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アマノジャクはこう考える

西田哲学と京都学派

 NHKEテレの「日本人は何を考えてきたか」シリーズの「西田哲学と京都学派」を観ました。戦前戦中の学生の心をとらえた西田幾多郎の哲学、その弟子たちが時局の中でスターとなったいわゆる京都学派、どちらも私にとっては興味深いテーマでした。西田の哲学は難解に思えます。ただ、「何となくわかる」と思う時があります。「主体と客体」で割り切り、合理的に説明しようとする西洋哲学に対し「果たしてそれでいいのか」と思う人はかなりたくさんいると思います。それを「東洋的なものへのあこがれ」と断じて「オリエンタリズムへの崇拝」とするのも違うような気がします。ただ、歴史もっと具体的に言うと権力はそれを利用しようとします。それにどう向きあうかに知識人の真骨頂があると思います。ハイデッガーや京都学派のようにナチスや日本軍国主義に肩入れするのか、あるいは対峙するのか。もし、そういう歴史局面になければ純粋に理論面のみで評価された哲学者たちかもしれません。しかし、マルクスにしてもルソーにしてもあるいはサルトルにしても、時代と格闘する思想にはやはり迫力があります。良くも悪くもですが・・・・ただそれだけ捨て去られるのも早いのかもしれません。今、西田哲学、京都学派が見直されているのは純粋に哲学理論としてのようですが、それが翻訳されている外国でどう受容されているのかに興味があります。
 最後に、教育に身を置く立場として問題提起します。戦後、道徳教育に大きな影響を与えたのは高坂や高山ら京都学派でした。戦中イデオロギーの代表選手たちがどうして戦後の道徳教育の理論的支柱となったのか。それを単に「反動」とかたづけるのではない分析が必要なように思います。
 はあ、ちょっと疲れた!
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by yksayyys | 2013-01-25 20:33 | 社会 | Comments(2)

オセロ

 今日は息子の誕生日。先ほど電話をかけたところ、すでに祝宴は終わり何をしているのかと思ったら、息子は母親とオセロの勝負をしているようでした。実はこのオセロ、私がクリスマスプレゼントで買い与えたものです。チェスやビリヤード、サッカー、バスケなどのゲームと一体になったものですが、どうやら去年の暮れあたりから息子はオセロにはまりだし、正月には私はついに負けてしまいました。電話口ではあれこれ母親が叱られている様子。楽しくやっているようで何よりです。誕生日プレゼントには本を送りました。「ガラスのウサギ」は読み終わったようで、今は「二十四の瞳」を読んでいるようです。重松清の「十字架」ももうすぐ読み終わるようです。このままたくさんの本を読んで、感性豊かな子に育ってほしいと願っています。母親とのオセロ対決、結局どうなったのでしょう。あの親子、猿年どうしとあって結構似てるんです。
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by yksayyys | 2013-01-24 19:57 | 育児・家庭 | Comments(0)

気分転換に映画を観てきました。作品は「東京家族」です。監督は山田洋次。タイトルを聞いて思うことは「小津安二郎の『東京物語』を意識したものだろう」という予想でした。先日、大島渚が亡くなりましたが、大島は小津の純日本的、芸術至上主義に抗した「松竹ヌーベルバーグ」の代表的人物です。が、この「打倒すべき」とされた小津路線は木下恵介からその後継者山田洋次、山田太一に引き継がれています。「そっくりそのまま」とは言えずとも小津路線はこの二人に引き継がれたと言っていいのではないでしょうか。
 映画の前半はちょっとイライラしました。カメラのアングルや気だるいセリフが、あまりにも小津安二郎の「東京物語」に酷似していたからです。しかし、途中から山田洋次の社会性が登場し始めました。橋爪功演じる父親役は愛媛の元高校教師という設定でした。セリフに「勤務評定、学力テスト、道徳教育」という言葉が出てきました。愛媛は激しい教育闘争を経て組合活動が骨抜きにされた県です。山田洋次はそういう社会性を意識的に設定しました。「中央と地方の格差」への問題提起も随所に設定され、橋爪のセリフにある「この国は・・・・・」というくだりは間違いなく山田洋次の問題意識だろうと思います。前半にある「東京の非人間性」と後半の「愛媛の小島の人間性」が対比されているのも山田洋次のしかけだろうと思います。ただ、「そんな単純なものではないはず」と思ったのは私だけではないと思います。座席はいっぱいでした。こんな満員状況で映画を観たのは久しぶりです。ほとんどは高齢者でした。橋爪の妻役、吉行和子の死のシーンでは多くの人の涙をすする声が聞こえました。この世代、多くの人を見送った体験がその涙を誘ったものと思われます。
 ただ、私には山田洋次の問題提起作とまでは言えない気がしました。やはり、最後のテロップにあったように「小津安二郎に捧ぐ」という目的がすべてだったのかもしれません。だったら、大島渚の流れを引く崔洋一に期待した方がいいのかな!それとも小津のもうひとつの系譜山田太一かな!
 
