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アマノジャクはこう考える

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夏はじまる!

 先ほどNK学会の報告要旨を事務局に送付しました。これからNGK学会の報告要旨をまとめて明日には送付するつもりです。この夏は2つの学会で報告の予定で夏中には論文もひとつ書こうと思っています。とは言っても、明後日の期末テストもまだ完成しておらず、土曜日の「光州事件学習会」の準備もまだ手つかずです。いろいろ自分で忙しくしていますが、こうやって自分を追い込んで自分を鍛えていこうと思っています。昨日は、3月に送った論文の審査結果が送ってきました。予想どおりの結果でしたが、「どうするか」はまだ考えている最中です。まあ、前向きにとらえて頑張るつもりです。頑張るのは研究だけではありません。先週から昼休みに学校の周囲をジョギングしています。もちろんダイエットのためです。本当、最近おなかがきついんです。そしてその影響で腰がいたいんです。今日、教室の廊下にある姿見の前で野球の投手のマネをしたら、その姿が江夏豊そっくりでした。そう特におなかが!頭も体も走り続けるつもりです。
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by yksayyys | 2009-06-29 22:23 | 社会 | Comments(2)

総合学習が示現流

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 土日は生活・総合的学習教育学会なるものに参加してきました。初日は、附属幼・小・中で公開授業が行われました。1時間目に附属中のある教室に見に行ったところ、「場所間違い」でした。が、そこの教室で行われていたことは2時間目のリハーサルでした。「なんだ、附属もこんなことやるんだな。やばいとこ見ちゃったかな。」そんな思いで体育館に向かいました。そこで行われていたのは1年生全体による「示現流」でした。全員が太刀木をもたされ、奇矯な声を張り上げてひたすら束ねた木を打ち据えていました。指導するのはおそらく保存会の老人たちでマイク片手に大音声でしゃべっていました。「薩摩武士は清く正しくです!」私はそれを聞いてつぶやきました。「琉球侵略400年の年によくもそんなことを!」そして、続けての「明治維新を成し遂げた偉人たちは皆この示現流で自らを鍛えていたのです。」の言葉にはただ笑うしかありませんでした。私はそれよりも附属の教師たちが、全国の研究者が集まるこの学会でなぜこのような取り組みを公開しようと思ったのかが不思議でなりませんでした。あの老人の「目をそらすな!そらしたらやられます!」の言葉はまさに軍事教練でしかありませんでした。夜の自主学習会でHさんから渡されたレポートには、まさにその「示現流」と「いろはうた」と「西郷南洲遺訓」が1943年、戦争真っ最中に鹿児島で「郷土教育」として行われていたことを知りました。ちなみに今は2009年です!!
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by yksayyys | 2009-06-28 23:13 | 社会 | Comments(1)

 「人類はどこへ行くのか」の著者の中で「まだこの人なんだ」と思わせたのがこの朝尾直弘でした。「近世の権力構造」関連の本を多く書いていたように記憶しています。この論文は、中世から近世にいたる日本史を主に中国との関係において書かれたものでした。が、印象に残ったのは薩摩藩にかかわる2つの事実でした。どちらも初めて知りました。
①1516年、備中の国連島の三宅和泉守国秀が琉球を征服しようと12艘の軍船を率いて坊津港に入った。これを島津氏は三宅一党の行動を幕府に報告するとともに、その指示を受け、これを攻めて国秀を殺した。その首は京都に送った。 
②1588年に九州の片瀬浦に3000トン級のポルトガル船が到着した。船長はカピタン・モールで国王から政治・軍事・外交以下の全権をゆだねられていた。これに対し、秀吉は島津義弘に、のちの「鎖国下」に通ずるやりかたで対処させた。  
 ②の事件のその後をもっと知りたい気がしましたが、何かで調べたいと思います。朝尾は古参学者らしく最後に「鎖国再考を」という項目をおいて、最近の研究動向に問題提起を行います。最近は「鎖国」は「幕府による貿易独占と人民の海外進出を禁じた海禁政策」と考えられ、「4つの口(長崎、対馬、松前、薩摩)でオランダ、朝鮮、蝦夷、琉球に対応していた」と言われているが、朝尾は「鎖国という言葉には現状に対する批判がこめられており、開国という未来への路線が隠されている。」「徳川幕府の鎖国体制の成立と、それが近代に及ぼしたものについては、さらに政治的・思想的・文化的な側面から考察を深める必要があろう。」と述べ、「鎖国ではなかった」と扱われかねない現状に警鐘を鳴らしているように思えた。
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by yksayyys | 2009-06-26 01:36 | 読書 | Comments(0)

