「不快感」騒ぎに「不快感」

 昨日から昭和天皇の靖国神社参拝をめぐるメモの報道が続いている。「A級戦犯が合祀されている靖国神社には参拝すべきでない」という趣旨のメモだが、正直言ってこういう報道には疑問を感じる。「だから、何だというのだ。」ということである。昭和天皇がそう言えば、そうするのか。私は参拝反対派だが、天皇の発言に左右されるということは、「天皇の政治的利用」にもつながる。どこの新聞にも書いていないが、「天皇の戦争責任」が政治的理由で不問に付され、戦犯とならなかったことを考えれば、メモに書かれてある発言にも疑問符がつく。日本人の精神構造における「天皇制」はまだまだ強固である。スクープした日本経済新聞には火炎瓶が投げ込まれたという。この連鎖反応も「相変わらず」である。
 天皇の発言がどうあろうと、主権者としての国民が「良識に基づいて」判断する。当然、指導者を選ぶ際の争点にするべきである。「争点になることを恐れた」という理由で自民党総裁選に不出馬を発表した福田康夫も情けない。日本人が引きずられているのは「戦争の呪縛」ではなく「天皇の呪縛」ではないのか。
 天皇の発言の中で私が授業に引用するものがひとつだけある。それは、現天皇が即位の時に発した言葉である。「私は日本国憲法を守る。」この発言だけが政治的に最も重要である。
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by yksayyys | 2006-07-22 10:01 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・


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