「新あつい壁」を観て
制作協力券を買った人(それだけの意識のある人)には,是非見ていただきたいですし,それなりの方にも見ていただきたい作品なのですけどね。

患者の数を減らす為に。療養所って言われる所で生まれた
子供、新生児からこの病気だった人もありました。母親の臍帯
を通じて感染。それに8歳以下の子供は感染しやすいのは事実
でした。この病気の子供を持つと、その感染の危険性から病人
を増やす事になります。療養所生まれで、この病気に親から感染
して両足切断の女性のインタビューを読んだ事がありました。
~昭和30年以降になると、患者は症状が軽快すると国立の
療養所を出ようとすれば出られましたよ。新たに発見された
この病気の人ももう施設に入所せずとも良かったんです。
(予防法がなくなったのは96年でしたが。尊属規定みたいな
もので、実際はそうでした)大体、大正時代で推定10万人は
下らなかった患者、何故あんなに多かったかというと、それは
感染していたからです。道端や寺、貧民窟によくこの患者は
いましたからね。療養所を逃げ出した親が家に戻ってきて子供
達に感染、その親は精神病迄発症して国立療養所に逆戻り
っていう例も読んだ事があります。