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by yksayyys | 2013-01-20 20:16 | 映画 | Comments(0)

おわった

 「いじめ問題」ウィークが終わりました。「考える週間」くらいだったら楽だったのですが、原稿執筆、授業の取材、集会での問題提起が重なっていましたのでかなりハードでした。教頭とは大喧嘩するし(笑)・・・授業は65点くらいでしょうか。あえて難しいクラスでやりましたが、反応は予想どおりでした。「難しい」理由は、いじめが現在進行形であるからです。そして、かつてひどいいじめを経験しているからです。授業としては「活発」にはなりませんでしたが、意義はあったと思います。参観者はA新聞記者と退職教員2名、あと校長と同学年の同僚が1名でした。まあ、そんなもんでしょうね。夜は、教育対話集会。予想に反して40名の人が集まりました。教組以外の人が20名ほどいたそうです。いいことだと思います。問題提起はまあまあだったと思います。言いたいことは言えました。会終了後、「一保護者です。ぜひ話がしない」と声をかけられました。教師と保護者の位置関係についての話しでした。この出会いを大事にしたいと思います。その後は軽く懇親会。私は珍しく早めに寝ました。・・・寝不足が続いていたからです!・・・今日はゆっくり過ごそうと思います。あ、そうそう新聞記事は次の土曜日掲載の予定ということでした。
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by yksayyys | 2013-01-19 09:44 | 社会 | Comments(4)

いよいよ

 昨夜「いじめ問題」の頼まれ原稿を出版社に送りました。そして、今日はA新聞の取材を受ける「いじめ問題」の授業です。県同教元会長のHさんも見にこられるとのことでした。管理職や同僚も来るだろうと思います。授業対象のクラスとは最近あまり良い関係ではありませんが、とにかくやれるだけのことはやりたいと思います。2時間続きは今思えばきついですが、自分でまいた種ですから!あと夜は教育対話集会、昨日の情報では教員以外の市民の方々が10人以上は来るとのこと。もしかしたら総数で50人を超えるかも。おそらく「いじめ問題」というテーマが人を呼んだのではないでしょうか。問題提起をする自分の仕事が重要になってきます。同じ日にこんな大きな仕事を重ねたのも失敗でしたが、これも自分でまいた種。頑張ります。夜は飲むぞー!きっと明日も飲むぞー!
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by yksayyys | 2013-01-18 03:56 | 社会 | Comments(0)

モード

 昨日まで極度の落ち込みだった私でしたが、遅まきながら今日からモード全快となってきました。夕方には教育対話集会の第3回実行委員会もあり、参加者の熱い議論を聞きながら「よし」と決意を新たにしました。先ほど帰宅しましたが、これから集中して教育対話集会、A新聞の取材、本の原稿の準備に取りかかります。「共に頑張る」という仲間たちの期待を裏切るわけにはいきません!よっしゃああ、やるぞおお!!!!
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by yksayyys | 2013-01-15 21:50 | 社会 | Comments(0)

 今週は、金曜日の夜まで「いじめ問題」のみを考える1週間になります。まずは、頼まれ原稿。本当は締め切りは10日でしたが17日まで待ってもらいました。分量は少ないのですが、やや慎重になっています。そういえば、最近文章を書いていません。二つ目は金曜日にA新聞の取材を受けます。「いじめを考える授業」です。2時間続きで引き受けました。授業をする学年は受け持ち学年である1年生ではなく授業のみの3年生。最近あまり関係がよくありません。この時期、受験を控えてバラバラかつナーバスになっている学級です。でも、そうであればこその、15歳ならではの反応もあるのではと期待しています。そして、その日の夜は教育対話集会です。市民向けに「いじめ問題」を話す予定です。1時間くらいはしゃべるつもりです。ただ、これらの準備はほとんど進んでいません。どうも最近軽いウツ状態です。今日あたりからは気合いを入れねば・・・・
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by yksayyys | 2013-01-14 15:44 | 社会 | Comments(0)

