あの「特攻」番組について

 土曜日の鶴瓶の番組に歴史地理教育メーリングリストに多くの批判が寄せられていました。内容は、もっともなのですが、いきおい浜園さんまで誤解を受けるかもしれないと考え、このメーリングリストに投稿しました。公開に問題はないと思いますので下記に紹介します。

話題になっていた鶴瓶の番組に登場した「特攻隊」について
皆さんに伝えたいことがあります。

あの番組に登場した浜園さんに私はこの8月に2時間くらい
インタビューをしてきました。
浜園さんは私の質問に次のように答えました。

Q「特攻隊は志願だったといいますが」
A「そんなの嘘です。上官が名簿に印をつけるんです。こいつを
特攻隊にすると。フィリピン戦線から帰還したばかりの私を特攻隊
にしたことを私は恨みました。」
Q「特攻作戦をどう思いましたか」
A「ひどいと思いました。命を粗末にするという意味においても、
パイロットを次々に死なせるという作戦上の意味においても
全く意味のない作戦だと思いませんでした。」
Q「戦争に勝てると思いましたか。」
A「フィリピンのレイテに上陸する圧倒的なアメリカ軍の姿を見た時
こりゃ勝てないと痛感しました。あの物量を見ると誰だってそう思います。
早く終わればいいと心の中で思いました。」
Q「戦争責任についてはどう思いましたか」
A「特攻作戦を考えた大西滝二郎をはじめ、大きな責任があると
思います。天皇に対してももう少しなんとかできなかったのかという
気持ちはあります」
あと本人の言葉として
「最近、愛国心などという言葉を使う政治家が出てきた。困った
ことだと思う。そんな言葉があふれている世の中はろくな世の中じゃない。」

そういう言葉を聞いた私としてはあの番組はやはり理解しにくいものでした。
10年以上前から特攻の授業に取り組み、浜園さんとは長いつきあいである
私の妻も「あれでは困る」と嘆いていました。

 私は2学期、「特攻」の授業をします。もちろん浜園さんの言葉を引用
しますし、震洋をはじめとする様々な「特攻」をとりあげるつもりでいます。,
安井さんが言うように事実に即して「命と戦争」を考える授業を
作りあげる必要を感じます。


今のところ京都の本庄さんと奄美のWB放送局さんから賛同の意見をもらいました。
いずれにしても自分の授業実践が大事になってきたと思っています。
今日、年休をもらって知覧の特攻平和会館まで行ってきました。すごい人出でした。今日だけで2000人くらいが来ているようです。出版社の友人から頼まれた原稿もいくつか書きましたが、今日「これにしよう」と決めました。土曜日に送ろうと思います。遅れてごめんなさい。
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by yksayyys | 2007-09-20 17:39 | 社会 | Comments(0)