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アマノジャクはこう考える

2017年 09月 18日 ( 1 )

藤田正勝「日本文化をよむ 5つのキーワード」(岩波新書)を読む

 「西田幾多郎」を読んだ時はそこまで思いませんでしたが、この著者なかなか読ませる文章を書きますね。この本を読む前に別の2冊の新書を読もうとしたのですが、「読みやすさ」「わかりやすさ」で選んだせいか「歯ごたえ」がなさすぎて早々に飽きてこの本に乗り換えましたが、なかなか味のある文章で面白かったです。特に出だしの「西行の『心』」は良かったですね。鎌倉時代ではありますが、その時代の時点で、西行が現代に生きる私たちよりはるかに深淵な思想・思考を積み重ねていたことがわかります。西行が詠んだ歌を通じて解明していきますので説得力があります。何より、今を生きる私たちが「共感」を持って読み進めることができます。そこを、「親鸞の『悪』」につなげていくところがまたいいですね。哲学が専門のようですが、文学に触れているような感覚でした。
 これから、1年生の歴史は中世に入っていきます。「武士の世の中」に生きた者たちの息づかいを大切に授業をしていこうと思います。

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by yksayyys | 2017-09-18 16:50 | 読書 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・