 正月何冊か本を買いましたが、真っ先にこの本を読みました。理由は読みやすそうだったからです。阪急の小林一三の評伝です。私、けっこうこういう評伝を読みます。小林には以前から興味がありました。宝塚少女歌劇や不動産と私鉄を組み合わせた経営などけっこうアイディアマンのイメージがあったからです。宝塚劇場なんて、経営に失敗したプールを作りかえた建物なんですね。プール部分が座席で更衣室部分が舞台で、などと何とも味気ない表現ですが。この伝記作家の小島さん、対象とする人物との距離の置き方がいいですね。おべんちゃら本だと読み進められませんから。「上」が面白かったです。これだけ読むと小林は「だめな奴」としか思えません。特に女性関係など顰蹙なことばかりやっています。でも、そこに親近感がわくのも事実です。「下」はまさに立志伝ですが、そこにも著者の厳しい目が注がれています。特に電力事業への関わりや商工大臣に就任したいきさつあたりには・・・著者は松永安左エ門という人物と比較しながら小林を批判しているような気がします。(松永という人は佐高信あたりも評価していますね。)
 こういう本を読んで思うことは「偉いと言われてる奴らもこんなもんか」という妙な勇気をもらうことです。みんなちょぼちょぼやいうことです!
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by yksayyys | 2013-01-07 22:39 | 読書 | Comments(0)

旧友

 家族を送り出してからどうも元気の出ない日々が続いていましたが、今日の夜大学時代の同窓生からめちゃくちゃ久しぶりに電話がきました。10年ぶりくらいでしょうか。このブログを見ている同窓生にわかるように言うとアメフトやってたMのことです。在学中、卒業後もいろいろあって不安定な時期が長く続いていたようです。年賀状のやりとりが唯一の交流でしたが、今日30分くらい電話で話をしました。「ようやくこうして電話をしようという気になった。」とのこと。元気そうで安心しました。仕事のことでだいぶ悩んでいたようです。私のこともあれこれ心配してくれていました。卒業後何度か会ったり話をしたりしましたが、今夜が一番落ち着いて話せたような気がします。
 元気がない時はいつもこうして誰かに励まされています。ありがたいことです。
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by yksayyys | 2013-01-07 22:25 | その他 | Comments(0)

9歳に選挙権!?

 先月の25日から今月の4日まで家族が来ていました。半年くらい会わないと子どもの成長に驚きますね。上のお姉ちゃんはおしゃれで頭がいっぱいですが、下の弟は世の中のことにあれこれ興味があるようで、TPPとか尖閣諸島とか、わかってるのかわかってないのか、「早く解決してもらわないと」とほざいていました。しまいには「僕にも選挙権が欲しい。」と言い出しました。どうやら総選挙に参加したかったようです。「じゃあ、どこに投票したかったの」と聞くと「未来の党」と答えました。原発を考えてのことでしょうか。そういえば、本棚から文藝春秋の文集「つなみ」を引っ張り出して読みながら「ああ、僕も寄付とかしたいなあ」と言っていました。私は「コンビニとかですればいいじゃない」と言いました。「ああ、そうか」と答えていましたが、その後10回くらいコンビニに行きましたが、お年玉から寄付はしなかったと思います。帰る日には私が読んでいた重松清の小説をとりあげて読み始めました。いじめがテーマの最新刊です。あまりに熱心に読むので「持っていきなさい」と言うとそのまま100ページくらい読み進めたようです。どの程度理解してるかはわかりませんが、少しずつ「考える人」になっているのでしょうか。付け加えますが、口では偉そうな事ばかり言いますが、この息子宿題は全くしません。実家でその話題が出たら、私の母が言いました。「お父さんがそうだった。」!確かに・・・・・
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by yksayyys | 2013-01-07 22:17 | 育児・家庭 | Comments(0)