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 先日あった学校の打ち合わせで私は全職員に提案した。「始業式でいじめの話をさせてくれ」と!もちろん、「いじめを考える週間」が始まるからである。が、8月に衝撃を与えたデータ「子どもの自殺が最も多いのは2学期の始業式の日」が念頭にあったのも事実である。当日は「よく来たね。」という言葉から始めようと思っている。同じ学年の担任にはこう伝えてもいる。「道徳、学活の時間を2時間ください。いじめの授業をしますから。」当然いつでもできる準備はしているつもりである。誰に頼まれたわけではありませんが、2学期もやることがいっぱいです。
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by yksayyys | 2015-08-30 14:40 | 学校 | Comments(0)

戦跡と空襲を記録する会

 夏休みももう終わる。ここに書き落としたことがあるので書いておく。8月の上旬、熊本市の会合に出かけた。会の名称は「熊本の空襲を記録する会」。知覧特攻平和会館のYさんの紹介であった。「熊本は戦跡や空襲の記録、保存には長い蓄積がある」という話を関東学院大学のHさんからも聞いていたので興味もあった。暑い最中であった。会場は熊本市のど真ん中。鶴屋デパートの横の公共のホールであった。会場に向かっていたら、鹿児島の教員仲間のK崎さんが私を見つけて近づいてきた。鹿児島で戦跡・空襲を記録する会を立ち上げようと頑張っている同い年の社会科教師である。広い会場はぎっしり埋まっていた。何百人かいるのは間違いなかった。私が隅っこに座ろうとするとK崎さんは私を連れてこれから講演を始めようとしている人の正面に連れていって私をその人に紹介した。私は正直言って恥ずかしかった。K崎さんの紹介の仕方も恥ずかしかった。「私はそんな大物じゃない。」私は逃げるように隅っこの席に逃げた。学習そのものは興味深いものであった。が、こないだの鹿児島の会に共通するある疑問が浮かんだ。「この会に参集している人の半分くらいは戦争マニアではないのか」というものである。とにかく、飛行機の名前、銃の名前など武器にやたら詳しい人が多いのである。私はどちらかというと「被害」の方が気になるのだが、質疑も武器の名前や性能に関するものが多かった。雑誌「丸」あたりを読んでいる人たちなのであろうか。私は、翌日の用事もあったので早めに引き揚げようと席を立ったところすぐにK崎さんが近づいてきた。そして、主催者席に私を連れていって代表者らしい人に私を紹介した。「恥ずかしい。もうやめてくれ。」という思いだったが、K崎さんの厚意を無にしてもだめだと思い、挨拶はきちんとした。しかし、「勘弁してくれ」というのが正直な気持ちであった。
 帰りの列車の中で考えた。「自分はああいう学習についていけるかな!」そして、答えはすぐに出てきた。「自分の求めるものに即して参加すればいい。」と!
 数日前に知覧のYさんから新しい誘いがあった。指宿地区の戦跡の学習会とフィールドワークであった。講師はK大学のSさん。ヒノクマフィールドワークで2度ほど一緒になった教育学部で日本史を教えるSさんである。酒好きのイメージが強く残っているが、こういう活動もしているのかと嬉しく思った。とりあえず参加しようと思っている。すべては動いてから・・・
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by yksayyys | 2015-08-30 14:31 | 社会 | Comments(0)

西暦

 長引く痛風の発作で今日もベッドに横になっていたところ、実母から電話が来た。用件はいたって簡単であった。「昭和7年は西暦でいうと何年か」というものであった。国勢調査か何か調べ物だったらしい。実母も実父も同じ昭和7年であるが、西暦に直したことがないのであろうか。とりあえず私は「1932年だ。」と答えた。すると母は「どうしてそんなにすぐにわかるのか。」と驚いていた。私は逆に驚いた。なぜこの人たちは自分の生年を年号でしか言えないのか!まあ、そんな事を82歳の両親に言ってもしょうがないし、「1925年に年号の数字を足していけばいい」という自分の公式を伝えても恐らく通じないだろうと考え、「社会科の教員はそれくらいすぐにわかる。」と答えておいた。そうしたら「そうかあ。」と感心して受話器を置いた。きっと、母は私が明治も慶応も安政も西暦にすぐに直せると勘違いしたかも知れない。まあ、「30年近く社会科教師をやっていればそれくらいわかるようになる。」と思わせるのもそう悪いことではあるまい。
 しかし、年寄りというのはそういうものなのかな!生年を年号と西暦の両方で把握するのは日本人の常識だと思っていたが・・・・うちの親だけかな!
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by yksayyys | 2015-08-30 14:07 | 育児・家庭 | Comments(0)

