カテゴリ:社会( 1920 )

告発の正義

 亀田のタイトルマッチのせいでもないでしょうが、知り合いのブログに「不公平」あるいは「不公正」への告発が続いています。馴れ合いと化した組織への怒りともとれました。そんな中、今朝の朝日新聞に松下電器系列工場で起きた「告発者いじめ」の実態が報道されていました。今、朝日は大企業による「偽装請負」告発キャンペーンをはっています。私は実に重要なキャンペーンだと思っています。「働く者がこんなに大事にされない世の中はない」と思える今、松下の告発者は勇気を持って労働当局に訴えました。しかし、工場は「陰湿きわまりない」いじめによって報復し、ついに解雇しました。「汚い」。そう思いました。工場側は「個人の疎外感」よりも「コスト」を重視するコメントを堂々と主張しています。これから裁判になるようですが、「一労働者の企業に対する人間回復のたたかい」になるだろうと思います。以前、大企業の不正を告発した倉庫会社が倒産に追い込まれたことがありました。この国はまだまだ「ずぶずぶ」の馴れ合い社会です。告発者は「空気を読めない」人間として、排除されてしまいます。私は、これまで何回か職員会議で「告発の用意がある」と脅迫めいた言葉を吐いたことがあります。実際、動いたこともあります。きっと、上司や同僚からすれば「目の上のたんこぶ」であり「鼻つまみ者」であることは間違いありません。しかし、「対等でない」たたかいにはそれなりの武器が必要です。山崎豊子の「沈まぬ太陽」にはそういう戦いをした人物の生涯が描かれていますが、実話だけにその感動の思いは深いものがあります。当然のことですが、告発は「正義」のためのものであり、社会全体の利益のためのものです。より高次の利益のために「告発者保護」の取り組みは官民ともに重要です。その「偽装請負」追及の第一弾が、経団連会長を出したキャノンであるところに朝日の決意を感じます。私の中では「新聞協会賞」ものです。頑張れ、みんな頑張れ!!
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by yksayyys | 2006-08-07 23:28 | 社会 | Comments(3)

頑張れS

 私の大学時代の友人Sの裁判が始まろうとしています。Sは北海道新聞の記者で、2004年に新聞協会賞をはじめ各賞を総なめにした「北海道裏金追及キャンペーン」のキャップをやった男です。雑誌「世界」をはじめ講談社文庫をはじめ書籍にもたくさん紹介されています。が、どうやら警察の逆襲が始まったようで、道警が「名誉毀損」などでこのSやデスク、新聞社、出版社を訴えてきたのです。Sのグループがキャンペーンの後はそれぞれ「飛ばされた」らしくSも東京支局勤務のようです。会社の姿勢もちょっと変わってきているような気がします。
 が、Sのメールによれば、安田好弘(死刑反対の)、清水勉(薬害エイズ、警察問題)など「錚々たるメンバー」の弁護団が結成されたようで、大谷昭宏や宮崎学も訴訟に参加してくれるようです。「メディア対警察」「取材源の秘匿」「知る権利」、表現の自由」という広範囲なテーマにわたる様相を呈しているようです。初弁論は21日、札幌地裁で行われます。みなさんも応援して下さい。
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by yksayyys | 2006-08-05 05:33 | 社会 | Comments(0)

「パッチギ」はありか?

 先月の飲み会でUm先生が提起した言葉です。「パッチギ」はもちろん映画のことです。あの映画で一番印象に残ったシーンは「葬式」のシーンであることは参加者一同同じでした。「朝鮮人差別の歴史」を知らされた主人公がその事実に打ちのめされるところは、そのまま観ている私たちにとっても同じことです。しかし、Um先生は言います。「じゃあ、すべてを知らなければダメなのか。」この言葉、15年ほど前にある人からも聞いたことがあります。差別の問題に関わってきた高校の教員でした。「すべてを知らないと差別は語れないのか。」答えは2人とも一緒でした。「すべてを知らなくてもいい。」その後続く言葉は微妙に違っていたように思うが、「知識が完璧でなくても乗り越えられる」ということである。もちろん、知る努力はすべきであるし、私たち教師はそういう役割を担わないといけない。しかし、「お互いを思う気持ち」が何よりも大切であるということであろう。「パッチギ」の主人公と在日の彼女は最後に心を通い合わせる。バックには「イムジン河」が流れる。
 イスラエルとパレスチナ・アラブとの関係も「歴史的な因縁」が繰り返し語られる。私たちも聖書に遡ってそこを知ろうとする。しかし、先日テレビに出てきたユダヤ人とパレスチナ人の恋人どうしにとってそれは「小さな」ことである。「乗り越えられる」意志こそ重要ということか。
 したがって「パッチギ」はありということになる。
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by yksayyys | 2006-08-03 22:53 | 社会 | Comments(0)

今日の朝刊から

 朝日新聞から(地方紙は相変わらず「県政かわら版」なので)

