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アマノジャクはこう考える

私の好きな社会科

 唐木清志「『公民的資質』とは何かー社会科の過去・現在・未来を探るー」(東洋館出版社)のあとがきの最後はこう結ばれていた。
「自分の足を使って取材をし、教材の良さを実感して、子どもの考えを深めるために教材づくりを進めれば、子どもはきちんと教師に応えてくれるものである。こだわりを持った個性的な子どもを育てたければ、教師がまず個性的になることが必要である。借り物の授業ではなく、学校の置かれた地域と、目の前の子どもと、そして、先生方ご自身の社会科観で編まれる社会科授業を、若手に限らずすべての社会科教員は目指すべきである。」
 自分の考える社会科教師像をこれほど的確に表現した文章はないのではないかと思える。これがずいぶん昔の本ならともかく2016年11月に発行された本であることがまた嬉しい。
 私は、この社会科に関するある団体の事務局の研究部門の責任者となっているが、近いうちに辞めようと思っている。(できれば3月に)
最近までは「辞めたい」が本音であったが、「辞めるべき」という風にまで変わってきている。理由の第一は「世代交代」である。私が事務局の研究部に入ってから12年が過ぎた。これはやはり長すぎる。九州大会を事務局員として3回経験する人はそうはいないのではないかと考えている。理由の第二は「新しい風」である。これは、「若く」という意味だけではない。鹿児島県の社会科が大切にしてきたものはとても大切なものでありとてもユニークなものである。誇りにもしている。が、自分はその流れの「真ん中」を走ってきたように思う。これは自惚れかもしれないが、N会長やぷくぷくさん、Kさんたちとかなりの部分で共有できる考え方で研究というものを進めてきた。しかし、これも多くの人たちが集って考え直してよい時期に来ていると思う。内心、「これまでの流れを無にする研究はしないだろう」と期待してもいるが、これは去る人間の言うことではないかも知れない。そういう事を40代を中心とする県内社会科の実践家のみなさんが集団討議する中で考えていくべきではないかと思うようになった。もちろん、私もそれを支えようとは思うが、支える場所はあくまで「外から」だろうと思う。
 組織の事を考えるとそれが良いと思う。私自身もその方が良い。

 私の好きな社会科を続けていくことでそのような活動に貢献できたらいいなと考えている。



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Commented by shin-pukupuku at 2017-01-07 22:25
同感です。その先は、新しい方々が考えればよいと私も思います。こちらが心配してしまうこともありますが、それはそれで仕方がないのかもしれません。組織は変わっていくべきだと私は思います。
by yksayyys | 2017-01-07 10:38 | 社会 | Comments(1)