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アマノジャクはこう考える

分科会報告です。

 少し冷静になりましたので、分科会報告をします。明治大学の会場にはかなり早く到着しました。どこも私大は生徒数確保で大変なんでしょうね。キャンパスは近代的ビルばかりで「土の匂い」や「ビラの気配」もない無機質な建造物でした。分科会開始時刻に参加者が30人くらいはいたと思います。知っている顔は、うちの妻ともうひとりYTさんだけでした。社会科教師では知らない人はいないあのYTさんです。A大学を退官して何年かたっているはずです。そのYTさんが忘れられない分科会にしてくれました。もちろん、感謝しています。世話人は埼玉歴教協の中心メンバーの方たちでどの名前も聞いたことがあり、人間味を感じさせてくれる人ばかりでした。最初代表世話人の方から基調提案があり、そして最初の報告がありました。茨城のIさんで、若さあふれる方で戦前作られた「愛国いろはカルタ」を使った実践で、とても楽しいものでした。あれはIさんの人柄もあるんでしょうね。その後は私でした。最初、「この実践は・・」と「歴史地理教育」の8月号掲載のものであることが紹介されました。私は、できるだけ県内の状況をふまえて楽しく詳しく報告したつもりです。会場も何度も笑いに包まれ、楽しい雰囲気だったと思います。質疑応答でも「教えてほしい」という内容がほとんどでした。が、一人だけ怖い形相の方がいました。そう、YTさんでした。2度、意見を中心とした質問をされました。意見というよりは厳しい批判でした。最初は、授業冒頭の質問に対してでした。「どうしてこういう質問ができるのか理解できない。」激しい口調でした。「特攻に向かう時の気持ち」を「今」と「当時の人々」にわけて聞いた質問でした。「無神経ではないか」と言わんばかりの口調でした。私は「子ども達の頭の中にあるステレオタイプの発想に問題提起するつもりであった」と説明し、その部分にはうなずいてもらえたような気がした。あとYTさんが「子どもの感想に、こういう作戦を強いた国や指導者への強い憤りの気持ちが足りないのはどういうわけか」と語気を強めた。あともうひとつはさらに強い批判であった。「行きたくないのに行かされた特攻隊員のどうしようもない苦悩はどこにあるのか!」私は、浜園さんの言葉を使ってそれを伝えた様子を説明したが、あまり聞いている風ではなかった。他の参加者とは明らかに異なる姿勢であった。私は、内容そのものよりもYTさんに厳しく批判されたという事実に打ちのめされた。20年間、この人を目標に頑張ってきてこの人に叱られてしまった。まあ、当たり前といえば当たり前なのだが、私からすれば小泉今日子から「あんたキモイ」と言われたような衝撃であった。サインしてもらおうと思ってなけなしのお金で買った本も結局そういう雰囲気となれずにカバンに入れたままとなった。今、思えば分科会世話人や分科会参加者全体からは「かなり好意的に」受けとめられたと思える。ただ、先日のメールにおけるNさんやYTさんのような「戦中派」にはどうしても受け入れられない何かがあったような気がしてならない。Nさんはこうも言っていた。「小中学校の教師に特攻が教えられるのか。」私に言わせれば、「従軍慰安婦も南京虐殺も集団自決も教えろ」と言う歴教協がどうして「特攻」を特別扱いするのかがよくわからない。「特攻を身近に感じた人達が会員に残っていて安易な実践化を許さない」そういう状況があるのではないかと思った。世話人は言った。「これまで特攻の授業というのがほとんどなかった」!そこにノー天気な私が実践し、特集にまで載せてもらった。私の意識と歴教協の意識には大きなズレがあったのかも知れない。私に掲載を呼びかけたKさんはそこを意識していたと思われる。Kさんに有形無形の圧力があったのかなと思う。
 ただ、私は今このように考えている。これは最後のひとことで述べたことである。「中学生の立場になって授業を組み立てたかというと疑問が残る。今後は、子どもの思考を十分に考えながら授業の再構成を図ってみたい。」世話人は一同うなずいていた。YTさんは厳しい顔であったが、「なぜ、YTさんが中学歴史分科会に顔を出したか」は考えてみる必要がある。近現代分科会か大学分科会が常連だったYTさんがなぜ中学歴史に!!それを考えた時に「愛の鞭」を真摯に受けとめるべきだろうと考える。そうして、また歩き出すことにしたというわけです。
 まだまだ私にはやるべきことがたくさんあるんです!!!はい!!!!
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by yksayyys | 2008-08-06 19:27 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・
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