「体罰で鼓膜破る」
 またか、という感じ。でも体罰はなくなりませんよ。世の中には依然と「体罰容認論」が根強いし、いつか書いたように教育委員会が体罰を指導した後「気にしないでビシビシやって下さい。」と言うくらいですから。私が赴任した4つの学校すべてで「問題」はありました。問題になるということは、保護者から苦情があったという場合だけで、生徒が黙っているか親も黙認しているケースを含めればまさに氷山の一角なのです。初任校で野球の監督をしていた時、相手の監督はたびたびプレーを中断させて生徒にビンタを食らわせていた。バックネット裏には来賓がずらりといるのに・・・・これも以前書きましたが、体罰を食らって「愛」を感じたことはただの一度もありません。ある先輩は言いました。「体罰という言葉も使ってほしくない。ただの暴力なんだから。」同感である。
「鶴見和子さん死去」
 またまた戦後派知識人がひとりいなくなった。著書に詳しいわけではないが、写真ではいつもニコニコしていた。石牟礼道子さん曰く「人に元気を与える人」だそうです。理想だな!
「近経とマル経」
 「格差論」の先駆者の橘木俊昭さんが、現在の経済学の状況について論じている。日本で戦後、資本主義を突っ走りながらも「平等」を重視してきたのは帝国大学を中心にマルクス経済学がさかんであったからであるという論はもっともであると考える。また、付け加えるならば、GHQに大きな勢力を誇ったニューディーラーたちがケインズ流経済学派の人たちであったことも大きい。近経もリベラルな経済である。そして、今隆盛なのが竹中さんたちの「古典派経済学」。これが「格差」の助長・容認に大きな役割を果たしている。マル経、近経の良さをもう一度見直してみんなが幸せになる途を探ってほしいです。本当に・・・・

じゃあ、研修に出かけてきます。
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by yksayyys | 2006-08-02 07:48 | 社会 | Comments(1)

足尾鉱毒事件ツアー

 妻の研修は、歴教協全国大会の「現地見学ツアー」へと移っています。ツアー名は「足尾鉱毒事件関連史跡をめぐる」で何と2泊3日!!妻の話によると2泊とも夜9時から「予習」「復習」の学習会があるようです。いつも夜は飲んだくれていた私にとってはきつい内容だといえます。よくも妻は「自由行動なし」の完全研修に参加したものです。私は、半分は「自由行動」にしないと息がつまってしまいます。今日は日光に宿泊ということですが、目的が違うせいか日光東照宮は見学しないようです。私だったら何とか見に行きたいなあ。
 親子3人の「父子家庭」状態が3日目に入りました。育休あけということもあり、割に順調にきています。上のお姉ちゃんがだいぶしっかりしてきたような気がします。今日は、下の息子が風呂の時にひとりで浴槽の出入りが出来るようになりました。ダッコする必要がなくなったということです。ちょっとずつ楽になってきているかなあ。
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by yksayyys | 2006-08-01 21:26 | 社会 | Comments(0)

歴教協全国大会の思い出

 今日、妻からメールで「今までで一番いい大会だった」と連絡がありました。歴教協全国大会のことです。全体会、分科会それぞれ得るものが多かったようです。今日は、栃木に移動して明日「足尾銅山関連」の現地見学に参加するとのことです。帰って来るのは8月3日。いいなあ、ひとり旅。
 歴教協全国大会といえば、いろいろな思い出があります。参加した場所を思い出す順にあげると、東京、岐阜、鹿児島、千葉、横浜、奈良、広島・・・・初めて行ったのは東京でした。Sさんと一緒でした。全体会の講演は手塚治虫でしたが、話の中身よりも「どうしてこんなに痩せてしまったんだろう」と手塚さんの健康を心配したのを覚えていますが、まもなく亡くなりました。やはりガンに冒されていたようでした。シンポジウムでは遠山茂樹、太田堯という歴史学、教育学の巨頭の姿がとてもまぶしく見えました。岐阜は、松井やよりさんの講演が印象に残りました。第三世界における女性、子どもの人権侵害の実態が具体的につかめた衝撃的な話でした。この頃は分科会の記憶がほとんどありません。ないはずです。いつもSさんと途中で抜け出して、地域めぐりをしていたからです。それはそれでいい勉強でした。鹿児島は、最初のレポートをしましたが、いろんな意味で不本意なレポートでした。その時、「報告は自分でやったもので」と強く決心しました。千葉、横浜、奈良はUmさんたちと一緒でした。昼間よりも夜の宴会が楽しかったような記憶があります。奈良のあと、「宝塚を見にいこう」というUmさんの誘いを振り切ってみんなで大阪ドームに野球を見に行きました。Umさんの悲しそうな顔が印象に残っています。私たち夫婦は翌日なんば花月で楽しんだ後、ヨーロッパ旅行に出かけました。いい夏でした。とにかく、夏はこの全国大会をメインに研修計画をたてていました。そのため、いつも出校日はお休みでした。来年は神戸だそうです。妻は「家族で行こう」とメールに書いていましたが、どうなることやら・・・・・・
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by yksayyys | 2006-07-31 21:42 | 社会 | Comments(0)

