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アマノジャクはこう考える

昼休みの受験勉強

 今、昼休みは毎日ある生徒の受験勉強につきあっています。3学期に入ってからお願いされて相談室を借りて教えています。やっていることは簡単なことで、その生徒が問題集を解いて解答・解説を読んでも理解できなかったものを私が解説するというものです。今のところ地理が続いているのですが、雨温図の見方や民族分布、時差の計算などを聞いてくることが多いようです。嬉しいのはその生徒が「わかったふり」をせずに翌日に同じ箇所を「やっぱりわかりませんでした」と聞いてくることです。こちらはもう一度というかもうちょっと丁寧に説明を加えるのですが、その生徒が「ああ、そういうことか」と納得した笑顔を見せてくれるとこちらも本当に嬉しくなります。 
 本来、受験勉強ってこんな風にやっていくものなんですよね。昔に較べて今の生徒は受験勉強をしなくなっていると思います。いろいろ苦しみながら「受験地獄」に身を投じて自分を鍛えていくということを私は有用な事であり必要な事だと思っています。「かわいそう」だとも思いません。
 ストレスフルな毎日ですが、そういう生徒の要望には全力で応えてあげようと思います。

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# by yksayyys | 2017-01-25 21:06 | 学校 | Comments(0)

大統領令

 トランプ大統領が就任以来大統領令を乱発しています。TPP離脱、オバマケア廃止、今日はパイプライン、明日は「安全保障上の問題」の大統領令に署名すると言っています。ニュースでは、メキシコ国境の壁のことだろうと言っていました。まるで、政権掌握後のヒトラーのような独裁ぶりです。全世界では反トランプ抗議集会が盛り上がっていますが、嘲笑うかのような強気の大統領令です。
 今日は安倍首相が国会答弁で「軍事力の強化」を明言しました。トランプの「米軍駐留負担押しつけ」を見越して日本独自の軍事力を強化するつもりのようです。暗澹たる気持ちの毎日です!

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# by yksayyys | 2017-01-25 18:38 | 社会 | Comments(0)

すき焼き

 寒い冬は鍋料理が増えます。我が家も週に2,3日は鍋料理をしているような気がします。ただ、よく考えてみると「〇〇鍋」や「しゃぶしゃぶ」はよくやるのですが、「すき焼き」をほとんどしません。「どうしてだろう?」と思いながら、先日すき焼きをすることにしました。が、準備段階で「どうしてしなかったか」がわかりました。材料費が高いのです。肉が牛肉なのでどうしても全体の価格を押し上げてしまうのです。我が家は、肉料理はほとんど鶏肉、時々豚肉です。それは我が家族の好みと言っていいと思います。鶏肉や豚肉は牛肉と比較すると牛肉の価格の半分以下です。それだったら、鶏肉や豚肉をいっぱい食べた方がずっと得だと思います。きっとそう考えて今まですきやきをしなかったのだろうと思います。あと付け加えるとすると、鹿児島の鶏肉や豚肉がおいしいということと私が魚介類好きなのもその理由にあるのだと思います。すき焼きに魚介類は入れませんものね。ちなみに昨日息子の誕生日でしたが、息子の料理のリクエストはチキンステーキでした。今日の娘の弁当のメインディッシュは手羽先の唐揚げでした。今日のうちの夕飯はトンカツとチキンカツです。やっぱり鶏肉と豚肉ばっかりでした。(作っているのが私だからかな!)
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# by yksayyys | 2017-01-25 18:31 | 育児・家庭 | Comments(2)

桂太郎と参謀本部

 「国際化時代と『大正日本』」を読む中で「教科書的通史」の修正を必要とする記述もあった。桂太郎と参謀本部と書いたが、2つに直接的なつながりはない。
 桂太郎はこれまで「第一次護憲運動」で「閥族」の代表的人物として倒閣運動の対象となったこととして有名である。尾崎行雄が桂を批判した時の「玉座を以て胸壁となし、詔勅を以て弾丸と為す」の言葉は当時の国民を十分に鼓舞しただろうと思われる名セリフである。しかし、桂の実像はかなり違うようである。立憲政友会に対抗して立憲同志会という政党を作ったのは知っていたが、これまでの知識では「政党政治勢力をつぶすために官僚等を動員した政党」というイメージであった。伊藤博文が自由党、立憲改進党に対抗して立憲政友会を作ったのと同じ理由である。しかし、この立憲同志会は社会政策を掲げるなどかなり進歩的な考えを持つ政党であったようである。政友会の「利益誘導」体質に反発する勢力が結集した側面があるとのこと。後藤新平の入党は典型であるし、若槻礼次郎、加藤高明などかなり洗練された人物も結集していた。桂は倒閣運動によって首相を辞任し、のちガンで亡くなってしまい、この政党は加藤高明によって引き継がれていく。最後は民政党として2大政党に成長することにもなる。 
 統帥権の問題がのちの軍国主義の台頭を許す事になったとよく言われるが、その統帥権の元凶参謀本部が政府の統制から離れたのは実は桂内閣後の山本内閣の時である。山本内閣は、軍部の横暴を抑えるために陸軍大臣の現役武官制を廃止しその対象を退役軍人に対象を拡大した。退役軍人に軍部の命令は届かないために、それはそれで軍を抑える事に役立ったと思われる。が、その時に軍が組織改革を行い、軍の編成権など実質的権力を陸軍省から参謀本部に一括して集中したのである。軍の暴走を抑える政策が軍の暴走を許す改革につながったという皮肉な結果となったのである。
 

