カテゴリ:学校( 392 )

人権学習「水俣病問題」講話

 12月第1週は人権週間です。うちの学校では水俣病問題に取り組むこととなり、12月7日に事前学習、8日に講師を招いての全校学習が実施されました。講師は水俣病センター相思社のN・Mさんでした。1週間前に急遽講師が変更となりかなりあわてました。講師依頼書の変更などに時間がかかり講師に書類が届いたのはまさに直前でした。闘竜灘さんからの情報もあり、講師の書籍も事前に読みましたが、かなり期待のできる内容でした。
 講演内容は予想以上の中身の濃いものでした。「生徒にとっては少々難しいのかな」と思った場面もありましたが、講師のN・Mさんはマイクを持って生徒にインタビューしてまわり、会場は一気になごやかな雰囲気となりました。
 その効果は、講演の感想に表れていました。生徒の感想で最も引用されていた言葉は「水俣病に第三者はない」というものでした。生徒は「自分も当事者かもしれない」という思いに衝撃を受けているようでした。それは学年を問わず多くの生徒の文章に表現されていました。
 質疑応答の時間もありました。私は「どうせ何もないだろう」と思っていましたが、意に反して3年生から強烈な質問がありました。「水俣病って、傷害事件だと思いませんか?」講師のN・Mさんはその反応に大いに驚きかつ感動していました。
 講師の送り迎えは私が担当しました。新幹線の駅までの往復40分くらいの車中でいろんな事を話しました。最後、駅前でN・Mさんを車から降ろそうとした時、N・Mさんから突然握手を求められました。そして、N・Mさんは言いました。「先生とお会いできたことが最大の収穫です。」私は思いがけない言葉におどろきました。「こちらこそ」などというつまらない返事しかできない自分でしたが、とても誇らしい気分になりました。
 言い出しっぺは私でしたが、人権学習に水俣病問題を選んだこと、講師にN・Mさんを選んで間違いはなかったなと確信した場面でした。
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by yksayyys | 2016-12-17 20:05 | 学校 | Comments(1)

株ゲーム

 3年生の授業で生徒が最も真剣に取り組む授業は間違いなく「株ゲーム」の授業です。もうやりはじめて25年くらいたつと思います。どこかで教わったわけではありません。もちろん、私が思いつくくらいのことはとっくに誰かがやっているとは思うのですが・・・
 2ヶ月前にシュミレーションとして買った株価が現在いくらになっているかを昨日と今日2クラスで確認しましたが、みんな必死でした。今日の生活の記録(日記)の話題はそれでもちきりだったようでした。たしかに面白い取組だと思います。
 職員室でもその「株ブーム」が話題になりました。休み時間に新聞記事を見ながら電卓を打ち続ける中学生の姿は職員たちにも「異様」に思えたようです。
 私は言いました。「この子たちはカジノ法案に賛成するのかなあ!」
ちなみに7割の生徒が株ゲームで「儲かった」ようでした。それで若干の景気動向がつかめたような気がしました。あくまで大企業に限ったことですが・・・・

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by yksayyys | 2016-12-14 20:54 | 学校 | Comments(0)

救いの女神!?

 久しぶりの更新です。こういう時何をネタにすればいいのか結構迷います。「文章にする」という気が乗らなかったとはいえ、それなりに考えたり感じたりしたことはいっぱいありましたから!という事で一番最初に頭に浮かんだことを書きます。ちょっと前に体調を崩して1日仕事を休んだことがありました。金曜日だったと思います。翌週学校に行くと、1年生の担任の先生が私のところに来て「先生、これを見て下さい」と生活の記録(日記)を見せました。そこには「私は〇〇(私)先生の社会の授業が大好きです。今日は自習でがっかりでした。早くまた〇〇先生の楽しい面白い授業を受けたいです。」とありました。私は、それを見て涙が出そうでした。「ひとりでもそういう生徒がいたか!」そういえばその生徒は後期の社会科の教科連絡でもありました。ただ、恥ずかしながら私はその生徒の顔がはっきり思い浮かべることができませんでした。とてもおとなしい目立たない生徒なのですが、最近マスクをしているのでよけいに顔を確認することができません。でも、その生徒のそのひとことで今の自分は頑張れているような気がします。教師ってそんな職業だと思います。30年過ぎてまだそのレベルかよという思いはありますけどね!!
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by yksayyys | 2016-12-14 20:36 | 学校 | Comments(1)

