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アマノジャクはこう考える

薩摩と庄内

 佐高信の「西郷隆盛伝説」(角川学芸出版)を読んだ。結構疲れる本だった。あちこちの本からの引用が多いのと、登場人物が多いのがその理由だと思います。「明治維新を、勝者である薩長中心ではなく敗者の側から」という本は数多くありますが、その類の本をまとめようとしたものと思われます。この本を読みながら先々週の全国教研でのできごとを思い出しました。2日目、私の報告と質疑が終わった後、ひとりの高校教師が近づいてきました。山形の高校の教師で、分科会で何度も質問や意見を述べた結構「鋭そうな」感じの人でした。声だけだと若そうでしたが、近づいてみると年齢は私くらいのようでした。 彼が聞いてきたのは「どうして特攻なんてあんな馬鹿げたことを考えたのかどうも理解できないのだけれど」ということでした。まあ、普通に考えればそうですよね。そこを無理して考えて出てくる答えは「物量に劣った日本軍にとってまともに闘っては勝てないので体当たりに出るしかないと判断したのではないか。」ということと「戦局が不利となり人心が動揺する中で戦意昂揚を狙う意味があった」くらいのことです。彼も「そんなところでしょうねえ。生徒にはそう言いましたが・・」と言っていました。その後私は軍の上層部にあった「玉砕の思想」についても触れ、その「玉砕」を愛用した西郷隆盛について少し話しました。すると彼は苦笑しながら「実は、私のいる庄内も西郷様々の土地柄で南州神社もあるんですよ」と話しだしました。そういえば、南州墓地には庄内藩士の墓もあるし南州顕彰館には「庄内美談」がたっぷりと説明されてあります。きっと山形の彼も「参っちゃうよなあ」という気持ちを持ってるのだろうと思いました。けど、佐高さんはかなり郷土愛が強い人のように思いますね。まあ、人物にしても土地にしても「思い入れ」がないと本は書けないでしょうけど!私や山形高教組の彼は「一歩引いた感じ」ですが!
それくらいがちょうどいいと思うけどな!ちなみに佐高さんも元山形高教組です。
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by yksayyys | 2008-02-15 20:53 | 社会 | Comments(0)