「母べえ」を観た

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 珍しく公開2日目という早い時点で映画を観てきました。山田洋次監督の話題作「母べえ」です。「混むかも」と1時間以上早く映画館に行きましたが、チケット売り場で「席には余裕があります」と言われました。意外でしたが、本番時でも4分の1程度でした。やっぱり「Mr、ビーン」とかの方が多いようでした。「母べえ」そのものは良かったんじゃないかと思います。派手なストーリー展開や白熱したシーンは少なく、戦前の家庭の様子が淡々と描かれていました。映画としての出来はわかりませんが、私はこういうのは嫌いではありません。治安維持法で逮捕される夫、天皇制に最も対立した存在に見えるテキ屋のおじさんなど、社会背景、歴史背景を理解できる者は十分に堪能できるものだったと思います。最後、吉永小百合演じる「母べえ」が亡くなるシーンでは私も涙が止まりませんでした。もう少し劇的なシーンがあっても良かったとは思いますが、あくまで山田風に「淡々と」描いていました。向田邦子のドラマのようでもありました。ただ、やはり戦争というものは嫌なものですね。そして、それを支えた「戦前的なもの」に対しては憤りを感じます。あまりにも多くの「者」と「物」を奪ってしまったと思います。そして、その責任の当事者と思える人間たちが「ぬくぬくと」生きたことを思うと何ともいえぬ怒りが沸いてきます。
 「一木一草の天皇制」を見逃すものか、との決意を新たにしました。映画館を出た後、本屋で3つの岩波新書を買いました。「昭和天皇」「占領と改革」「アメリカの貧困と格差」・・この中で何から読んだと思いますか?今日観た映画の後ですから当然・・・・・・・です。怒りを持続しながら読み切りました。
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Commented by ska37o at 2008-01-28 21:15
 ぼくも見に行こうかな!でも,護憲活動が…ハハハ
by yksayyys | 2008-01-27 18:09 | 社会 | Comments(1)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・


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