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アマノジャクはこう考える

カテゴリ:社会( 1783 )

Iさんの言葉から

 たった1日だけでしたが、10月終わりに韓国人研究者のIさんと過ごした時間で実に多くの事を教わったような気がします。特に今回はIさんから多くの重要な知識や示唆を与えてもらった気がします。それはIさんの研究者としての着実な歩みから来るものと持って生まれたセンスのようなものだろうと思います。それに較べて私は・・・・恥ずかしい限りです。
 以下、いくつか順不同にて・・・
①「法より政治」
 Iさんは、日本社会が最近いろいろな課題を裁判という形で決着しようとしていることに危惧の念を感じているようでした。私は、「法治国家、法の支配の帰結として当然でもあるのでは!」と言いましたが、Iさんは「それでは、判決がすべてを裁いてしまう。もう少し政治的な動きも必要である」と言いました。司法への信頼性の違いもあるのでしょうが、韓国では今回の朴大統領批判に限らず、「表に出てデモをする。抗議する。」ことがはるかに重要であると言います。民意を示し、それを政治的な力として解決の道筋を探す。ということです。システマティックではなくプラグマティックに物事の解決を図るということでしょうか。民主主義を動的な「永久革命」(丸山真男)ととらえ、言葉の「お守り的使用」(鶴見俊輔)から脱するために重要な指摘だと思いました。
②「陶工だけじゃない」
 豊臣秀吉の朝鮮侵略により連れて来られた朝鮮人たちを私たちは一般的に「朝鮮人陶工」へとつなげることにより教えてきたような気がします。しかしIさんは言いました。「多くの朝鮮人たちがスペイン・ポルトガルに人身売買されて連れていかれたのです。」と!そういう事を私は全くつかんでいませんでした。地球の裏側にまで連れていかれた朝鮮人たち。自らの無知にあきれてしまいました。
③「上海の偉容」
 上海の租界の豪華さについてIさんと話題になりました。Iさんは言いました。「イギリスもフランスも本国にもない豪華な建築物で中国を圧倒しようとしたのです。」と・・・
 この事は、日本の満州におけるやりかたにも通じるものでした。新京の豪華さ、満州鉄道の「アジア号」の壮麗さ、それはすべて本国のものを上回るものでした。そうすることで、満州や中国の民の心を圧倒しようとしたのだろうと思います。そう言われれば、イギリスに対するインドのムンバイや中国の香港、オーストリアに対するハンガリー、そういう光景は数多くあるような気がします。
(続くZ)
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by yksayyys | 2016-11-05 19:34 | 社会 | Comments(3)

県教研

 今日の午前中、県教研の開会行事に参加してきました。今年は正会員ではありませんでしたが、アトラクションのシナリオを書いていたため、それを見るためだけに行ってきました。会場に入るなり、昨年までいたN支部の皆さんが入れ替わり立ち替わり挨拶に来られました。「席を準備していますからぜひ前の方で」と言われましたが、固辞して隅っこの方で見ることにしました。挨拶と基調報告が終わりいよいよアトラクションが始まりました。私がオープニングにこだわった中島みゆきの「世情」をWさんがギターの弾き語りで歌ってくれました。それで見ている方はぐっと引き寄せられたと思います。思っていたよりはるかに私のシナリオに忠実に演じてくれていました。校長役のセリフは「だいぶ変えてあるな」と思いましたが、事前にWさんから「本人がしゃべりにくそうなので、ごめん」とことわりがありましたのでそんなに違和感はありませんでした。全体的にみなさん、上手に演じておられました。さすがだなと思いました。私も、自分が書いた内容であることをすっかり忘れて魅入っていました。というか、正直言うと私もだいぶ内容を忘れていたような気がします。反省点は、後半の流れに「しまり」がなかったなということです。これはシナリオのせいです。いつもの悪い癖で「早く仕上げよう」として最後が雑になるのです。しかし、演技のうまさと会場の一体感でだいぶごまかせていたような気がします。良かったのは、「だいぶ笑いが取れていたな」ということです。ブラックユーモアや皮肉をだいぶ詰め込んだのですがみなさん、素直に笑ってくれていたようです。私もついつい笑ってしまいました。
 N支部の方々に「打ち上げ」に誘われましたが、今回は妻が正会員ということもあり、私は自宅で「子守」に徹することにして断りました。後日、あらためて「飲む」ということで了解をもらいました。
 最近ずっと嫌なことばかり続いて落ち込んでいただけに仲間の奮闘ぶりにかなり勇気づけられた気がしました。本当にありがたいことです。
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by yksayyys | 2016-11-05 19:01 | 社会 | Comments(4)

