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アマノジャクはこう考える

第382回「隼人文化研究会」に参加

 久しぶりに隼人文化研究会に参加してきました。いやあ、とても面白かったです。知的好奇心がくすぐられました。理由ははっきりしています。それは「自分と接点のある報告内容であったこと」に間違いありません。最初の報告は九州大学大学院生松迫知広さんによる「戦国期の伊集院忠棟と島津老中制」というものでした。この伊集院忠棟という名前に見覚えがありました。甑島の歴史を調べていた時にこの名前とぶつかったことがあったのです。ちょうど「一向宗の弾圧」を調べていた時でしたが、薩摩が一向宗の弾圧に厳しかったのは、この薩摩藩家老伊集院忠棟が一向宗門徒であったためであるという説があったのです。この忠棟、家老とはいえ石高8万国を有しており、大名クラスの力を持っていましたが、のちに島津家久から手討ちにあってしまいます。豊臣方の石田三成と近かったためにあれこれ恨みを買った気配もあったようです。まあ、私の予備知識はそんなもんでしたが、今日の報告で薩摩の家老(報告では老中という言葉を使っていました)制度が歴史的にどういう変遷をたどっていったかを豊富な資料で説明してくれました。質問では、やはり若手の研究者があれこれ細かい事を聞いていましたが、私にはさっぱりわかりませんでした。それよりも私は、忠棟と一向宗との関係や、家久たちとの確執の理由を聞きたかったのですが、「報告の趣旨」とはだいぶずれるようなので遠慮しました。二人目の報告は京都女子大学の野口実さんの「地域史研究における京都認識~閑院内裏・宇治と南九州・奥羽~」というものでした。私との接点は何と言っても「京都」でした。出てくる地名が私の記憶の中では映像としてくっきり結びつきますので、報告の中身がよーくわかりました。それに立論そのものがどれも新鮮で刺激的でした。おそらくシンポジウムなどで一般向けの話も慣れているのではないかと思えるほど話も上手でした。地図や絵資料も豊富で「学際的な」知識もふんだんに紹介されました。東西の学説対立なども面白おかしく話してくれました。この人、鹿児島経済大学に4年ほどおられたということでL中高のN先生もよーくご存じの方のようで、今回は野口さんの方が「ぜひ報告をしたい」と希望されたようでした。とにかく、私にとってはあっという間の3時間でした。Nさん、紹介してくださり有り難うございました。さあ、次はテスト採点だあ!
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by yksayyys | 2008-02-17 21:56 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・