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アマノジャクはこう考える

歴史家たちの闘争

 先ほど「近現代を語る会」のレジュメを仕上げました。今回は、関連文献を相当読みました。まあ、自分の専門の「歴史」だったので、家に相当数の資料があったのが大きな理由です。あと、新しく購入したものも6冊ありました。それにしてはあっさりしたレポートになりそうですが・・・
 今回の勉強で思ったことは、「歴史の研究者たちの闘争」のすさまじさでした。歴史学はその性格上、政治や思想とのつながりが強く、さまざまなセクトがあるし、相互の攻撃は相当なものがあります。学生時代、不真面目な私も「部落問題をめぐる見方」や「党派支持」を背景にした学者の相剋は何となくわかっていました。今回、よく名前がでていた井上清は講演会で本物を見ましたが、「この大学に呼ばれるなんて嘘みたいだ。以前は首ねっこつかまえられたりしたもんだ。Iさんなんて戦闘的な学者もいたし。」と言っていました。Iさんは私のゼミの指導教官です。そのIさんは奈良本辰也や梅原猛らをケチョンケチョンにけなしていたのを覚えています。が、今回の勉強でその「暗闘の系譜」がだいたい掴めました。そして、そこをくぐりぬけながら自分の学問を作りあげた網野善彦という人は相当にすごい人だと思いました。Iさんの回顧本にも書いてありました。「ほとんどの学者はなんだかんだ言いながら、世界史の基本法則に則った研究をしているといえる。網野善彦だけは違うものを作りあげている。」と・・・・ヒノクマ先生の話ではまだまだ歴史学界というのは「師弟関係」「学閥」の根強いところ、人間くさい「闘争」が続いているのでしょうね。それが、ポジティブなエネルギーとなり、学問の大きな前進となることを期待します。そう締めるしかないですね。「人間は永久に闘い続ける」ような気がしますが・・
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by yksayyys | 2007-07-21 13:51 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・
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