研修報告

 妻から研修報告がありました。歴史教育者協議会全国大会に参加しているのですが、昨日は全体会で「若者たちのメッセージ」がとても良かったとのことです。やはり全体会のウリは地域実践報告ですね。本を売りにきているはずのMさんには会えなかったようです。来てなかったのかな。さて、今日から分科会。学習の本番です。報告を楽しみに待ちたいと思います。あと、結構携帯電話も使っているようです。Cメールなるものが来ます。ほんじゃあ、暑いですね!!
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by yksayyys | 2006-07-30 16:23 | 社会 | Comments(0)

 今日の朝日新聞に鹿児島県中学総体バドミントン競技の部で、I中の選手が「眉を剃っていた」ことを理由に勝ち試合を負け試合にさせられていたと報じられていた。地元新聞には報道されていないので、朝日のスクープであろう。私は、中体連の体質からして十分に考えられることだと考えている。中体連の好きな文句は「人間形成としてのスポーツ」である。そして、学校内と同様「見た目」がいつも重視され、ユニフォームや髪型などをきちんとするよう厳重に注意される。ただ、「勝ちを負けに」というのは今回初めて聞いた。尾木直樹の講評にあるように「身だしなみと試合は別」である。試合の結果を覆すのはまさに「職権乱用」である。この大会は、中学最後の大会であり、負けた瞬間にその子の競技は終了となる。「勝ってたのに負けにされた」その理由が「眉ぞり」・・・・・おそらく、この処置に対し多くの部活動指導教師たちは「異議を唱えなかった」のではないか。I中の抗議により今回の報道に至ったかははっきりしないが、かねての中体連の「しめつけ指導」に違和感を持つ私としては今回の件で「スポーツと生活指導」の関係についてよくよく考えるきっかけにしてもらいたいと考えている。そして、体罰・暴力のなくならない、休みのない部活動の実態というものにメスを入れてもらいたい。
 職員会議などで「部活動指導のあり方」について意見を言うと必ずこう反論され無視される。
「部活を持たないものに言う資格はない。」みなさん、この言葉どう考えますか?

 
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by yksayyys | 2006-07-29 16:55 | 社会 | Comments(0)

久しぶりの学習

 昨日は、中学校社会科研究会の学習会および単元テスト編集委員会および研究発表審議会がありました。学習会は、研究部長Sさんの提起による「身分制度をどのように教えるか」の学習でした。サッカーの顧問をし、真っ黒に日焼けし、少々やせ気味のSさんが現在の「部落史」学習の状況をふまえ、指導案の提示をしてくれました。Sさんらしく、新しい視点と貴重な資料を使って、子どもの立場に立った授業提案でした。特に、紹介された資料は子ども達もくいつきやすいもので「これは使えるな」と感じさせるものでした。部落問題学習は、いろいろな立場からの論争が継続しているため、現場の教師は二の足を踏み、あまり突っ込んだ授業をしない傾向があり、そこを同和教育の側から「社会科として正面から取り組んでほしい」と要望が出され続けていましたので、これでひとつの「前進」だろうと考えます。単元テスト編集委員会は、委員の皆さんの協力で執筆分担もスムーズに運び、笑い声も聞こえるなごやかな会となりました。私は、進行をしましたが楽チンでした。良かった、良かった。最後の研究発表審議会は、今年の研究発表をするKさんの発表案審議でした。もともとの授業が良くできていたせいもあり、いい発表ができそうでした。九州の他県は「形式重視で中身が・・・・」という所が多いので、Kさんの発表は注目されるだろうと思います。ちなみにKさんの教育実習の指導教官はこの私でした。教育実習というと、忙しさの中できちんと面倒みてやれないことが多いのですが、彼の時は事前に安井俊夫の本を渡してレポートを書いてもらうなどかなりていねいに実習指導をした記憶があります。もちろん、夜は一緒に私の住宅で飲みました。教員になってからは、またさらに多くの人たちと接して腕を磨いているようで嬉しく思います。まあ、彼は実習生の時の授業からして「なかなか」でした。
 私にとっては、歴教協に続く学習会でしたが、メンバーが若干重なるということもあり、気楽に参加できた会でした。Bさん、ものすごい忙しさの中準備ご苦労様でした。でも、会をするたびに仕事が増えていくみたいですね。再配の頃ってそういうものですが、Bさんはまた特別のような気がします。くれぐれもお体にはご自愛のほどを・・・・・・・・私は今ぐらいの「忙しさ」がちょうどいいです。
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by yksayyys | 2006-07-29 07:55 | 社会 | Comments(0)

明日は学習会

 明日は午後2時から中学校社会科研究会の学習会があります。学習の内容は「身分制度をどのように教えるか」とのこと。H中のUさんがずっと言い続けてきた「差別の問題を扱え」という訴えに正面から応えることになりそうです。今年の研究授業は室町時代の「河原者」を扱うそうですが、加藤公明さんを思わせる面白い授業ができそうでとても楽しみです。研究部長のSさん、事務局長のBさん、「行政に睨まれている研究会」らしく堂々と中身のある研究を進めていきましょう。全面的に協力させてもらいます。
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by yksayyys | 2006-07-27 21:41 | 社会 | Comments(0)