最後のフィールドワーク

 28日午前中はこの夏最後のフィールドワークでした。職員研修の中で「地域を知ろう」というものです。今年で3回目になりますが、全部私がガイドを担当しています。
 今年は、産業革命遺産の世界遺産登録に影響を受けて「校区内の近代化遺産をめぐる」というコースを設定しました。しかも、これまでは自動車でまわっていましたが今回は「歩く」ことにしました。これは後悔しました。直前に痛風の発作に見舞われた私としては最悪の事態となりました。すべては「自業自得」なのですが!
 最初に訪ねたのは大崎報公義会館という明治創建、大正改装という洋風建築物です。地元の青年団が建てたというこの建物、青年団所有にしては相当に豪壮な造りとなっています。このあたりがいかに経済的に繁栄していたかという象徴だと思います。今でも地域公民館として使用されているそうですが、カギを借りる関係で公民館長さんにも来てもらい話をしていただきました。その話がけっこうズレていて「こんな建築物は困る。維持費がかかる。誰か買ってよ。」という話でした。
 次に訪ねたのが地元の豪商T屋さんです。江戸時代創業のこの商家、密貿易を含め千石船3隻を所有して琉球、長崎との貿易に関わったということです。その分、地域にも貢献しさきほどの青年団の建物の敷地も提供し、最初の小学校も作り、お寺の誘致にも尽力したということです。町長、市長も2人出しています。国の指定文化財になっている蔵に入り、12代当主の方に話をうかがいました。
 最初突然「日教組批判」を始めてヒヤヒヤしましたが、途中で私がインタビューをする形で「歴史」の話になっていきました。見方を変えれば、このT屋さんも「よくぞここまで生き残ってきた」ということもでき「ほとんどまわりが没落、衰退する中で、いろいろありましたが何とかやっています。」という言葉は嘘ではないと思いました。
 この後はT屋さんともかかわりの深い隣のK寺を訪ねました。浄土真宗のK寺を近代化遺産とするには異論があるとは思いますが、近世の浄土真宗禁制、かくれ念仏、廃仏毀釈から信教の自由という流れを考えるとこの寺とその建造物も近代化遺産とみることができると思います。鹿児島市の別院に次ぐ規模ということですがたしかに豪華な伽藍だと言えます。そういえばT屋さんの当主も言っていました。「江戸時代はうちもずっとかくれ信者でしたから」!
 「鹿児島では禁制だった浄土真宗がなぜ明治になって全県下を席巻したか」はずっと不思議でしたが、やはりかくれ信者が相当にいたんでしょうね。

 ということで無事にフィールドワークは終了しました。
おかげで痛風はさらに悪化し、右足はパンパンに腫れあがり、夜には頭痛も再発したため、土曜日の会合はすべてキャンセルしました。

 今年の8月は何かの「祟り」にあったようでしたが、思い当たるふしが多すぎて原因が特定できません。不徳の致すところです。
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by yksayyys | 2015-08-29 10:52 | 学校 | Comments(0)

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 今日から郷土研究会の後半フィールドワークでした。今回は鹿児島市周辺で、訪ねたのは次の4箇所でした。
①石橋記念公園
 いつも尚古集成館の時間までの「暇つぶし」に使用している場所です。経費節減を言われているのか、以前受付にいた職員はいなくなり、誰もいない部屋にエアコンではなく扇風機が寂しく回っていました。いつもは生徒達とゆっくり公園をまわるのですが、今日は痛風のせいで私はロビーで休み、生徒だけまわらせました。
②尚古集成館
 今日のメインでした。今年も松尾さんが案内して下さいました。小雨降る中、中国語が飛び交う中、いつもながらの楽しい話を満喫しました。今回は私の痛風を考えて短縮コースをとってくれました。生徒達は初めてきた子ばかりでしたので興味深そうに聞いていました。今回は世界遺産登録決定後初の訪問でしたが、今年は文化祭もこのテーマで発表させようと思っています。松尾さんどうもありがとうございました。
③黎明館
 にぎわう「大アマゾン展」を横目に常設展を見学しました。「60分で」とガイドの方にお願いしましたが、ドンピシャ60分で解説をしてくれました。館内には学芸員実習の学生もいました。「そういうシーズンか」と思いました。
④維新ふるさと館
 ここは毎年、「自由行動」にしています。私があまり興味がないのと、動画が多いので生徒の好きなものを見させようという思いもありました。シアターでは、以前からあった「維新の英雄」バージョンに加えて「薩摩スチューデント」バージョンもありました。この薩摩藩英国留学生は3箇所で説明があったので生徒達もきっと記憶に残ったのではないでしょうか。

 この後、生徒を自宅に届けた後、明後日に予定されている職員研修のフィールドワークで訪問予定のところに挨拶に行きました。今年で3回目となる勤務校のフィールドワークですが、今回は「あるきまわる」コースを設定しました。問題は、私の痛風だけです。ありゃりゃ!
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by yksayyys | 2015-08-26 21:04 | 学校 | Comments(0)

