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アマノジャクはこう考える

「万分の1も勝てる見込みはないと思った」

 浜園さんは17歳で海軍に入る。「飛行機が大好きだったし、何せ戦争中でしたから」と言う。通常は2年かかる訓練を、岩国で2ヶ月で終え台湾にて初飛行を行ったという。そして、「地獄を見た」というフィリピン戦線に参加する。そこで「万分の一も勝てる見込みはない」と思ったそうである。どの場面かというか、アメリカ軍がフィリピン本土に上陸する場面である。海じゅうを埋め尽くしたアメリカ軍の艦船と近代的な装備、そして整然と上陸してくるアメリカ軍を飛行機から眺め、つくづく思い知らされたとのことであった。私は「それを誰かに話したことはありましたか?」と聞いたが「いや、心の中だけで思っていました。」と答えた。そして、被弾もし、ようやく本土に帰った時に特攻隊にさせられたということであった。「志願」というのは嘘っぱちであり、上官が特攻隊になる人間を名簿で示してきたということであった。浜園さんは言った。「死ぬのは怖くなかったが、まさか前線から帰還したばかりの私を特攻隊に指名するとは思わなかった。」当然、上官を恨んだそうである。「喜んで志願したなんて、そりゃあ嘘ですよ。」間違いなくそう言った。
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by yksayyys | 2007-08-30 06:39 | 社会 | Comments(0)