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アマノジャクはこう考える

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8.31

 全国の児童・生徒そして教師が最も憂鬱な8月31日が終わろうとしている。おそらく「充実した夏だった。さあ、明日が楽しみ!」と明日を迎える生徒は3割もいないのではないだろうか。昨年あたりから9月1日が1年の間で最も自殺の多い日と注目を集めるようになった。宿題が終わらない!友達関係が不安だ!進路が心配!いろいろな悩みがあるはずである。ただ、私が声を大にして言いたいのはその9月1日に「授業やらテストやらを入れるな」ということである。いつからか「学力向上」「授業時数の確保」やらを理由に始業式や終業式に授業が入るようになった。児童・生徒も嫌だろうし教師も嫌である。始業式の日は「よく来たね!」とお互いねぎらう日でいいのである。宿題も「忘れました」と誤魔化すことなどわかりきった事だから長い目で見てあげればいいのである。(ただ、最近は最後まで出さない生徒も増えているが・・・)
 そうこう言っても明日は来る。1学期の終業式は全員が揃った。明日はどうだろうか!
 
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by yksayyys | 2016-08-31 22:02 | 学校 | Comments(2)

柳田国男「青年と学問」(岩波文庫)を読む

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「遠野物語」と並行してこの本を読んでいる。講演や時事評論の文章をまとめたものである。大正時代くらいになるとほとんど現在と変わらないような言葉遣いになっているのでとてもわかりやすい。柳田が当時の時代状況をどのようにとらえていたかを理解するのに絶好の書である。昭和初期の文書に次のようなものがある。
「いわゆる軍事教育が日本人を『戦う国民』とするという懸念は、おそらく絶対にないこととは思うが、少なくとも民族間の真の平和を、積極的に求めようとするには、これだけでは足りないことも確かである。我々はなおこれ以上に、公に国際の正義を論じうるだけの、力と自信とを養って置かねばならぬ。申すまでもなく国防の第一線は、毒ガスでもなければ潜水艇でもない。まず国と国との紛争を解決すべきものは、討論であり主張であり、不当なる相手方の反省であり屈伏であるわけだが、現在各国の持っている国際道徳は、不幸にしてまだ我々の個人道徳と、同列にまでも進んではきていない。省察もなければ悔悟もなく、またしばしば曲解があり我執がある。今往古来これがために無用の殺戮が行われ、亡びずともよい多くの国が滅んだ。而して、敵を滅ぼしてこれによって栄えようとした国が、往々にして成功している。・・・・」(P17,18)
 1925年の文章である。普通選挙が近づき、朝日新聞論説委員として全国を講演してまわった時の文章である。「軍事教育」への警戒と「国際協調」の必要性が説かれており当時の状況がよくわかる文章でもある。しかし、この文章は今でも通用する内容である。いつの世も深く考えている人はいるのである。この講演集を通して柳田が繰り返している言葉は「歴史に学べ」ということである。読んだばかりの加藤陽子の本の中身とどうしても重なってしまう・・・・
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by yksayyys | 2016-08-31 09:03 | 読書 | Comments(0)

加藤陽子「戦争まで~歴史を決めた交渉と日本の失敗~」(朝日出版社)を読む

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しばらく品切れ状態でしたが、また店頭に並びだしたのですぐに購入しました。前作の「それでも日本人は戦争を選んだ」がとても面白かったからです。今回も似たような装幀ですし、本の内容も中高生を相手にしているところなど「続編」を意識したものとなっています。内容も面白かったです。戦争へと向かったターニングポイントを「リットン調査団による報告書」「三国軍事同盟」「日米交渉」の3つに絞り、周囲の状況特に国際環境に目配りしながら丁寧に考えていこうという姿勢で語られ、「であるべき」調ではない歴史家の眼が感じられる内容でした。これまで自分が教科書的知識にいかにとらわれていたかを痛感しました。あと、多くの人物を登場させているのも面白いですね。その中で著者が吉野作造を評価しているのを嬉しく思いました。私も学生時代に吉野の著書を読んでとても感動したのを覚えています。「憲政の本義を説いてその有終の美を済すの道を論ず」は戦後の丸山真男の「超国家主義の論理と心理」に匹敵するような画期的な論文ではないかと思っています。著者が一連の著作を出している理由は間違いなく現在の状況への警鐘だろうと思います。
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by yksayyys | 2016-08-31 08:36 | 読書 | Comments(0)

プクプクさんに感謝

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 これで東北旅行の紹介を終わります。今回の旅行いや研修を企画してくれたプクプクさんに心より感謝申し上げます。訪ねたどの場所も印象深く残っていますし、どの食事もおいしかったです。鹿児島空港に着いた時に、Hさんが「ちょっと寂しいですね。」と言いましたが正直同感です。今、柳田国男の本を読んでいます。「遠野物語」「青年と学問」の2冊を購入しました。
 写真は、後ろ姿のプクプクさんです。
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by yksayyys | 2016-08-29 17:58 | Comments(1)