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# by yksayyys | 2017-01-22 09:15 | 読書 | Comments(0)

紀要編集

 集まらないと嘆いていた紀要の原稿が少しずつ届きだした。それでも例年の3分の1程度。メインの県大会、フィールドワークの原稿も届かない。しょうがないので、学習会の資料なども原稿に加えることにした。それでも薄くなることはしょうがないが、とにかく編集作業を始めて2月の製本、3月配布のスケジュールだけは崩さずにいきたい。 
 結果的に、名前こそ出ないが自分の文章の比率が高くなってしまうのが嫌な感じである。どんな雑誌も頼んだ原稿が揃わなければこういう風に編集部が穴を埋めていくんでしょうね。とは言っても編集部は私だけなんですよねえ!!!

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# by yksayyys | 2017-01-22 08:31 | 社会 | Comments(0)

 通史ものの中で最も読みやすいのはもちろん近現代史である。時代背景や用語が理解しやすいせいもあるし、何せ資料が豊富であり出てきた史料を素通りせずに読むことができる。ただし、戦後史くらいになると「同時代史」になってくるし、著者の思想・信条が(左右を問わず)明確になってイライラすることもある。ということで、明治から第二次大戦あたりまでが自分にとってはちょうど良い。その中でも「大正」という言葉にはどうも弱い。「大正」という名のつく本をすぐに買ってしまう。大学の卒論がそこだったからという理由もあるが、正確には興味・関心があったからそこを選んだというのが正しい。だいたい、あの卒論なんてゴミと一緒である。頭のいい中学生なら夏休みの宿題で書いてしまいそうな内容である。 
 そんなお気に入りの「大正」なのだが、最近「大正デモクラシー」という言葉をとんと聞かなくなった。「やっぱり」という感覚が私にはある。私の周囲の人々はほとんど「大正デモクラシー」を評価しない。理由はうなずけるものも多い。「デモクラシー」を唱えた人々がその後雪崩をうったように「ナショナリズム」の担い手となっていくからであり、その思想内容も「天皇制の枠内の民主主義」であるからである。あるいは外来の思想をそのまま直輸入した「民主主義」「社会主義」だったということもある。ただ、当時は世界中がそういう雰囲気にあったということは重要であると思う。「国際協調」というのは列強主導であれ、世界標準の考えであり「民族自立」もタテマエとはいえ理屈では十分まかり通っていた。ざっくり言うのははばかられるが、実に多様な形で、雰囲気として「人権」「民主主義」「平和」という雰囲気が日本や世界を覆っていた時代である。そこになにがしかの夢を託して考え動いていた人々の事を考えると何となく心が動いてしまうのである。
 私は、この時代と今がどう違っているのだろうと思うことがある。スマホやロケットなどの「文明の利器」はともかく人々の頭の中はこの頃とあまり変わっていないのではないかと。天皇、政党政治、財閥、右翼に左翼、メディア、警察、軍隊、女性、マイノリティ・・・この頃洋服を着てトンカツやカレーライスを食べて円本を読み、映画や芝居、落語、相撲、野球を楽しみ、デパートに買い物に行った庶民達。その人たちがその後軍国主義や独裁者に期待していった事と今の人たちが安倍やトランプに期待している事とどれほど大きな違いがあるというのか。今トランプの就任演説が批判の的となっているが、オバマの退任演説も「格調高い」と評価する声がある一方「またリベラルのお説教か」との批判も多いという。
 歴史の本は歴史の本で楽しみたいし、実際に楽しいのであるが、こういう世の中だとどうしてもそういう事を考えながら読んでしまう自分がいる。
 あと、様々なマイノリティが自らの不遇に気づき立ち上がる姿が何ともかっこいいのである。いつの世も「何もしない人々」の「評論」はうんざりするものである!

