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アマノジャクはこう考える

特別支援教育

 始業式の午後、勤務校では特別な支援を要する生徒のための会議が開かれました。約一時間、ひとりの生徒のための話し合いが行われたことになります。その生徒は私の担当学年のためその準備のための話し合いが先日ありましたがその話し合いは一時間半かかりました。その生徒に関する様々な調査結果や医師の判断などの客観的データとこれまでの生育・学校歴、本人・保護者の意向などを総合的に判断して「どのような支援が必要か」を探っていきました。校長から「学年としての方針を出してくれ」と言われましたのでかなり苦労しましたがいくつかの方針を出しました。おそらく、これまでの学校教育の中ではかなり異質の方針を出したような気がします。当然、会議は紛糾しました。が、最後はその方針は承認されました。大変なのはこれからなのですが・・・・
 その会議が終わってからその論議を振り返って思いました。「特別支援教育がその目的の通りに実施されればそれは日本の教育を変えることになる」と!うちの学校にとってはまさに最初の一歩となるような気がしました。支援学級に所属している生徒ではなく、通常学級に所属している「支援を要する生徒にどのような支援を行っていくか」は言うほどたやすいものではありませんが、その思想性はまさに教育の理想に近いものがあると感じました。そのことを特別支援担当の同僚に伝えたところ、その同僚は「その通り。しかし、最大の壁は環境整備が進んでいないこと。」と言いました。教員の定数を増やすとともに、学校の中の体制を整えるための予算が必要になります。が、それが全くなされないままに「子どものために・・・」と上から指示されているのが現状なのです。管理職に「特別支援のための予算は?」と聞いたら「ない」と言われました。「支援員の配置をふくめた教員の体制充実を」とも要求しましたが「現体制で何とか・・・」と言われました。そういう確約を迫られるのから逃げたのか校長がこの会議を「所用のため」と欠席したのも気になりました。
 
 ただ、そういうことも含めて「ひとりの子どものために一時間ずっと話し合った」ということはきわめて有意義なことであったと感じています。
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by yksayyys | 2016-01-10 12:58 | 学校 | Comments(0)