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アマノジャクはこう考える

目安点

 先日、久しぶりに中高連絡会なるものに出席しました。こじんまりとした職業系の高校です。全体会の質疑応答で私の方から質問しました。「ここ数年定員内不合格を出し続けているが理由は何ですか?」担当が答えようとしたところ学校長がそれを遮って直接答えました。主な回答は次の3つでした。
①学力検査、面接、内申書から総合的に判断した。
②面接の態度などが著しく悪い場合。高校生活に適応できない事が明らかである場合、不合格にすることが本人のため。
③県教委が目安点を設定した。1教科18点。5教科90点。
 ①と②はこれまでもよく聞いた回答でしたし、②の問題点は指摘するまでもないと思います。が、③は初めて聞く内容でした。これは由々しき事態だと思います。県教委自体が「最低点数を設定して定員内不合格を出すことにお墨付きを出した。」ということだからです。少子化でほとんどの学科が定員を切る中、高校側も定員内不合格は容易には出しにくいはずです。しかし、高校側の本音に「高校で勉強するには一定の学力が必要」という適格者主義があるのも事実です。この葛藤に県教委が助け船を出した格好です。校長は「生徒本人のため」と言いましたが、それは本当でしょうか。勤務校には社会的状況から貧困にあえぎ低学力に苦しむ生徒が大勢います。これまでの学校にはなかった状況をつきつけられています。そこに高校という受入側が機械的な対応をしようとしています。
 これは実に憂慮すべき状況だと考えます。この事実を勤務校に帰って職員室で話したところ大半の反応は「しょうがないですね!」でした。これはこれで憂慮すべき状況だと考えます。
 進路保障の理念はどこへ・・・
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by yksayyys | 2016-07-03 08:45 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・
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