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アマノジャクはこう考える

宿題

研究会でもらった宿題「抵抗」について少し考え調べてみることにしました。まずは、今の自分の認識から・・・戦前・戦中の「抵抗」については、大きく分けると「天皇制(ファシズム)に対する抵抗」と「戦争に対する抵抗」があると思います。そして、それぞれを時間的、地理的、種類の3つに分類できるような気がします。「天皇制に対する抵抗」は主に共産党を中心とするマルクス主義陣営に顕著なもので、講座派、労農派ともに「革命」を至上命題にしていたわけですので当然「抵抗勢力」となります。が、「戦争」については必ずしも「抵抗」というわけではありません。「帝国主義戦争」にはもちろん反対ですが、「戦争を革命に転化する」という戦略を持っていましたので、「より高次の目的」のためには「戦争も辞さず」という側面がありました。「戦争に対する抵抗」については、宗教団体の抵抗がありました。灯台社は兵役を拒否するという抵抗をしましたし、個人的には三国蓮太郎のように兵役拒否のために逃走するものもいました。(実母の密告により捕まる。)また、中野正剛など軍部を批判する政治家もいましたが、その時期の軍部は批判していても、「戦争」そのものにどうだったかはよくわかりません。強いてあげれば当時雑誌「東洋経済」の主筆であった石橋湛山の「小日本主義」が最も有効な「武力による膨張主義」批判だったように思えます。今、雑誌「批評空間」(1995年)所収の「久野収氏に聞く 京都学派と30年代の思想」を読んでいますが、「民主と愛国」ではやや図式的に述べられていた知識人間の動きも、実際はさらに複雑なものであったように思えます。 WB放送局さんの問題提起をもとに、しばらくこの「抵抗」ということについて調べてみたいと思います。そういえば、教科書にはそういう記述はないですね。「反戦論・非戦論」は日露戦争のところでしか扱われていないような気がします。
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Commented by WB放送局 at 2007-03-06 19:40 x
 なるほど。国体への抵抗、戦争への抵抗、軍国主義化への抵抗とありますね。たしかに歴史教科書には抵抗の記述はありません。ドイツの教科書には第二次大戦下の抵抗が記述されています。抵抗を記述「しない」のか、「させない」のか・・・・両面あるんだと思いますが・・・・。
by yksayyys | 2007-03-05 19:31 | 社会 | Comments(1)