 ※ 最近、ようやくという感じで大正天皇の評伝が相次いでいる。が、評価はバラバラのようである。両「大帝」に挟まれ、扱われることが少なく「病気」のみが強調される気の毒なイメージであるが・・・

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# by yksayyys | 2017-01-22 08:21 | 読書 | Comments(0)

元同僚の悲しみ

 人間ドックの待合室で地元紙M新聞を読んでいたところ、かつての同僚の記事が大きく扱われていました。息子さんが骨肉腫で亡くなった悲しみが綴られていました。そういえば、「子どもさんが難病で北陸の病院まで行っている」と聞いたことがあったのですが、看病むなしく亡くなったようです。知っている人だけにその思いが重くのしかかってくるようでした。その同僚は言っています。「何気ない日常がどんなに大切か!」人間ドックの日だけになおのこと身にしみました。
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# by yksayyys | 2017-01-18 18:10 | 社会 | Comments(0)

人間ドック

 今日は1日人間ドックでした。前日から風邪をこじらせていたため延期しようかとも思いましたが、今後休みを取るのは難しそうなのでそのまま行ってきました。血圧が高かったり炎症反応があったりと風邪の影響はありましたが、概して数字は安定した数値を示し担当医は「問題なし」と言ってくれました。尿酸値も5,7といい数字をキープしています。唯一胆嚢ポリープが気になるということでしたが、「魚介類をいっぱい食べて下さい。」と言われました。続けて「魚介類は好きですか?」と聞かれたので「大好きです。」と答えると「楽しく健康づくりができそうですね。」と言われました。確かにそうですね。楽しみながら健康を目指せそうです。さっそく帰りにイオンで魚介類の総菜をどっさり買って帰りました。子どもたちは肉一辺倒ですけどね・・・
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# by yksayyys | 2017-01-18 18:05 | 育児・家庭 | Comments(0)

映画「湾生回家」を見る

 マルヤガーデンズシネマに行ってきました。今日から台湾映画祭ということで「湾生回家」という映画を見てきました。湾生というのは「台湾出身の日本人」という意味です。台湾に生まれ台湾に育った人たちが戦後台湾が植民地から解放された後、どのように台湾への思いを募らせていたかをドキュメントで追った映画でした。映画というよりはHNKスペシャルのようなドキュメンタリーでした。映画に登場したそれぞれの人物にそれぞれの複雑な事情が存在しました。しかし、共通するのは「台湾への思い」でした。印象に残ったのは台湾の人々の熱い人情でした。これまでも「朝鮮半島に較べて台湾の人々は日帝植民地時代にそれほど悪い印象はない」という話を聞かされてきました。おそらく、朝鮮半島がそれまでの国・王朝を廃止して植民地統治を強制したのに対して、台湾は清王朝から日帝支配に変わりインフラ整備や農地開拓が台湾民衆に好意的に受けとめられたからだろうと想像はできます。しかし、台湾の人ははっきり「植民地支配にいい事も悪い事もあった」と言っていました。それが本当だろうと思いました。「湾生」の一人の女性は言いました。「私は自分を異邦人だと思いました。」日本人に違いないがどう考えても自分の故郷は台湾である。愛国心と郷土愛が引き裂かれていると感じました。 
 私の座席の近くでずっと涙を流す若い女性がいました。きっと何か深い関わりのある方だろうと思いました。
 
 月並みな言葉ですが「まだまだ知らないことがいっぱいある。」そう思いました。

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# by yksayyys | 2017-01-15 19:08 | 映画 | Comments(1)

勉強になりました!

 今日、HB研究会に参加してきました。土曜授業でしたので、授業が終わってから急いで会場に駆けつけました。最初の報告はわれらがN会長でした。本業の古代・中世史ではない「夜店」の近世学問史の報告でした。とは言ってもそっちの方が楽しそうな(笑)!報告自体はとても緻密なものでした。歴史学というものの緻密さ、実証性へのこだわりが十分に感じられるものでした。というか、N会長の研究によってどんどん歴史の舞台に登場してくるMなる人物は本当に幸せものだなあと思います。次の報告はHフィールドワークでよく一緒になるKさんの「廃仏毀釈」でした。今、私の好奇心を最もくすぐるテーマであります。期待に違わず興味深い報告でした。「鹿児島の廃仏毀釈はなぜああも徹底していたのか」を国学者、藩主、藩士たちの動向を探りながら丁寧に報告していました。私もいつになくいくつもの質問をしてしまいました。かねては「素人が軽々しく物を言わないように」と自重しているのですが、今日は報告者が二人とも知り合いだけに気持ちが軽くなっていました。帰り際、やはり旧知の若者と話しました。3月に修論の内容を報告するようです。K大学でSさんにかなり鍛えられているようでした。この若者の実力はN会長から聞いていました。彼は教職を目指しているようです。私から見ると研究者タイプだと思うのですが、教員をしながら研究をすることにあこがれがあるようでした。彼は「N(会長)さんと先生みたいになりたい」と言いました。まあ、私はNさんの付け足しとわかっていますが、「実践的研究者」をめざす若者がいるのは実に嬉しいことだと思います。
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# by yksayyys | 2017-01-14 21:24 | 社会 | Comments(0)