田村貞雄「新編 日本史を見直す2」(青木書店)を読む

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 田村さんは「ええじゃないか」の研究で有名な人です。が、私にとっては毛利敏彦の「西郷は平和主義者だった」説を強烈かつ実証的に批判した歴史学者というイメージの方が強いです。詳しくは田村さんのHP上の論文を読むのがいちばんいいと思いますが、この本にもその辺のことが簡単に書かれてあります。この本、1980年代に旧版が出て1996年に新版がでたもので、前近代、近代でそれぞれ1冊ずつ出ており、「大アジア主義の系譜」というようにひとつのテーマで日本史を論じています。ずっと前に雑誌「社会科教育」でUm先生が「おすすめの本」として紹介していました。今日、歯医者の待ち時間から読み始めましたが、「テーマ毎」であるのが新鮮でいいですね。単なる通史だとついつい退屈になるのですが、「問題解決的」に書かれてあるので頭の中にすっと入ってくる感じがします。
 ところで、毛利敏彦さんは最近どこかで「遣韓論もようやく学会の定説となってきた」と書いていましたが、私が聞いたあるいは調べた範囲ではまだまだ少数派のような気がします。
 あ、そうそう!この本の前近代の1の方が絶版になっていました。どっかないかなあ!
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by yksayyys | 2008-12-20 12:38 | 読書 | Comments(0)