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アマノジャクはこう考える

御手洗ビジョン

 今日、車の中で妻と「財閥は戦争に協力したのか、推進したのか」という話をした。財閥解体の時、三菱の岩崎は「国策に協力するのは企業の勤め。罰せられる覚えはない。」と解体に抵抗したとされる。一方、帝国主義が戦争を引き起こすという図式からすると独占資本が戦争を推進するのは自明のことと言える。アメリカが湾岸戦争、イラク戦争に突入したのも、オイルマネーのためであると常々言われてもいる。「国策と企業」「経済と戦争」はニワトリとタマゴ以上に密接な関係にあると言える。
 そんな中、先日経団連会長の御手洗富士夫が「御手洗ビジョン」なるものを発表した。アメリカ暮らしが長い人と聞いていたのでリベラルな感覚の持ち主かと思っていたが、逆にレーガン以来のネオコンの影響が強いのか、安倍首相の「愛国心路線」を強調する内容となっていた。たまたまであるが、今日労働状況に詳しい知り合いと懇談したが、現在の労働政策は「企業の論理のみ」となっており、「国民生活のための企業」でなく「企業発展のための使い捨て労働者」の様相はますます強くなっているようである。中国敵視の米軍・自衛隊共同演習も「中国の軍拡」が理由とされているが、経済覇権をめぐっての米中の対立の色が濃いという説もある。朝日新聞は、御手洗ビジョンの評価の中で「経済界に戦争を知る者がいなくなった」ことを警戒していた。平岩外四などを指しているようであるが、なるほどそういう流れもあったかも知れないが、元日商会頭の永野重男のように常に「武器輸出解禁」を唱える勢力も主流を作ってきた。先日の同窓会では京都の某企業に勤めている教え子が「やばい仕事をしてますよ」と笑いながら言っていた。もちろん、軍事技術のことである。「入社するまでそんな会社とは知らなかった」とも言っていた。
 どちらにしても、すべてが悪い方向に流れているように見えて仕方がない。ありん子一匹、何をすべきか、真剣に考えてしまう正月である。
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by yksayyys | 2007-01-04 03:13 | 社会 | Comments(0)