水俣病の学習

 今日から九州中社研長崎大会(とは言っても会場は佐世保)に出かけてきます。今日は理事会、明日が研究大会です。今回は事務局長が参加しないため私の仕事量が増えています。特にお金の管理が面倒です。また、これほど何の予習もせずに臨む九州大会は初めてです。プクプクさんと談笑しながら気楽に参加していたころが懐かしいです。
 ここひと月ほどは、生徒たちとうまくいかず「やめたい病」に取り憑かれ、退職金の計算や子どもの成人の時期を計算したりしていましたが、ようやくピークを過ぎ、いつものような「悟り」の境地に達しているところです。「ま、いっか」と・・・・
 さて、12月に人権週間がやってくるのですが、勤務校では私の提案で「水俣病の学習」をすることになり、先日訪ねた水俣の資料館のKさんを講師として呼ぶことにしました。旅費が少なく、申し訳ない気はしましたが、「たぶん大丈夫」と言ってくれました。正式な返事は今日来ます。先日の地元紙に「鹿児島は水俣病の継承活動が弱い」とありました。熊本に較べて何かと後ろ向きな鹿児島の実態があらためて浮き彫りになった気がしました。うちの学校では以前、水俣病差別発言事件も起きたことがあります。校長はそこらへんをよくつかんでいて「うちにふさわしいテーマ」と言ってくれました。事前学習の担当は私になるだろうと思いますのでしっかり準備に取りかかろうと思います。そういう意味で18日の県大会の授業が「水俣病の学習」だったのは幸運でした。
 原田正純さんの出身県の人間としてしっかり取り組もうと思います。
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by yksayyys | 2016-11-10 06:13 | 学校 | Comments(5)

中間テスト

 今日から中間テストが始まりました。今日は3年生でした。かなり広いテスト範囲でしたが、2クラスとも平均は78,8点でした。かなりの高得点ですよね。本当によく頑張っていたと思います。これまで10点前後で低迷していた生徒が60点前後まで取るようになりました。100点の生徒が合計3人いましたが、これまでは70点が精一杯の生徒たちでした。担任の先生も「この子がこんな点数をとるなんて!」と驚いていました。決して難しくはないのですが、範囲が広いので相当勉強しなければ点数は取れません。私は、授業を「わかる」「楽しく」作りかえていくのと同時にテストで「できるようになる喜び」も追求しています。昔の「すべての生徒に100点を」の思想なのかもしれません。「高得点」をとる喜びは何より自信になります。そして、その自信はさらなる興味・関心のもとにもなります。先日とった授業のアンケートでも、3年生がかなりの確率で今の授業に満足していることがわかりました。「社会科は今の事を考える教科だということがわかりました」というコメントが多くありました。4月当初は「いったい何者だ、こいつ」「変な授業しやがって」という警戒心を隠さなかった生徒たちでしたが、ようやくここまできたという感じです。これも「逃げない」をモットーに頑張ってきた成果と自負しています。
 が、自画自賛はここまで。1年生はまだまだなのです。半年過ぎてもなかなか手強いです。「逃げない」で頑張ります!
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by yksayyys | 2016-10-17 23:40 | 学校 | Comments(0)

劇的な、あまりにも劇的な1週間

 久しぶりの更新です。この1週間はすさまじい1週間でした。すべて書くと「金八先生」1話分になってしまいそうなので、ここで一気に書きます。

・文化祭の劇の脚本、生徒たちに拒否されました。初めてでした。簡単に言うと「俺たちのやりたいものがある。邪魔すんな。」ということでしょうか。だいぶ生徒の方が根回ししていたようで、生徒に書かせたコメントには同じ内容の意見が短く書かれてありました。それが半数近く占めていました。半数は多いですよね。根回しの届いていない生徒にはこの脚本は好評でした。「すごい」「面白い」・・・ちょっと考えましたが、自分の書いた脚本は撤回しました。混乱を避けるためでした。担任の先生たちにそう伝言してもらうように伝えました。一部の生徒が「かわいそう、先生!」と言っていたようです。先週の土曜日のことでした。
・月曜日に文化部長と副部長を呼んで、今後の劇の進め方を相談し、そのまま任せることにしました。結果、その日の5時間目にシナリオ委員を選び図書室から候補を選び出し、委員がその他の生徒に紹介した後、多数決をとり、ある作品に決定しました。民主的なスムーズな流れでしたが、「俺たちのやりたいもの」が採用されなかった一部の生徒が一気に崩れだしました。「もうだめだ。絶対に失敗する。ああ、やりたくない。」
・「とりあえず、みんなでシナリオを読み合わせよう」という私の提案で1時間かけてシナリオを読ませました。「頭を冷やす」ということと「内容もわからないまま役決めをすることへの問題提起」の意味もありました。1時間、シーンと過ごしました。とにかく野次と怒号は消えました。
・木曜日は配役とスタッフを分けて活動を進めさせました。私は、「反乱軍」の多いスタッフ組を引き受けました。案の定、そのグループは何もせず遊んでいました。同僚は「放っておきましょう」と言いましたが、私は、中心人物の一人の男子生徒を校舎横に連れ出し、話をしました。「説教」というよりは「話を聞こう」と思いました。およそ30分。話し下手、聞き下手の私としては生徒とこれだけ向き合うのは驚異的なことです。いろんな事を話させました。いろんな不満を持っているようでした。全部聞きました。もちろん、自分の意見も包み隠さず言いました。最後は、「時間を取って悪かった」と教室に返しました。
・それが良かったのか、その中心にいた男子生徒の態度がガラリと変わりました。授業態度まで良くなりました。たまっていた小テストの訂正をまとめて放課後持ってきました。担任が言うには「話を聞いてくれる先生だと思ったんじゃないでしょうか。」・・・そういうことなのかなあ!