岩波講座3冊目

 順番に読み始めた岩波講座日本歴史の近現代シリーズが3冊目に入りました。頭痛、痛風と体調不良に邪魔されてはいますが、読むスピードはずいぶん早くなってきたような気がします。配列が政治史、社会経済史、外交史、教育史などどの巻もオーソドックスなものとなっているため歴史の流れがつかみやすくなっています。こういう学術専門書を読んだ感想としては実に品のない表現をしますが、近代日本の政府は特に朝鮮半島に対してはずいぶんひどいことをしているなというのが実感です。韓国併合を合法で対等な条約による併合と言う人がいますが、その歴史的経過を知れば「強権的、謀略的な暴力を背景にした」ものであるのは疑いのないものだと思います。小学校の歴史において教えるべき人物に陸奥宗光や小村寿太郎らがいますが、彼らを学習指導要領がどう教えろと言っているのかを知ると暗澹たる気持ちになってしまいます。あと、あれほど政府が自信を持って「我が国固有の領土」と言ってきかない尖閣や竹島も歴史的経過を知れば知るほど「ムムム」という感じになってしまいます。「歴史を国家に都合の良い物語にしてはならない」との思いはさらに強くなった気がします。

 そんな中でひとつだけ違和感のあった論文が地主制に関するものでした。日本の「家」制度を中心にした単独相続による地主制を、「信頼」にもとづく理想的な地主制であると賞賛しているような内容でした。門外漢なのでうまく反論できませんが、日本の地主制がそんなに「おめでたい」ものだったのかどうも信じがたいものがあります。

 第3巻は大正時代。目次には「大正デモクラシー」という言葉は見あたりませんでした。この時代の民衆運動、社会運動の位置づけもずいぶん変わってきたということでしょうか。夏季休業中に読み終わることができますでしょうか!まだまだ読みたい本がいっぱいあったんですけどね!
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by yksayyys | 2015-08-25 22:42 | 社会 | Comments(0)

医者

 頭の次は足にきました。昨日の朝、痛風の発作が起こりました。頭痛と足の痛みを同時に感じながら「すごい状態だな」と思いました。明日から3日間フィールドワークが続きますが、いったいどうなるやら・・・・・
 この夏、自分の病状だけでなく子どもたちの通院のためにもいくつもの病院に行き多くの医師と出会いました。当たり前のことですが、やっぱり医師も「人間なんだ」という事を痛感しました。病院の外観や医師の年齢等にかかわりなく、やはりその人の姿勢、人柄の醸し出す信頼感というものが重要なのだと思いました。そして、それは患者数に十分現れている気がしました。痛風の薬をもらうためにある整形外科に行きました。これまで痛風はすべて整形外科が担当だったからです。ところがその医者は「痛風は内科ですから。」と素っ気ない返事でした。その後前日から痛み出した頭痛について訴えると「脳外科ですね。」と診療は終わりました。結果、内科に行ったところ「痛風は整形外科ですけどね。」と言われました。同僚にそこの整形外科について聞いたところ「評判悪いよ。行かない方がいい。」とのことでした。私のみたところ、その病院はリハビリでなりたっているような気がしました。私にも診療は拒否したのに「頭痛はリハビリが必要」などと言いました。
 脳外科も2か所行きましたが、対照的でした。ひとつめは患者数が少なくすぐに検査できたのは良かったのですが、結果の説明はほんの数秒。「脳に異状はありません。自然治癒しかないです。それでは!」ということでした。ふたつめはちょっと違いました。検査後いくつかの可能性を検査画像を使いながら説明し、今後の治療方法にしてもいくつかの方法を詳しく説明した後、「こちらがいいのでは」とアドバイスし、薬も2種類処方してくれました。患者数はこちらが断然多かったです。
 あと、医師の人間性以外に感じたこととして、公立と個人経営の病院の違いもありました。人口減少と病院の乱立の中、経営は厳しいのだろうと思いますが、個人病院は特にそういう雰囲気を感じました。そういうところは看護師や事務員たちの表情もあまり良くありません。

 そういう意味で子どもの通う近所の皮膚科のおじいちゃん先生はいいですね。最初は、「こんな80歳くらいのおじいちゃん大丈夫かいな」と思いましたが、その丁寧さ、手際の良さ、面倒見の良さは十分信頼に値するものでした。もちろん、この病院は朝から夕方まで患者でいっぱいです。唯一の欠点は、このおじいちゃん先生、耳が遠いので声が大きく待合室まで診療中の会話が聞こえてくること。まるでマイクを使っているかのようです。患者さんたちはそういうことをすべて承知してきているんでしょうね。

 外観、新しさに惑わされるな!これが今回の病院選びの教訓でした。さあ、痛風やいかに!
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by yksayyys | 2015-08-25 09:42 | 読書 | Comments(0)

奇襲の裏に!?