 再び「興亡の世界史」(講談社)シリーズの最終巻「人類はどこへ行くのか」に戻った。今回は松田素二「アフリカから何がみえるか」を読んだ。まさに「蒙を啓かれた」文章であった。地理の教科書にアフリカの記述が極めて少なくなって久しい。「日本と関係の深い国々」(使用している教科書で、現在扱われているのはアメリカ、中国、オランダ)が優先された結果、アフリカはそういう扱いとなる。そして、時々流れてくるアフリカの情報は「紛争」「飢餓」「難民」「エイズ」等・・・そこには善意からとはいえ「憐れみ」と「同情」のまなざしが蔓延している。私も先日、「国境線の授業」をした時には「部族の分布や生活実態を無視したヨーロッパの国々の線引き」という風な解説を行った。が、ここでも私の「部族」観はヨーロッパ人の持つ「閉鎖」「排他」「停滞」「未開」の「部族」観と変わりはなかったように思う。松田氏はこの「部族」という言葉が作られたものであり、「部族」そのものが植民地主義者によって支配に都合のよいものとして作られたものであると言う。あのルアンダのフツ族とツチ族もそれまでの性格を一変させられた「つくられた部族」だと言う。そのまなざしを松田氏は「ヨーロッパが数百年かけてつくりあげ、現在も作動しているアフリカ・スキーマ」であるとも言う。そして、本来のアフリカ社会は「開放的な集団」であり「社会的秩序修復」の潜在力を持っている社会であると述べている。その証拠にアパルトヘイトで傷ついた南アフリカは、「法による糾弾」ではなく「対話による赦し」によって社会を再生しようと試みていると書かれてあった。日本人社会のように「戦争責任」さえ流してしまう「馴れ合い社会」がいいとは思わないが、何でも「訴訟で正邪をつける」というやりかたにも少なからぬ抵抗感はある。最近の冤罪をみているとよけいにそう思う。そういう意味で「アフリカの試み」は興味深いものがある。このシリーズを購入し始めたのは「大英帝国という経験」を読んでからであった。この本は「大英帝国」の繁栄を描写したものではなく、今のイギリスが過去の「奴隷貿易」の反省と謝罪を始めたという内容であった。過去の植民地支配を免罪する言説として「どこでもやっているのにどうして日本だけが反省し続けないといけないのか。」というものがあるが、植民地主義の代表格であるイギリスにそういう動きがあることに大いに注目したからである。その第16巻と最終巻のこの論文が今日つながった。「歴史を見るデリカシー」みたいなものをこのシリーズに学んだような気がする。  

 昨日の朝日新聞の朝刊に「アフリカ特集」があった。私にとってグッドタイミングであった。
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by yksayyys | 2009-06-26 01:33 | 読書 | Comments(0)

部活!

 6月病です!4,5月の勢いがありません。でも、いつものことです。異動した最初の年は必ずそうなります。「あれが違う。これが違う。どうにかしなければ。」と思う気持ちと周囲との齟齬に「戸惑い」を感じることから生まれるものです。雨がちな天候や持病の喘息にもその理由があるのかもしれません。今日は、「総体」でした。生徒の7割以上が部活の大会でいないという状態でした。しかし、授業は6時間。もちろん、ほとんどが「自習」!7割の教職員もいないのですからしょうがありません。「こんなところで授業時数確保してもしょうがない。1,2時間授業カットすれば!」という私の提案もあっさり却下されました。ただ、仲間の体育教師の発案で午後からサッカーの決勝を全校応援することが許可されました。私も引率に加わりました。試合は3対1で負けました。試合終了後、応援団に挨拶するサッカー部員のほとんどが泣いていました。県大会に行けるとは言え、全校応援の前で「完敗」したのが悔しかったのでしょう。この写真はその応援団への挨拶の後、ベンチに引き返す後ろ姿です。部活の意義については私は「8対2」の割合で否定的です。ただ、今の中学校では「人間教育は部活で行っている」という実態があります。学級経営や授業でできないことを「課外活動」が引き受けているということです。私の周囲の教師たちもほとんどすべて部活に熱心です。少なくとも「組合活動よりは部活動の方が優先順位が上」という人が多いと思います。ただ、自分も中学時代を振り返ると「野球のユニフォーム姿」しか思い浮かびません。「部活以上の価値を子どもに与えられる」か「部活の比率を下げて他に目を向けさせるか」しか方法はないと思いますが、現状としてはこれだけ「部活教師」が多い以上変革は困難だと思います。私は、何を言われても「部活教師」にはなりませんが・・・・・・ただ、この後ろ姿の悔しさはよくわかるつもりです!f0066076_20202149.jpg
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by yksayyys | 2009-06-24 20:13 | 学校 | Comments(3)

