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アマノジャクはこう考える

FW(雑感)

「若者」
 今回のFWで若い院生たちの学習意欲に刺激を受けました。私はOBとして「何か授業に生かせるものはないかな」と取捨選択の姿勢でこのFWに臨みましたが、若い院生達は全部吸収という姿勢ではないかと思えるほど意欲的に思えました。日本史専攻の院生は行く先々で学芸員や専門家の方々をつかまえて納得できるまで質問をぶつけていました。倫理専攻の院生は、昨年チョコッと話した私の「丸山真男論」を覚えていたようで、「その後僕『歴史意識の古層』を読んだのですが・・」と私に話しかけてきました。「常に問題意識を持って現実に接している。」話をしていてそう思いました。何かと中途半端で、戦意喪失しかかっている40歳代の一人として、この若者たちの「貪欲さ」に学びたいと思います。
「親の背中」
 今回、初めて高校生がFWに参加しました。Kさんの長男です。「夏休みどこにも連れていってもらえないのか」「じゃあ、日本史のFWに行くか」そういう経過で参加したようです。高校生ながら大学院生ともうち解けてなごやかに話すところなど「大衆性バツグン」のKさんそっくりでした。しかも、将来は「小学校の教師になりたい」とか。地理が得意というところもそのまんま。じきにギターを弾きだし、オリオンビールを飲むようになることでしょう。
「後輩」
 参加者に私と卒業した大学、学部、学科、専攻まですべて一緒という女性がいました。私は近代史で彼女は中世史でしたが、なかなかここまで一緒の人とはめぐりあえないもの。ゼミはスギハシ先生だったとのこと。私の頃は、唯一の助教授で他の重鎮たちと比べると軽量級に見えたものですが、今や最長老で学部長職などで超多忙とのことでした。20年経っていますので当然といえば当然ですね。ちなみに彼女は、「障害児教育」の道に進むとのこと。頑張って欲しいと思います。
「被害の記憶」
 3日目に、島津が福岡攻めを行い、福岡では恨みを買っていることを初めて知りました。大学時代は友人のS(例の北海道新聞記者)から「俺の生まれた会津では薩摩は敵でしかない」と聞き、これも初耳で唖然としました。教師になってからは「琉球侵略」を知り、沖縄・奄美の恨みを買っていることを知りました。鹿児島の公式の歴史では「鹿児島は維新の英傑を数多く生み出した土地」となっていますが、こういう「加害」の事実については教えること、伝えることはほとんどありません。そして、「被害」の記憶は100年以上経っても忘れられてはいません。初任者研修を受けた時に「郷土教育」を担当した講師は言いました。「郷土教育とは、郷土のいいところだけを取り出して教えるものです。」私は「そりゃあないだろう。」と感想用紙に不満をぶちまけました。「加害者は忘却する。被害者は許すことはあっても忘れることはできません。」その頃、誰かから聞いた言葉です。その「加害の象徴」たる靖国神社に今日コイズミが参拝しました。
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by yksayyys | 2006-08-15 21:26 | 社会 | Comments(0)