴史の指導助言者はアウトでした。理論的説得力がなかったことに加えて「指導してやる」という高飛車な姿勢が見え見えでした。違いはどこか。それはおそらく歴史が教育行政の人で公民が大学の研究者だからだろうと思います。もちろん、いつもそうではないでしょうが今回は研究者側に軍配が上がったと思います。というか私はいつも研究者側の指導助言に共感することが多いです。聞く側の資質の問題もあるかもしれません。そういう意味で指導助言者はやっぱり2人いた方がいいような気がします。M崎は一人でした。
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Commented by ぷくぷく at 2015-11-22 15:18 x
政府批判を気にする人は、社会科誕生の歴史を再度勉強すべきですね。自分が知らないうちに赤シャツになっていることに気づいていないのでしょう。
Commented by 佐賀のT中です at 2015-12-05 07:49 x
九州大会での発表にあたって、私の県でも事前の検討会がありました。ところが、その日はすでに別の出張が決まっていて、参加できない旨を伝えました。すると「報告書だけでも出してくれ」とのことで、私( 本人 )は不参加のまま報告書の検討会がおこなわれました( これって、かなり失礼な話だと思いましたが・・・ )。
私が参加しなかった私の報告書の検討会で、意見プリントの質問欄に書いていた「自衛隊は憲法違反という意見もあるが・・・」の部分に対して、「親が自衛官の家庭もあるのではないか?」「直接的ではないにしろ、この表現はどうなのか?」などの批判があったようです。
今までの経験から、当然こうした批判はあるだろうとは思っていました( ただし、これまでも親が自衛官の子どもを教えたことはありますが、1度も授業内容に対して批判されたことはありません。間違ったことを教えているわけではないからです )。
しかし、「自衛隊が憲法違反という意見がある」ことは、教科書にも書かれていることなのです。こうした批判は、「教科書に書かれていることすら教えることに問題がある」「政府の意見に逆らっている」と言っているようなものです( こうしたことも、県中社研に距離を置いている理由の1つです )。だから、あのとき、「集団的自衛権行使容認は、憲法に書かれていることとは違う」と言う言い方をしたのです。「あぁやっぱりこんな意見が出てくるんだ」と思いました。
 社会科の授業は、ときの政府の主張を支持する子どもを育てることではないはずです。やはり批判的思考力を育てること、だまされない賢い頭に鍛えることが、特に社会科の授業においては必要だと考えています。でも、そうした社会科教師ばかりじゃないことが、改めて認識できて、残念に思った研究大会でした。もっとも、だからこそ、素直に率直に応答するようことが大事になるだろうとは考えていました。
Commented by yksayyys at 2015-12-05 08:32
 今、社会科教育研究の本を集中的に読んでいますが、社会科教育研究の基本は「民主主義社会の形成者(主権者)を育てる」「批判的思考力の育成」にありそれが「社会認識の形成を通して市民的資質を育成する」という社会科教育の目標につながるというのが研究者の了解事項のようです。
 行政(政府)側の「愛国心の涵養の教科として社会科を使いたい」という意図をそのまま受け止める教師が相当増えているのだろうと思います。
 私はもうしばらく中社研内部にいて「社会科の基本」にこだわっていこうと思います。そのためにもT中さん同様、授業実践で証明していこうと思っています。これって結構楽しい作業なんですよね!(笑)
by yksayyys | 2015-11-21 19:26 | 社会 | Comments(3)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・