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アマノジャクはこう考える

「 涙腺が弱くなった 」

 浜園さんは83歳ということであった。しかし、その記憶力は相当なものであった。何年何月にどういう戦いに参加したか正確に覚えていた。私は、1時間ほどこの方と質疑応答を繰り返した。「朝鮮人はいたか?」この質問に対しては「陸軍にはいたが、海軍にはいなかった」と答えた。そういえば知覧の特攻基地からは朝鮮人兵士が多く飛び立ったが、知覧は陸軍の特攻基地であった。「陸軍と海軍は全く別の作戦で一緒に行動するとか連絡しあうことはないと聞いているが?」と聞いてみた。「その通り。全くない。」と答えた。あと、車で岩波新書「戦艦大和」を読んでいたので大和についても聞いてみた。「ああ、トラック島で乗せてもらったよ。樽みたいな大きな船だった。あれはいい船だった。プリンスオブウェールズみたいな。」日本軍が撃沈して得意になったイギリスの戦艦を持ち上げるところが面白いと思った。この浜園さん、テレビ・新聞から引っ張りだこである。9月1日の夕方からは鶴瓶の番組にも出るそうである。新聞はこの夏で2回は見た。が、あまりに多くて本人は本番を見なかったりするそうである。ただ、講演などはこの2月から断っているそうである。理由は「体が言うことをきかなくなった」とのこと。そして、こうも言った。「私は気が強い方でしたが、最近戦争の話をすると涙が出るようになった。だいぶ涙腺が弱くなった。」・・・・・この方についてまわる「最後の生き残り」という言葉が妙に現実味を帯びたような気がした。
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by yksayyys | 2007-08-30 06:42 | 社会 | Comments(0)