隣国の原発

 Iさんから聞いた話です。最近、韓国でかなり大きな地震があったということです。韓国ではあまり地震がないようなのですが、Iさんが心配しているのは地震のことより原発のことでした。韓国には相当数の原発があるのですが、ほとんどアメリカのもので、安全基準もアメリカにあわせているのだそうです。もし事故が起きたとしたら、Iさん曰く「九州がやられます。」とのこと。原発被害は国境を越えていきますが、私は今のところそういう事が話題になっているのを聞いたことがありません。
 Iさんは韓国では光州大学(常勤)や延世大学(非常勤)で日本学を基盤とした人類学を担当しているとのことですが、日本人よりも日本人のことを心配している気がしました。
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by yksayyys | 2016-10-24 19:30 | 社会 | Comments(1)

Iさんと水俣へ

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 昨日、韓国から友人のIさんがやってきました。そして、今日二人で水俣までフィールドワークに行ってきました。まずは、相思社の水俣病歴史考証館を訪問しました。いままで何人もの人から「あそこは行った方がいい」と言われていた場所です。初めて行きましたが、到着するまで大変でした。とにかくわかりにくい。ナビがないと無理でした。古びた建物でしたが、私たちの姿を見てすぐにある男性が出てきて早速考証館のカギをあけて案内をしてくれました。この写真はその内部のものです。とても貴重な展示内容でした。説明も懇切丁寧で、質問にも気持ちよく答えていただきました。考証館の後は、亡くなった関係者の仏壇に拝みました。宇井純さんや川本輝男さん、変わったところでは猫実験で亡くなった猫の位牌もありました。とても良い勉強が出来ました。昼食後は、チッソ工場の排水口(水銀を出していたところ)を見てから水俣病資料館をさっと見学し、最後は患者慰霊碑の所に行って帰りました。Iさんが言うには、今韓国では深刻な公害問題が起きているそうです。またチッソは植民地時代に朝鮮半島に巨大な工場群を持ち、その頃から水俣病の症状が問題になっていたということです。そうなると「水俣病」という名称は・・・・・
 とにかくいろいろ学習できた1日でした。
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by yksayyys | 2016-10-23 17:29 | 社会 | Comments(6)

さらにもうひとつの劇

 金曜日の夜に組合員仲間で中社研仲間でもあるSさんから電話がありました。私がかつて使用した劇のシナリオを使わせて欲しいということでした。最近多いのは「当人が必要だから」ではなく「同僚が何をしたいか迷っているから紹介したい」というもので今回もそうでした。私は「どうぞ」と言った後、「どれを使うの」と聞きました。それを聞いた私は、タイトルは覚えているものの中身をすっかり忘れていてSさんに逆に教えてもらっていました。面白いものですね。わが子のようなシナリオがあちこちで可愛がられているのはとても嬉しいことですが、産みの親がその子を忘れてしまっています(笑)・・・・とにかく劇の1週間でした。
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by yksayyys | 2016-10-16 08:57 | 社会 | Comments(0)

もうひとつの劇

 先週の日曜日に前任校で一緒だった組合員仲間のWさんと飲みました。気分転換したかったので私の方で誘いました。昨年受け持っていた学年の生徒たち(2年生)の様子を聞くことができました。話の後半は、県教研のアトラクションの話になりました。N支部で劇をするのですが、その脚本は私が書きました。その脚本に沿って練習を重ねているようでした。Wさんは、監督を任されているようでした。「あなたの劇は難しいんだよなあ」と言われました。6年間、同じ学校にいましたので文化祭で実際に見ていますからね。いくつか質問があり、正直に答えました。「そこはこだわらない」「それは困る」Wさんもいろいろ困っていたようで、その時の話でだいぶすっきりしたようでした。
 当日は、開会行事だけ見にいこうと思います。今年は正会員ではなかったので、参加はどうしようかと思っていましたがWさんから「アトラクションだけでも見に来てよ」と言われたのでそうすることにしました。まあ、いろいろ変えてはいるでしょうが、仕上がりを楽しみにしたいと思います。
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by yksayyys | 2016-10-16 08:50 | 社会 | Comments(1)

