浜口雄幸と石橋湛山

 今日の午後、ため録りしていたテレビ番組からNHKBSの「昭和の選択」の浜口雄幸と石橋湛山の番組を視ました。
どちらも再放送でした。この時期にこの2人の番組を再放送するのは、今の世の中の風潮へのNHK(の良心ある人々)からの警告だろうと思いました。浜口は無愛想な割に国民の人気が高かったのだそうです。「政治は最高の道徳」と言ったそうですが、それを体現した人だったのでしょう。金本位制度はタイミング的に失敗しました(番組には出てきませんでした)がロンドン軍縮会議の時の海軍との格闘はかなり強調されていました。城山三郎が「男子の本懐」で書きましたが、東京駅で銃撃を受け運ばれた部屋で「男子の本懐」と言ったそうですが、相当な志の持ち主だったようです。石橋湛山は私も大好きな人物です。大正デモクラシーの最も良質な人物だと思います。デモクラシー期だけでなく、軍国主義時代のジャーナリストとして、戦後は政治家として「筋を通そうとした」稀有な存在です。首相辞任後日中国交回復に努力したのは知っていましたが、中国には社会党の代表団として行っていたようです。自民党の首相を務めた人が当時の政敵社会党の代表として訪中するのですからすごいことですね。湛山にとっては、自分の志を遂げるためには政党などどうでも良かったのかもしれません。そして、田中角栄が訪中前に病床(かなり弱っていたと思われる)の湛山に「石橋先生、中国に行ってきます」と報告に行ったシーンはなかなかジーンときました。最後に湛山ファンの高橋源一郎、船橋洋一、宮崎哲弥、湛山研究家の増田弘によるまとめの討論が面白かったです。「国民のためのイデオロギーのはずがイデオロギーが国民をしばる時代になっている。自由主義、民主主義、個人主義はイデオロギーを超えるはず。湛山はそう思って生きた。」リベラリストとはそういうものかと思った。
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by yksayyys | 2017-04-29 21:52 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・


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