 同じ価値観の教師と同僚になることは珍しい。同じ教科となると20年以上さかのぼらないとそういう経験は思い出せない。今年の夏も「あれ」と思うことが何度もあった。
 1学期の終わりに同僚から「教科書の指導書はどこですか。あれがないと僕は授業ができません。」と言われた。私は「私指導書使わないから。準備室の棚にあるんじゃないの。」と答えた。彼はパニック状態の中ようやく探しあてたようで「良かった。これで授業が出来る。」と安堵していた。そういえば彼の板書は指導書のものと全く一緒。いつも一人でしゃべっているようだが「なるほどな」と思った。
 それより驚いたのが歴史の授業であった。太平洋戦争開戦の授業の後、彼は私に言った。「ここは私こだわりがありますからね。奇襲攻撃という濡れ衣はアメリカ大使館の不手際だという話をみっちりしてやりました。」誇らしげな表情であった。この件については保守派のひと達がよく使う説明であるが、先日読んだ加藤陽子の著書でも、宣戦布告を意図的に遅らせたことは様々な証拠から明らかになっている。太平洋戦争開戦という重要なポイントとなるところでそのような話を延々とさせられた時に、生徒たちはどのような歴史認識を形成してしまうのか。私はそこを心配してしまうが、同僚は「してやったり」と言わんばかりの口調。教師という仕事の役割、危うさをあらためて感じさせる場面であった。
 教育という営みには謙虚であり続けなければならないと思う。そして、教師はやはり学び続けなければならない。
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by yksayyys | 2015-08-25 09:02 | 社会 | Comments(0)

樋口一葉か!

 宮崎から帰った翌日はすぐに病院に行きました。痛み止めの薬をもらうためです。KKさんの葬儀があったのでかなりあわてましたが、何とか間に合う時間帯で診療も終わりました。今回の医師は私に「心療内科に行ったらどうですか!」と言いました。いろいろな薬を飲んでも改善されないので、精神的なところからきている病状ではないかということです。最初は少しショックをうけましたが、よく考えてみたら「ああ、なるほど」と思いました。それは、職業を「教員」と答えてからそう言われたからです。これまでも具合が悪くて病院に言って職業を明かすとすぐに「ストレス」「精神的なもの」「うつの症状」と言われることがありました。同僚との会話でも「教員だとすぐにそっちに持っていきますよね。」という話を聞きます。そうだと片づけやすいのかもしれません。
 私は今結論づけています。これは樋口一葉と一緒だと!井上ひさしの傑作戯曲に「頭痛・肩こり・樋口一葉」がありました。樋口一葉の作品はすべてある14か月の間の作品らしいのですが、その間一葉はずっと肩凝りからくる頭痛に悩まされていたということです。原稿を書いたり、本を読む姿勢は肩こりになりやすいのだと思います。体を動かしている方が痛みがやわらぐのはそういうところからきているような気がします。
 今、いちばんきつい時間帯は午後10時から明け方にかけてですが、昼間はだいぶ落ち着いてきたような気もします。これからは,気持ちを切り替えて「頭痛とつきあう」つもりで生活しようと思います。できたら、一葉のような傑作が書けたらいいな・・・・なんて虫のいいことを考えながら!
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by yksayyys | 2015-08-23 16:23 | 育児・家庭 | Comments(0)

ディズニー展

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 宮崎県立美術館も立派な建物でした。ディズニー展は大賑わいでした。さすがですね。私は、以前ドキュメンタリー番組でウォルト・ディズニーがマッカーシズム旋風(赤狩り)の最中に積極的に密告したという話を聞いてからこの人物が胡散臭く思えてしようがありません。作品は別と言ってしまえばそれまでですが、私はそういうことを気にしてしまうんです。
 展示を見て思ったことはやはりディズニーは「開拓者(パイオニア)」だなということでした。映画界にいや世界にアニメという大きな領域を作り、ディズニーランドというおとぎの国(テーマパーク)まで作ったわけですから。数あるディズニー作品の中でも「白雪姫」という作品がいかに画期的であったかということもわかりました。日本と戦争をしている最中だったんですよね。あのカラーアニメは・・・・
 この展示を見て、他のコーナーをのぞいて宮崎を後にしました。思いつきの割にはけっこういい旅行だったのではないでしょうか。私はこの日も頭痛がひどくてほとんど展示は見ずにソファーに腰掛けていました。
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by yksayyys | 2015-08-23 16:08 | 育児・家庭 | Comments(0)