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アマノジャクはこう考える

歴史教育者協議会県大会報告(2)

 午後は学習会でした。午前中31人いた参加者が午後は9人に減りました。しかも知り合いばっかり。うち事務局4人。ちなみに報告者は事務局の4人中3人。どこもそんなもんなんでしょうけど・・・・
 さあ、報告は小学校のSさんから。「水俣病の授業」を16時間かけてやるというものでした。いやあ、すごいですね。全国のトップレベルの実践です。理論的にも、実践的にも「文句のつけどころがない」という感じでした。それを淡々としゃべるところが格好いいんですよね。私も感想を述べました。いろいろいいところはあるのですが、授業が終わるたびに出される社会科通信が効果的だということを言いました。授業で出された子ども達の意見が構造化されて通信に載せてあり、それを見て本時の授業を始めるというつながりが「授業に参加している」という子どもの意欲と「学びを共同化する」という目的を十分に達成していると感じました。Sさん、これで夏のあちこちの大会で報告するんでしょうね。歴教協全国大会が神戸であることをとても喜んでいました。なぜなら「阪神タイガースの熱狂的ファン」だからです。そう「目的はタイガース」と自分で言っていました。こういうところがまたいいんですよね。
 次は私。Sさんの後で気後れするかと思いましたが、逆に「あれこれ突っ込みたいという参加者の気持ちを満たすためにはこれくらいの報告がいいかもな」と逆に考えました。タイトルは「鹿児島における近代史授業プラン」です。歴教協らしいタイトルです。予想通り、内容面でいろいろ意見交換ができました。印象に残ったものが2つ。1つは「鹿児島で米騒動が起こらなかった理由」なのですが、以前は私は「米の値段を米屋が上げなかった」ことと「鹿児島では米を食べる余裕はなかった」と述べていました。もちろん、データに基づいてのことです。ただ、12年前に報告をした後、複数の人から「いや、地域によっては鹿児島の人は米をずいぶん食べている」と聞きました。海音寺潮五郎の文章にもそういうのが出てきます。それで「いちがいに貧しくて食べられなかった」とは言えないのではないかと思い、今回の授業プランにはその理由を省きました。が、参加者からは「それこそが本当の理由では」という声が出ました。私の宿題です。あと、特攻作戦における軍部の奏功率を授業資料に出しておいたのですが、「実際の命中率ってどれくらいなのかはっきりした数字が欲しい」ということでした。どっかにありそうなので、これも宿題。でも、飛行機が6分の1、震洋が10分の1なんて、本当に命が粗末に扱われていますよね。資料を作りながら本当に頭に来ました。あと、3本目のOさんの報告は稿をあらためて書きます。
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Commented by shin-pukupuku at 2007-07-30 11:27
地域格差もあったし,所得格差はかなりあったわけで,食べられる所得層と,食べられない所得層の幅が大きかったと思います。平均化すると食べられない層が大部分だったのではないでしょうか。獰猛な資本主義経済が成熟していた時代だと思います。
Commented by ska37o at 2007-07-31 13:52
 米騒動について質問です。わたしの親戚は,農業をやっていて,,自分の家で作っていた米を食べる,つまり,米を買わずに米を食べいるということがあるのですが…。売ることが主目的ではなく,自家米が目的で,余ったら市場に出すという米つくりは米騒動と関わりはなかったのかな?
Commented by yksayyys at 2007-07-31 16:40
なるほど。米農家にとっては、米は高く売れるわけだし、自分の米を食べられるわけですからね。ちょっとそこら辺研究してみます。夏休みの宿題として・・・・こういうのを問題解決学習というのでしょうか!?
by yksayyys | 2007-07-30 08:33 | 社会 | Comments(3)