台風18号

 猛烈な台風18号は特に韓国に大きな被害をもたらして今夜東北を突っ切って温帯低気圧になろうとしています。「今度は直撃か」と私たち鹿児島県民も覚悟はしていたような気がしますが、はるか西の東シナ海を何の影響ももたらさずに北上していきました。猛烈ではあっても大きさがコンパクトだったためにそういうことになったようです。「今年は台風が多い」と言われています。全国的にはそうなのですが、私たちの地域に限ってはほとんど台風らしい台風は来ていないように思えます。子どもたちは学校が休みになることを期待して台風がそれるとがっかりするようですが、私たち大人にとってはやはりそれるに越したことはありません。
 被害はなく、学校は休みになる。そうだと嬉しいのですが、そううまくはいきませんよね!10月も台風が多い月です。みなさん、気をつけましょう。

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by yksayyys | 2016-10-05 20:30 | 社会 | Comments(0)

創作の季節

 秋を迎え、「創作の季節」を迎えています。まずは11月4日の学校の文化祭に向けて劇の脚本を作っています。一昨年、かなり苦労してようやく作り上げ、昨年は久しぶりに作りませんでした。そのせいか今年は例年以上に苦労しています。異動してすぐという環境もあるのかもしれません。ただ、ねらいと題材はほぼ揃っています。テーマは「旅立ちと故郷」といったところでしょうか。金曜か土曜には生徒たちに披露するつもりです。そのためには今日の夜には目途をつけたいものです。
 もうひとつ、頼まれ原稿があります。私にとっては結構大きな仕事です。書籍、資料はほぼ集め、結構なスピードで読み進めています。構想は出来ていますので、期が熟したら一気に書き進めようと思います。完成して形になったらぜひ皆さん読んで下さいね。
 毎年書いてることですが、秋の夜長は「大好き」です!

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by yksayyys | 2016-10-05 19:55 | 社会 | Comments(0)

 今年も日本人のノーベル賞受賞者がでました.医学生理学賞で東京工業大学の大隅良典という人です。とは言っても門外漢の私にはオートファジーなるものさっぱりわかりません。が、ネットで調べていたらあることに気づきました。「あ、この人のお兄さんなら知ってる。本も読んだことある。」この人の12歳年上の兄は歴史学者の大隅和雄という人です。日本中世の文化史・仏教史を専門としている人で著書もたくさんありますし、専門書だけでなく啓蒙書みたいなものも書く人です。出身は福岡という事ですが、ノーベル賞受賞者の弟さんが言うには「兄がいっぱい本を買ってくれた」とのこと。親も九大の教授ですのでさぞや学問に囲まれた環境にいたことでしょう。 
 「へそまがりが原点」とのこと。大いに結構なことです。

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by yksayyys | 2016-10-03 22:10 | 社会 | Comments(0)

リウボウ

 日曜日の朝は新聞を1時間以上かけてじっくり読みます。時間に余裕があるためですが、日曜版は読書欄等あるのでいつもより楽しめる紙面構成にもなっています。あと、朝日新聞の場合日曜日だけの「GLOBE」もあります。今日は村上春樹特集でした。私にとっては「世界の村上」というよりは「同時代の村上」です。よく読んではいるのですが、ストーリー自体はあまりよく覚えていません。本当のファンではないのだろうと思います。記事中にあった毒舌の文芸評論家、三島由紀夫賞受賞者、元東大総長である蓮実重彦による村上文学は「結婚詐欺みたいなもの」という評価は面白かったです。村上本人が「詐欺は失礼」と怒っているということも何となくおかしかったです。
 最後の人物欄のところに沖縄の企業家が紹介されていました。夏の沖縄旅行の時によく待ち合わせ場所にしていたデパート「リウボウ」の経営者でした。ここで紹介されるだけあって紆余曲折の多い人生を送っているようでした。沖縄をまわって私が気がついたのは「セブンイレブンがない」ということでしたが、どうやらこの人物が沖縄ファミリーマート社長時代にいろいろ頑張っていたからだということがわかりました。ファミマのヒット商品と言えるフライドチキンは沖縄で成功したもののようです。ファミマのチキンは確かに絶品ですが、沖縄発だったということに驚きました。
 こういう記事を読んでいると、社会、世界の不思議な「つながり」ということを感じてしまいます。だから「GLOBE」という新聞は面白いのでしょう。記者たちものびのび書きたいことを書いているような気もします・・・


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by yksayyys | 2016-10-02 15:23 | 社会 | Comments(0)