 金曜日は、韓国人留学生のIさんが知覧の特攻平和会館で「特攻を考える会」のAさんの語り部活動に同行します。そして、帰りは私の車で一緒に帰る予定です。が、昨日それにひとつ予定が加わりました。午後7時からL中であるT会に参加することにしたのです。T会はこじんまりとした学習会ですが、毎回質の高い学習を続けている会です。今回は教員を退職されたKさんが「私が受けた戦後教育」という報告をされます。Iさんの研究に直接つながるものではありませんが、きっとIさんの学習の糧となるはずだと確信しています。もちろん私も楽しみにしています。
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by yksayyys | 2009-06-23 19:59 | 社会 | Comments(0)

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  韓国の現代史モノをいくつか読みましたが、この本が最も強烈な印象を残しました。他の本がどちらかというと「戦国時代」を描く大河ドラマのような「支配者の権力闘争」中心の記述であるのに対し、この本はまさに「庶民の実感」として描かれています。そして、繰り返される「虐殺と抵抗」がこれでもかこれでもかと事実に即して説明されています。しかし、正直言って複雑な気分になりますね。敗戦後、植民地を手放した日本がそれこそ朝鮮戦争の特需などにより経済繁栄と平和を謳歌するのに対し、解放されたはずの韓国は、まさに大国に振り回されながら、残虐で激動の戦後史を送ってきたのですから!私たちは、戦後史を米ソや中国などの歴史と重ねながら観る習性は身に付いていますが、お隣韓国の歴史と重ね合わせることはしないできたような気がします。「東アジアとの和解」と言いながら、隣国のことにあまりに無知であったのではないでしょうか。おっと、それは私だけだったかな!だったらいいんですけど!!もっともっとIさんに教えてもらうことがいっぱいありそうです。
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by yksayyys | 2009-06-23 19:51 | 読書 | Comments(0)

俺だって「1Q84]

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 ベストセラーはしばらくたって評判を聞いてから読むのが常ですが、村上春樹は別です。出れば必ず読んでいます。今回は手に入れるのに時間がかかりましたが、今日ようやく購入しました。7月中には読み終わりたいですね。
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by yksayyys | 2009-06-21 21:34 | 読書 | Comments(0)

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 野中と差別に関しては魚住昭「野中広務の生涯 差別と権力」(講談社)という労作があります。もちろん読みました。が、やはりそれを本人が語る本書はやはり迫力がありますね。実に面白かったです。買って3時間後には読み終わりました。一気に読める本です。妻も「まえがき」だけで「これ面白そう」と言っていました。野中って「社民主義的」で「浪花節的」な政治家だと思います。男女共同参画やハンセン病問題そして戦後補償などに取り組み、辻元などに応えてNPO法成立にも奔走したと聞いています。みんな批判する「自社さ」連立政権を私は評価しているのですが、あの時リベラル色の強い政策を進めたのは加藤紘一、野中広務、河野洋平、武村正義、田中秀征らだろうと思います。あと、この本の面白さは辛が聞き手にまわっていることでしょうか。辛はひとりでも十分面白い話をする人ですが、「在日」の立場から「部落問題」に切り込むという構図はなかなかいいと思います。企画の勝利でしょうか。ただ、魚住レポートの頃から耳にしていた麻生太郎の品のなさはこの本でもいかんなく紹介されています。ほんと嫌な男だと思います。この時節柄をねらった出版ですかね!
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by yksayyys | 2009-06-21 21:26 | 読書 | Comments(5)

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 ネットでDVDを注文して今日観ました。衝撃を受けました。こんなにも凄まじい事件がほんの29年前にこんなに近くの地でおきていたなんて!われわれ日本人のほとんどはこの事件の実相を知らないのではないかと思いました。私の持っている本のほとんどが「暴徒を戒厳軍が鎮圧」という文脈です。が、この映画では完全に「軍による市民の虐殺」でしかありません。今、この自分の衝撃を説明する言葉が見つかりません。とにかくこの映画を観たという事実だけ報告します。
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by yksayyys | 2009-06-20 23:29 | 社会 | Comments(4)