文化祭に関して以上のようなことがありました。私の今年のテーマは「逃げない」です。劇的な1週間でした。・・・・でも、かなり疲れました。
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by yksayyys | 2016-10-16 08:38 | 学校 | Comments(1)

タイトルは「彼岸花」

 先ほど、文化祭の劇の脚本を最終的に仕上げることができました。タイトルは「彼岸花」です。彼岸の日に極楽浄土とこの世の者が交流する話ですが、内容には学徒出陣、集団就職、阪神・淡路大震災、東日本大震災の話をちりばめてあります。関西弁、鹿児島弁という方言も駆使しました。しかし、根っこは「故郷」に置いています。明日が生徒たちへの読み聞かせです。毎年の事ですが、反応が怖いです。
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by yksayyys | 2016-10-08 03:44 | 学校 | Comments(0)

最後は・・・

 文化祭の劇の脚本を書いていて「どうも最後がしっくりこないなあ」と思っていました。「さあ、みんなで頑張りましょう!」チャンチャンという感じだったからです。しかし、プクプクさんのブログを読んで「よし、これだ」と思いました。東北の話そう震災の話を入れ込むことにしました。これで底辺に流れる「命」というものが見る方にもわかるような気がしてきました。重たい事実から何を教訓とするか。「忘れない」「忘れてなるものか」それが今の防災教育の出発点なのでしょう!
 今夜一気に書き上げます。何とかなりそうです!
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by yksayyys | 2016-10-06 16:03 | 学校 | Comments(0)

「明日は我が身」の授業

 味気ない社会科の授業を続ける中で、珍しく反応の良い授業が続きました。最初は「男女雇用機会均等法」の授業。法ができる前の状況を資料などを使いながら説明した後、法ができた後の状況を一緒に考えていきました。特に出産後の様々な課題のところでは生徒の方から「保育園落ちた。日本死ね。」の言葉が提起されました。生徒たちのほとんどすべての家庭が「共働き」か「片親」です。身近でいろいろ考える事が多かったのだろうと思います。私も8年前に夫婦それぞれが3年生を担当していた時にわが子がインフルエンザに罹り翌日の卒業式をどうするかを語り合ったことを紹介しました。次にやったのが「ブラックバイト」の授業でした。別に何か資料を使ったわけではなく口頭で伝えただけですが、「バイト」は中学生3年生にとっても「もうすぐ私も」と思っているので結構切実です。賃金、労働時間、休日などの「ブラック」状況を伝え「なぜ、バイトにしわ寄せが」とつなげて考え、最後に労働基本権の話をしました。かねて「そんなの知らねえ」という表情の生徒たちもまじめに聞いていました。どうして反応が良かったのか!理由は簡単。「明日は我が身」という切実性だと思います。
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by yksayyys | 2016-10-01 07:33 | 学校 | Comments(0)

体育大会

 日曜日は勤務校の体育大会でした。30度を超える暑い中で行われました。どこの学校でもそうですが、生徒たちは「本番」は頑張ります。予行演習で手抜きしていた生徒たちもこの日は見違えるように「立派」でした。私は記録係。昨年までの、用具兼ビデオの係からするとずいぶん楽でした。ひたすら計算ばかりしていました。ただ、午後になってからだいぶ緊張して計算するようになりました。理由は、紅白それぞれの点数が「1点差」くらいで推移したからです。そして、勝負は最後の「色別対抗リレー」に持ち込まれ、結局競技の部は「766点対767点」の1点差で決着がつきました。応援の部も3点差という僅差でした。幸い、競技は白、応援は赤とそれぞれが勝利を勝ち取りましたので「結果オーライ」でした。この「1点差」は閉会式後もいろいろ話題にのぼっているようでした。そして、私は内心こう考えていました。「俺の計算、本当にあってたのかな!」
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by yksayyys | 2016-09-26 20:52 | 学校 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・


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