弘前城

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 遅咲きの桜の名所として有名な弘前城を訪ねました。最初に追手門をくぐりました。立派な門でした。そこから南内門をくぐり、有名な桜並木をしばらく歩いた後本丸に向かいました。天守閣の写真を見て「あれっ」と思った方もいると思いますが、実は天守閣は石垣工事のために移動中です。クレーンで50Mほど動かしてあるのです。何となく土台が不自然に感じるのはそのためです。本当は堀端の天守台の上に乗ってあります。本丸から見える岩木山はなかなか綺麗でした。
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by yksayyys | 2016-08-29 17:48 | 社会 | Comments(0)

ねぶた

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 青函連絡船を後にして「ねぶた館」に向かいました。写真のように大きな施設でした。観光の目玉にしようとしているのがわかりました。中のねぶたの山車の展示もとても良かったです。豪快で力強い装飾で、数年前に行った唐津くんちの展示館を思い出しました。この山車の前で飛び跳ねるように踊る「青森ねぶた祭り」をぜひ見てみたいと思いました。ちなみに「ねぶた」と「ねぷた」の違いが何かずっと気になっていたのですが、違いはないのだそうです。青森の発音を文字に直すと「ねぶた」と「ねぷた」の双方に聞こえるので分かれているだけだということです。まあ、それでいいか!
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by yksayyys | 2016-08-29 17:38 | 社会 | Comments(0)

青函連絡船

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 青森市内に入り元青函連絡船「八甲田丸」を見学しました。現役を退き、今は丸ごと博物館になっていました。思っていたより大きくはなかったです。青森と函館の距離を考えればあれくらいの大きさが良いのでしょう。中の展示も充実していたと思います。当時の様子や、空襲、台風による被害(「洞爺丸遭難事件」)なども詳しく説明してありました。もうひとつの写真は、国鉄の車両と連絡船を接続する部分です。線路からそのまま船に乗れるように工夫がされていました。
 夜のカラオケではその思いをこめて「津軽海峡冬景色」を歌わせていただきました!
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by yksayyys | 2016-08-29 17:29 | 社会 | Comments(0)

三内丸山遺跡

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 青森県に入り三内丸山遺跡を見学しました。大きなミュージアムも隣接し、かなり整備されているようでした。ミュージアムからしばらく歩くと大きなやぐらと竪穴住居が見えてきました。周囲にはいくつも発掘物の展示もされており充実した施設となっているのがわかりました。観光客もたくさんいましたし、天候にも恵まれとても良い勉強ができました。妻に写真をメールで送ったところ「教科書といっしょだ」という返事が返ってきました。帰りにはミュージアムショップで土偶の模様が入ったTシャツを自分用に買って帰りました。次はいよいよ青森市内です。
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by yksayyys | 2016-08-29 17:18 | 社会 | Comments(0)

啄木

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 宮沢賢治が「万人に愛される」人物であるのに対して石川啄木はなかなか厄介な人物です。決して貧困・困窮に向かう宿命などないのですが、自らその道に向かっていってる気がします。職についてはすぐに辞めてしまうところなど間違いなくトラブルメーカーです。一緒に働いていたら大変だろうと思います。写真は啄木が一時働いていた故郷の渋民尋常小学校です。自ら「日本一の代用教員」を自負していた啄木ですが、意外にも子どもには慕われていたようです。ただ、ストライキに子どもを巻き込んで免職になったようです。「理想」が「急進化」して周囲を振り回す。昔も今もそういう人はいます。校舎の写真に続くのは教室の写真と啄木が子どもと向き合う像です。
 いろいろ知ったうえで私は・・・啄木が好きです。憎めないというか・・・似てるというか(性格が)・・・・・・
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by yksayyys | 2016-08-29 10:46 | 社会 | Comments(0)

原敬記念館

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 岩手の政治家といえば原敬です。最近読んだいくつもの本の中でも原敬はかなり評価の高い政治家です。「庶民宰相」ともてはやされる反面、普選時期尚早論や社会運動に対する高圧的な姿勢などを批判する声もありますが、その背景として首相就任直前に起きたロシア革命の情報などを考える必要があると思います。また、政治基盤を安定させるために山県を中心とする軍閥・官僚閥を取り込む必要もあったのだろうと思います。とにかく「政治家中の政治家」だったのだと思います。好き嫌いは別にして・・
 歴史にifは禁物ですが、もし暗殺されずにいたら文句なく元老となったはず。軍の台頭にどのように対処したことでしょう。少なくとも西園寺公望は心強く思ったでしょうし、2人で何らかの策を練ったのではないでしょうか。うまくいくかいかないかは別にして・・・
 写真は原の生家です。
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by yksayyys | 2016-08-29 10:35 | 社会 | Comments(0)

ちょっとすねた感じでこの世を眺めてみると・・・